こんにちは!
TOP50第4戦が桧原湖で今日から始まりましたね!
トップからい1kg以内に38名、44位までが3kg以上って完全に僕の知っている桧原湖ではありません。僕がTOP50に出場していた6年間は毎日3kgがとりあえずの目安でした。ちょっと野尻湖化してきましたね。凄い。Fantasita4人衆は今のところ予選突破圏内。明日が楽しみですね。
さて、そんな金曜日ですが、自分のトーナメントのレポートをします。
9月3日に三瀬谷ダムにてチャプター奥伊勢湖宮川の第5戦が開催されましたので、その詳細です。
読みたいところをどうぞ
前日プラクティス
前週が七川ダムでチャプター和歌山だったため、この前日プラが重要だと気合を入れて朝6時過ぎには出ました。
水位的には81.2mほどと少し減水傾向だったのと、水温も最高水温期から下がって表水温でおよそ26℃、水深12mで10℃といった秋の様相です。
陽の角度もすっかり秋。
上流へ流しながらショアラインを見ていきますが、ほとんどバスが見えません。見えないということはそのまんま”見えないレンジに居る”ということで、ショアラインに所かまわずネコリグを入れていきますが、水深4mほどまでで食ってくるのはノンキーばかり。
そこで、ディープクランキングにシフトして7mくらいに映る魚を直撃してみることに。
選択したクランクベイトはIK-500。コイツが急速潜行してくれる上に、30mほどドラッギングしたところで水深7mまで達してくれる。これで、スタンプなどを擦りながら巻いてくると250~400gくらいではあるけどもキーパーが連発してくれました。
同じレンジ~10mまでにダウンショットを通すと、今度はノンキーの嵐に。
とりあえず、ベースはクランキングで作るというプランが立って、さらに上流に向かいます。
最上流まで上がっていきましたが、途中でバスを見たのはたった1ヶ所。40~50cmくらいのスクールが居る場所がありましたが、少し特徴的な場所です。ネコリグを入れると、ス~ッと寄って行って食おうとする。ここで釣ってしまっても意味がないので、回収して下流へ下ります。上流の情報はこれで十分。
途中、気になったストレッチでフットボールをやりますが、こちらはバイトが出るだけでフッキングには至りませんでした。どうやらタックルバランスに変更が必要なようで、それさえ調整すれば使えそう。
ついでに、ディープのスタンプに流れてきた木が引っかかった場所があったので、ディープクランクを通すと…
こんな1700gなんていうバスも釣れました。とは言うものの、これに期待しちゃうのは浅はかだな~と。それにしても綺麗なバス。ディープクランクで釣ると「根掛かりした?」なんて思っちゃいますよ。ロッドはブチ曲がりです。
そんな訳で、上がってからIK-500を買いに行きましたが、当然売ってる訳も無く…
人生で初のこのタイプのルアー回収器をフィッシングYOU鈴鹿店さんで購入。
だいたい、本番ってプラよりも丁寧にボトムをトレースするので、根掛かりが多くなりますから。
本戦
ベイトタックルのスタメンたち。
前日プラでフットボールで上手く行かなかったタックルを変更。単に「左巻き」から「右巻き」に、ロッドを70Mから610Mに変更しただけですが。こういうちょっとした調整が重要だったりするんですよね。
こちらはスピニングチーム。ただし、この日は出番があまり無いのでは?というスタート前の感じ。
ディープクランキングは通用せず
朝は秋らしく冷え込み、さらに前日の快晴とは違って曇って晴れ間は見えませんでした。更に、5cmほど減水。
これがどう影響しているのかは不明でしたが、とりあえずクランキング場所に向かいます。
場所は宮川大橋近辺。
ディープクランクを超ロングキャストし、7mくらいを通しますが、前日とは打って変わって全く反応無し。前日は10本くらい釣れたのですが、釣り過ぎた?!
そうこうしている間にネガカリ!
早速買ったルアー回収器が活躍します。しかし、全く反応無くリズムが悪い!
ということで、今度はダウンショットに変更し、7~10mを探っていくと今度は少し深いところでノンキーラッシュ。10本ほど釣れましたが、全てノンキー。
すでにスタートから1時間半ほど経っていて、「マズイな」という空気が流れます。
そこで、一応用意しておいたフットボールジグに変更。理由は単純なんです。バスは前日同様HDSに映るんですが、前日より若干深い。また、活性が高くて回遊していて「向こうから見つけて食いに来る」というように感じたため、敢えてボリュームアップをしたんです。
すると、これが大成功!
3/8ozのフットボールでキャストするごとにバイトがあります。もう1キャスト1バイト状態。トレーラーはGary エコ4インチグラブ。
ロッドをREGISTA FRC-70M MGSからREGISTA FRC-610M MGSに変更したのですが、こちらも正解だったかと。フットボールがボトムタッチした時の感覚が全然違う(ただ単に610Mに慣れ過ぎてるだけ?)
ひたすらフッキングし、およそ半数をキャッチ。サイズ的には前日にディープクランクで釣っていたサイズでとりあえず20本ほど釣って入れ替えしまくったところで、ライブウェルには350g、350g、300gという面子でリミットメイク。
当面の目標は1kg超え(前日の周りの釣れ具合からしても、これくらいかなと予想)だったので、1stステップは超えたなと。この時点で10:00前でした。
前回の試合の反省を生かしたプランニング
8月13日に同場所で開催されたチャプター第2戦(振替戦)では、同様の試合プランだったにも関わらず、スタートから最上流を目指してしまい、自滅。
10:00前に1kg超えをし、「上流へ行くか?」とも考えました。しかし、上流のバスには”日が出ている事”と”水温が上がる”という条件があったので、この時点ではまだ曇っており自制しました。そう、ガマンガマン。少しは大人になったでしょうか?(笑)
しばらく、そのままフットボールで釣り続け、ようやく一番下が340gに入れ替わり。
天気も晴れてきて、「暑っ」と感じる日差しになってきました。
10:40に最上流を目指して宮川大橋を後にします。
三瀬谷最上流に居る2種類のバス
とは言っても「種」のことでは無いですよ。
まず一つ目。8月13日に居たのは本当の意味でのバックウォーターで「ジャ~」って流れ込んでいる流心に居るヤツ。コレは所謂「ベイトフィッシュ食い」のバス。アユやオイカワ、ウグイなどを捕食しています。こういうのは垂直岩盤にべったりくっついていたりもします。そりゃ、「食う相手」に見つかったら逃げられてしまうので、当然の行動ですよね。しかし、こういうバスはi字引きやミドストで比較的イージーに釣れます。
二つ目。今回の前日プラで上流を見に行った際に居たバスのスクールです。
こちらは流心やメインのカレントではなく、凹み、それも大きめの石や岩がゴロゴロしている場所に居たバスです。これらは、小エビやゴリを捕食していて、それほどタイトについておらず、所かまわず泳いでいます。また、泳いでいる割にボトムを意識しているので、食わせる場所は当然ボトムとなります。
前日プラで上流でチェックした要素のこの二つのうちのどちらのバスが存在するか?だけでした。
いざ上流に着いてみると
当日も減水が進み、上流に着いてみると前日比10cmほどの減水に。しかも、風が強い…
前日に良かった石や岩のあるフラットを中心に見てみますが、全然見えません。
ちなみに水質はこんな感じ。
(写真提供はVerdeさん。三瀬谷のSUPのみなさんです)
これはまだ風が収まった後ですが、かなり強く、バスの姿が確認出来ません。
しかしながら、風の弱い間を見てよく見ていくと、前日よりも少し下流側へバスが下っている事が分かりました。
宮川大橋の”大岩”という場所ですが、「ここしかない!」というところで、とりあえずネコリグで探り始めます。
すると釣れるには釣れるのですが、240gのオンパレード。5~6本全部同じサイズで入れ替わらず。
そこで、メイプルデプサーの1.8gのダウンショットに変更してみました。ちょっと見え方が変わってくれればなと。
すると即答!
バニッシュ・レボリューションよ、よく耐えた!
グッと抑え込むようなバイトと共に、強烈な引き。
そして、岩の下へ下へと突進していきます…最初余りの引きに「鯉か?」とも思いましたが、とにかく油断しないでおこうと自分に言い聞かせて、見える範囲でラインの角度を調整していきます。が、巻いたら巻いた分だけラインが出ていく…
おまけに魚体が全く見えない…ずーっと岩の下です。そして、ラインから伝わってくる「擦れてますよ~」の感触。。。諦めたら負けやと思い、勇気を出してスプールを押さえて何とか岩から引きはがしていきます。「神様」とおそらく10回以上は行ったでしょう。
浅場の岩の下から引きずり出したのは2kg秤を振り切るヤツ。検量時に測ったら2300g以上ありました。まさに”ヌシ”でしょう。
好き放題引っ張られ、バニッシュ・レボリューション3ポンドはリグから10m以上ズルズルになっていましたが、よく耐えましたよ、ホント。
こういうのがバレない時っていうのは「勝つ時」なので、そのまま急いで帰着に向かう事に。
結果、2位に1400gの差を付けての優勝となりました。フィッシングYOUカップはこれで3勝目(4勝目?)。凄く演技がイイ!
タックル
今回はそれぞれのロッドが性能を全て発揮して勝てたという試合。タックル、試合のプランともに会心の勝利となりました!
フットボールジグ
ロッド:Fantasita REGISTA FCR-610M MGS
リール:Revo ELITE8(右・ZPI”NRC-923M他フルチューン)
ジグ:3/8oz
トレーラー:Gary エコ4インチグラブ
これがあったおかげで、当日の試合のベースが出来ました。右巻きなのは私が「昭和」だからです(笑)
ディープクランク
リール:Revo Power Crank6(右・ZPI”NRC-923M他フルチューン)
ルアー:IK-500
その他:ルアー回収器
前日にこれの後ろ盾が出来たおかげで、試合展開が楽になりましたね。当日は釣れませんでしたが、これからどんどん釣れるようになっていくはずです。
ちなみに、亀山ダムで知った使い方ですが、冬から密かに池原で練習しておいて良かった!
このスタンダードFantasista72X-HDは、本来はヘビーカバー用ロッドですが、ディープクランクにベストマッチング。今回たまたま持って行ってて正解でした。また詳しい使い方など知りたい方ガイドまで!
ダウンショット
ロッド:Fantasista STUDIOUS FNS-60ULSⅢ
リール:Revo MGX 2500SH (ZPI” RMR-55AB ハンドルチューン)
シンカー:1.8g
ワーム:GRAYZ メイプルデプサー(Dスぺ)
ラインが切れずに耐えきったのも、ロッドが上手く力を逃がしてくれたから。このULSⅢは初代60ULSに回帰した感じで、バット~ベリーが強く、「パリッとした」感じなのですが、これが適度に力を逃がしてくれながら、バスに主導権を与え過ぎない感じでしたね。
また、ドラグの「ヌルヌルチューン」も効いてたかな。
ワームは、何故メイプルデプサーを選んだのか自分でも分かりませんが、何となく「コレかな」と。Dスぺは自分の一番好きなカラーってのもあるけど、水の透明度に合わせてみました。
とにかく、全てのバランスが上手く調和してキッカーがキャッチできたのだと思います。
近畿ブロック出場権獲得
表彰式が終わり、これが最終戦のため、年間発表。年間は地元、大台町の大原選手。さすが、ホームですね。皆さん、おめでとうございます。
私はというと、年間12位→8位でフィニッシュ。最後、勝ってここまでやったんやから仕方が無いか…終わってみると悔しいです!
近畿ブロックチャンピオンシップ(10月15日・池原)の出場権はと言うと…7位まで。。。あぁ、あと一歩及ばずか…と思っていたら、7位の選手が他のチャプターで年間を獲っているために繰り上げ。タナボタですが、出場できることになりましたとさ。
来年もチャプター奥伊勢湖宮川をよろしくお願いいたします!
今年も延期こそ1戦ありましたが、全5戦を無事に完了することが出来ました。これも日頃より事故の無いように注意しながら秩序を持って釣りをしてくれている皆さんのおかげです。ありがとうございます。
来年もチャプター奥伊勢湖宮川は皆さんに楽しんでもらえるようにトーナメント運営を努力していきますので、皆さんの出場をお待ちしております。また、「来年からトーナメントに出てみようかな」とお考えの方が周りにおられましたら、ぜひぜひ三瀬谷のチャプター戦に誘ってあげてください。トーナメント初心者にも入りやすいチャプターだと思いますので、よろしくお願いいたします。
当面のスケジュール
近畿ブロック出場が決まりましたので、10月の予定も埋まりつつあります。
9月10日 青野ダム(PFJ・バークレイイベント)
9月12日 池原ダム(ガイド)
9月17日 七色ダム(チャプター和歌山最終戦)
9月29日~10月1日 野尻湖(マスターズプリプラ)
10月5日~8日 野尻湖(マスターズ最終戦)
10月9日 河口湖(バスプロ選手権プリプラ)
10月15日 池原ダム(近畿Bブロックチャンピオンシップ)
10月19日 池原ダム(動画撮影)
10月26日~29日 河口湖(バスプロ選手権)
と、こんな感じですので、まだまだ試合は続きます。
ガイド可能日はまた後日アップします!