JB入鹿池第1戦レポート

こんにちは!

ブログ上ではご無沙汰ですね。コロナの影響でトーナメントの延期どころか、6月まではほとんど釣りのネタも上げられず…いつもと違う感覚でなんだか生活しづらいですね。

おかげさまでトーナメントも今年後半に延期となって、7月以降のスケジュールがかなり詰まってしまい、ブログの更新すらままならんという状況でした。

さて、そんな昨日はすでにJB入鹿池第2戦が終わってしまいましたが、まずは7月5日に開催されたJB入鹿池第1戦のレポートから書いていこうと思います。

前日プラ

今年は昨年の入鹿池と違ってとにかく水位が高いです。この写真は7月4日のものですが、EL90m。昨年同日は88m。つまり2mも高い。というより、むしろ「昨年は水位が低い年だった」と考える方が良いのでしょう。”池”(実際はダムですが)がとても広く感じます。

表水温は25℃ほどと昨年同日よりは1℃ほど低いですが、水温構成自体は7mが21℃、8mが18℃ほどと前年と変わらずという感じで、サーモクライン自体も同じ。

しかしながら、減水していないためか、ワカサギがまださほど沖に出ておらず、したがってバスもまだバンクに依存している状況で自分にとってはかなり釣りにくい。要するにミドストなどの中層の釣りが狙ってやりにくいという訳です。前年同月はすでに第2戦(ちょうど優勝した試合)でしたが、昨年よりは季節の進行がかなり遅いなという印象でしたね。

ボイルも圧倒的に少ないのですが、たま~に人目もはばからずにボートの近くに浮いてきて、何かを食って帰るのが見えるんです。という訳で、魚探にそれっぽく映るエリアをいくつか回って、ボイルするのを待ちよ~く観察するという地味な作業をしてみることに。

待つこと数十分。。。ようやく何やら食っているシーンに出くわしますが、どうも食っている対象が”見えないもの”なんですよね。。。ま、自分が老眼というのもあるのかもですが、どうやら相当小さい物を食っているようでして、少なくともワカサギの当歳魚などのネクトン類ではないなと。

昨年の第2戦も今年からTOP50の吉川永遠プロのポッパーとの一騎打ちになりましたが、おそらく昨年とは違う意味での表層勝負になるのかなという感覚でしたね。

あとは、バックアップ的に前週プラで見かけたミッドスポーンのバスから季節が進んだケース、特に雌が産卵後に一度ゆっくりするようなワンド出口のバンクで何かしら待ち構える釣りをするかということで、郷川から今井川入り口まで続くワンド群の出口のバンク、特に削ってある垂直な壁に生命感があるような場所を探して行きました。

これで当日は、表層の釣りと水中のポストスポーンの釣りの二本立てになるなと。そんなところをぐるぐる回りながら、魚探とにらめっこして、よさげな場所をノートに書き留めて行きましたが、13時あたりから謎の胃痛に悩まされて早上がり。

それでもプラ的には良いプラが出来たのではないかなと。ただ、今年1年を見ていく中で、プラの量やスケジュールから「アタマ2戦は苦戦するだろう」と考えていました。なので、少ないチャンスをきっちり物できれば後半につなげることが出来るなと。そう考えてラインを巻き替えたのが翌日に活きるとはね。。。

本戦

ようやく待ちに待った開幕となったJB入鹿池第1戦。

今年のJB入鹿池のフライトは、ゼッケン通り。先にTOP50選手の前田プロと阿部プロがスタートするので、自分は3番フライト。

スタート後、何とアタマ3人、いや山田プロも含めて4人とも同じようなエリアに…まぁ、狭い池なので(実際はそんなに狭くないですけど)、ちゃんと見てる人が「良いエリアだな」と気付く場所はだいたい似てくる。自分も前日にぐるっと湖一周回って、最後に胃痛のために早上がりするのに通った場所だけ、他の場所と違う生命感、要するに「上に浮いてくるバス」がいくつか映りました。それが通称サトシン岬~入鹿の里ワンド(この呼び方でいいのでしょうか?)にかけてのエリア。

ライブスコープにはワカサギをバンクに追い詰めて”食い下げてる”生き物と、表層近辺で”何か”を待ち構えているおそらくバスであろう生き物が映ります。

まずは、そこで小型ポッパーから始めますが、近くですぐにバスをキャッチする阿部プロを横目に自分には何も反応がありません。。。が、たまたま表層近辺に浮いてきたバスに対して、

ホローベリーフィンテールのピクピクでアプローチしてみると、、、食った!が乗らない。。。あぁ、少ないチャンスを逃したか?!

という訳で、食い下げているバスにもディープミドストや、ダウンショットでアプローチしてみるも今一つ”速さ”が合ってないのか反応が無い。

そこで、「ここの魚を相手にしてたら負けるな」と感じ、十三塚のハンプから郷川にかけての広い範囲でハードボトム上のベントス(エビやゴリ)を食っているバスにガラッと戦略を変えてみることに。ま、気分転換ですわ。

しっかし、このエリアも前日と違い晴れてしまったのが災いしているのか、まったくバイトが無い。この時点ですでに11時。どうするのか?

狙って獲った1本

そんなわけで、最後の戦略として残っていたワンド出口のポストのパターンを試してみることに。この時点で11:30。

ネタは自分の得意とする、ゲーリーのエコ4インチグラブのキャロ。なかや荘ワンド出口~赤壁までの6mくらいをこれで引っ張ります。カラーはとにかく「バスから見やすいこと」を重視してソリッドブラック。これで、ベントス(底棲生物)イーターのポストの雌を狙っていきます。

とりあえず、ワンド出口にはバンクを削って垂直になっているロードベッド状の筋が続いており、それが6mくらいの水深にあるので、そこへライトキャロを落として、引っ張っていきます。

すると、3投目くらいで根ガカリ。と思ったら動く!

前日にラインを巻き替えたタックルだから大丈夫と自分を落ち着かせて、冷静にやり取りし、ネットイン。

2580g。サイズは出来すぎですが、予想していた場所と釣り方と釣れたバスのコンディションが全てドンピシャだったので、めちゃくちゃ気持ちよかったですね。ヒレの感じもちょうど産卵終えました的な感じですしね。

この後も続くのかと思いましたが、このまま1本で終了。やはり、季節的にもスポーニングもほぼ終わりなのでこの手のバスは少なかったようです。

サイズに恵まれたおかげで、第1戦は何とか5位で乗り切れました。昨年と同じスタートですね。とりあえずはホッとしましたよ(笑)

タックル

ロッド:Abu 初代Fantasista STUDIOUS FSS-67LS

(ライトリグっぽく見えて、結構強い釣りなので、オフセットフックでもガツーンと刺せるこの強い竿を使います)

リール:Abu Revo MGXtreme 2500SH

ライン:Berkley VANISH Revolution 3.5lbs(巻き替えておいてよかった!)

ワーム:ゲーリー エコ4インチグラブ

フック:エンジン スーペリオ LO#1

シンカー:ダイワ 2.6g

その他:MEIHO O2POWER

ポストスポーン期のまだ回復しきっていないバスや、高水温期には必需品のO2パワー。ライブウェル内でのバスの死因はほとんどが酸欠です。特にこれからの暑い時期には気を付けましょう!

続く綱渡り

何とか第1戦は乗り切った。。。ホッとはしましたが、そこからわずか2週間後にはもう第2戦。同じような季節感から、もう少し進んでいる状態かと思いましたが、まさかあんな地獄を味わうことになるとは…

第2戦レポをお楽しみに!

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