JB入鹿池第2戦レポート

こんにちは!

連日の更新です。いや~、今年はなかなか大変です(笑)

入鹿池1戦目の3日後にマスターズ第2戦のために気合入れて北浦まで行ったら、まさかの荒天予報により延期、、、そこから慌てて帰ってきて道具を積みなおして再び入鹿池のプリプラに充てる(7月11~12日)という感じのバタバタさ。そして、7月2回目のJB戦(7月19日)を迎えるという感じ。まぁ、身体的にはあくまでも走るのは車が走ってくれるのでさほど大変ではありませんが、この第2戦はそれとは別のしんどさを味わって、まぁまぁ地獄でした(汗;

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前日プラ

7月18日。相変わらず続く高水位。原因は梅雨による流入の多さです。

2週前の1戦目より増えました。そして、放水により減ります。つまり、増えて減っての繰り返し。バスのポジションも安定せず、カバーに付くわけでもなく、沖に出るわけでもなく…さらに、この日も朝から大雨。

とりあえずはローライトながらも確認の意味を込めて、郷川近辺や今井側筋の目ぼしいカバーをカバージグ(14g)とパワーフィネスタックルによるカバーネコ(3.1g)で撃っていきますが、何の反応も無し。

水温的には2週前の第1戦とほとんど変わらずで、梅雨特有の季節の停滞感があります。

第1戦時と同様に沖の表層近辺にたま~に映るバスは居るには居ますが、イマイチ数が多くない。そして、相変わらず7~10mにしか生命感が濃くなく、なおかつワカサギの群れが散っていてそれに付いてるバスも居ないという状況。

湖をぐるっと回りながら、とりあえず雨が止んだタイミングでショアラインの状況を確認のために見ていきます。まず分かったことは、なかや荘ワンドの南岸にいくつかテリトリーを意識しているバスが居るということ。確かに本戦翌日は大潮初日。スポーニング最終版としてはアリと言えばアリかと。もう7月も後半ですけどね。ただ、同じエリアに3本見えましたが、どれも動く範囲が広い。。。

次に、そこから出た赤土のバンクのどシャローにたまにボイルするやつが待機していましたね。これは2本くらいで行動しているんですが、ピタリと止まって沖側を見ています。沖側を泳いでいくカワムツかオイカワか分からない脚の速い魚に対してたまにボイルしています。ただ、コイツらは非常にアプローチが難しい…

さらに湖北岸~今井川入り口にかけて3つほどフライ守り。痩せたオヤジが一生懸命守っています。ただ、これは風によってフライが移動して、それに従って場所が変わっていくので、何とも狙いにくい。

ただ、ラッキーだったのはたまにあるインレットにたまに姿を見せるバスが居たこと。これがヒントになって、「回復しているバスはインレット(カレントが保証されている場所)に寄るのかもしれない」と考え、濁りのあるインレットで試してみたところ、デカいのが食ってきました。

これで、翌日のプランはある程度決まってきました。ただ、これは第1戦よりも湖の状況がタフで下手するとノーフィッシュもあるなと覚悟はしました。正直、昨年より経験してきた入鹿池の中で一番キツイ。そのうえ、違う意味でキツさを味わうとはこの時点では思ってもなかったですね。

本戦

明けて7月19日本戦。

前日の涼しさから打って変わって朝からドが付くほどのピーカン無風。もう準備の時点で汗だくです。空調服持って行って正解。

スタート後、やはり皆さん第1戦とは違う方向へ。

自分のゲームプランは今井川筋の濁りのある部分(入口からちょっと入ったところから奥)でベントス(底棲生物)を食っている、もしくはインレットで流れ込んでくるプランクトン(この場合は虫やミミズ)を食っているバスに絞ってました。それ以外の本湖の比較的クリアな場所では食わす手立てが自分には弱い。

自分も今井川筋を目指します。まだ陽が昇りきってないうち、というか水位が減らないうちはカバーを撃ちながら様子を見ます。カバーを丁寧にジグで撃っていきますが、何の反応も無し。

そうこうしている間に、早くもかなり暑くなってきたので、シンプルに最奥のインレットへ。

予想通り、結構な数のおかっぱりが既に居ましたが、そこは逆手に考えて「それだけおかっぱりで叩かれているなら、少し沖側に出てるんじゃね?」とかなり沖にポジションしてスリムクローラーのネコリグを落とします。雨後の今井川からの流れ込みなので、そこそこ濁りが強いということで、カラーは黒。それを1.1gと少し重めのシンカーで水深4.5mに落としていきます。元々”溝”があったところでハードボトムが約束されているので、ボトムに確実に付けながらスーパースローに引っ張ります。

ほどなくして、

1030gをキャッチ。想像通り、アクティブに餌探してるヤツだったようで、普段は250~500gが釣れるような場所でコイツが来てくれました。かなり強烈な引きだったのでそれなりにスポーニングから解放されて時間が経ったヤツかなと。実は、前日のバスも引きの強さがそれなりのコンディションを表していたので、そういうヤツがきっと居るはずだと思いました。このタフな状況でとてもありがたい!

さて、ここからどうするか?というより、すでに暑さで自分がほぼダウン。。。自分の回復に励みます。暑熱順化というんですか?それがまだ出来ていない感じで、非常にツライ。これが言ってた違うキツさです。

空調服を投入し、保冷剤で両脇と首を冷やす、そしてアルカリイオン飲料と塩飴。自分が数少ないシェードに逃げ込みます。。。何せ、前日の大雨で水を含んだデッキからスチームサウナのような蒸し上げです。これはたまらんですよ。

とりあえず自分がシェードに逃げ込みます。何とか酷い熱中症を回避し、思考能力も回復しました。

いや、これはマジで本湖に居る選手は本当にツライやろなと。表水温は上がって見た目上は水温が上がったようには見えるかもしれませんが、水中はおそらく前日とあまり状況は変わらんだろうなと。まして、表層での食い方がイマイチ本気じゃなかったところを見ると、どうも雨の水を嫌っているのではないかと。

そこで、やはり当初の予定通り、濁りのある今井川筋で最後まで粘ることに。

しかしながら、ポツリポツリとは釣れるものの、どれも24~24.5cmとキーパーサイズに僅かに足りず。。。残り1時間弱で帰りしなに本湖のバンクをキャロで引っ張ってみるも反応なくタイムアップ。

結果は11位。”踏みとどまった”というのか、どうかは分かりませんが、何とか繋いだ感じではあります。野球に例えるなら送りバントか犠牲フライといったところか?!

優勝の永田プロはトリプルスコアに近いウェイトで”圧勝”。5位の阿部プロで1440gなので、あともう1本だったなという悔しさがこみ上げてきますね。ただ、そのもう1本が遠いんだよなぁ。。。

皆さん、おめでとうございます。

ウェイインは34人中16人。やはり初戦よりかなりタフでしたね。

タックル

ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FNS-60XULSⅡ “Shake”

リール:Abu Revo MGXΘ 2000S

ライン:Berkley VANISH Revolution 3lbs

ワーム:Berkley スリムクローラー(黒)

フック:RYUGI フォグショット #5

シンカー:Rein ネイルシンカー 1.1g

スリムクローラーはボトムまで落としてシェイクしながら超スローなズル引きです。ボトムから放してしまうと上手くベントスを表現出来ませんので、放し過ぎないようにわずかに重めのネイルシンカー(通常は0.9gが基準)を使います。

スリムクローラーは、今回の釣りに関しては濁りの中で中層で見せる必要が無かったので、突起物は全てカットして、ストレートワームとして使いました。速くボトムまで落とすための措置です。このワームはあらかじめネイルシンカーを入れる穴があるので、非常にありがたいですね。

年間は

いや~、今年は去年より綱渡りです。戦前から「今年のアタマ2戦は苦戦する」と予測はしてましたが、まさに予想通り。

まず、初戦優勝の小林プロが4位に入り、暫定年間1位。

初戦3位のTOP50阿部プロが5位に入り、恐らく暫定2位。自分はそこから8ポイント差での多分3位。トップとは11ポイント差。

初戦5位だったので、数字上の年間順位は上がりました。プラスに見ればそんな感じ。でも、去年よりもキツいポイント差という現実もあります。初戦もそうでしたが、唯一来たマトモなサイズのバスをノーミスで取り込めているという奇跡的な綱渡りでここまで来ています。ここのフィールドはそれだけミスが命取りということ。

今後も来るべき少ないチャンスをモノにしながら、「地力」というのを見せられたらと思います。まぁ、追われる立場より追う立場の方が楽ですしね。まだまだ続くで、綱渡り(笑)

第3戦は8月23日。季節感も相当変わっていることでしょう。次回もキツイ試合になるとは思いますが、楽しみますよ~

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