こんにちは!
ここのところ多忙で、全然更新出来なかったのですが、ネタが溜まり過ぎなので放出していきます!
まずはもう1か月経ってしまったんですけど、チャプター津風呂湖の最終戦レポートから。
結果からすると優勝した訳ですが、どうやって勝ったのか?何を考えたのか?なんかを書いてみたいと思います。
読みたいところをどうぞ
プリプラクティス
湖を知る
実は、10月から津風呂湖に通い出した理由は、NBCチャプター近畿Bブロックの出場権をチャプター奥伊勢湖宮川(三瀬谷ダム)で獲得したためです(年間5位)
津風呂湖は過去にチャプター奈良のトレイルに組み込まれていた時に何度か経験があるのですが、正直言って三瀬谷育ちの私にとっては、この手の”カレントの弱いリザーバー”が非常に苦手でして、それを何とか克服しなければなりませんでした。
そこで、まずは「湖を知る」ところから始めます。私の場合、まず試合のあるフィールドの「変わらない要素」から研究していきます。例えば、天気や気圧、水温というのはいつも変わる要素ですが、湖の使用目的や成り立ち、地形(ダム湖の場合、大雨などで変わりますけど)など変化の要素の少ないところから調べて行きます。そのため、徹底して魚探掛け。
あまり釣りをせずに魚探を掛けて、データを記録し、リーフマスターで補正を掛けたり、リーフマスターに付属のソナービュアーでもう一度見直してベイトの位置の変化などをノートに記載していきました。もちろん、沈み物などもウェイポイントを打って行き、気になる地形はしっかりメモを取ります。この作業には膨大な時間が掛かるため、ターゲットを入野筋(しおのすじ)と鬼輪筋に限定して行いました。香束筋(一番左の筋)はカット。
これらはTOP50時代にやってきたことですし、今でも他のフィールドでも同じ作業をやっています。
特徴的な津風呂湖
湖を調べていくうちにこの津風呂湖は他のリザーバーには無い非常に特徴的なリザーバーである事が分かって来ました。
まず、2つあるバックウォーターの流量が非常に少なく、カレントを発生させるような力が無い事。
さらに、ショアラインのカバーがプアでバスが着けるカバーが少ない事。ただし、それ故にカバーには結構バスが着いています。
また、屋敷跡、ロードベッドがいくつかあり、人工的な硬いブレイクが何か所かあること。
最大の特徴は水温構成。これについては私の池原ガイドに来てくれた方にはお話しします(汗;
フットボール好き
もちろん、魚探掛けばかりしていてもヒマなので、たまに釣りもしてみます。
この湖でよく言われる「沖抜けしているバスを攻略する」ですが、正直言って、このバスを直接沖で釣る方法は私は持ち合わせていません。僅かな時間で練習したところでそうそう答えが出る物でも無く、他の方法を考える必要がありました。
そこで、私が池原や野尻湖でよくやる手なのですが、「沖に抜けたヤツはショアまで呼べばイイ」作戦を発動。
マイクロクローラーのダウンショットですが、すぐに答えが出ました。少し時間が掛かる釣り方ではありますが、この後も同じ方法でぼちぼち釣れたので、とりあえずコレは使えるなと。
もう一つパンチ力のある釣り方が欲しいなぁと思っていたところで、DEXフットボールジグが安定して毎回釣れてくれました。
理由はあまり考えずに「ここのバスはフットボールが好きなんだな」くらいにとどめておきましたが、とりあえず二つほど強力な攻略法が見つかったので、後は「それをどこでやるか?」というのを探す作業でした。
前日プラ
実は、別件の用事で琵琶湖に…
どういう訳かプロガイドの大仲さんのガイドに乗り…
ちゃっかりでっかいの釣らせてもらっちゃったりして…(笑)
大仲プロ、ありがとうございました。
これが良いリフレッシュになったのかどうかは分かりませんが、夜に津風呂湖に移動して、レンタルボートの準備をします。
「まぁ、これだけきっちりプラをしてきたのだから、あとはどれだけ通用するか明日は近畿Bブロックのための腕試しってとこかな」くらいの感じ。
チャプター津風呂湖最終戦本番当日
どこでやるのか?
テーマは「なるべく沖に突き出たブレイク」ということになります。ナゼなら、沖からバスを呼び込みやすいから。沖から近いという意味です。では、この作戦をどのエリアで実行するのか?
中流の屋敷跡、上流の島の下流側などメジャーな広い場所はいくつかありますが、プラからずっと見てきた中でも比較的小規模ながら非常に特徴的なストレッチが一か所ありました。
スタート順はそれほど早くはなかったのですが、幸い高速セッティングが出ている私のボートでは狙いの場所に入る事が出来ました。
8mの屋敷跡(?)のブレイクにワッキーダウンショットを落とし、ほどなくして1本目が来ます。これは恐らく居つき(HDSに映っていた)だと思われますが、幸先よく460g。
同じ物を入れても慣れられるだけなので、次にマイクロクローラー4インチ(ナチュラルプロクリア)のチョン掛けダウンショットにして、ブレイクのエッジにリグを置いて延々一点シェイクします。ライブウェルを開けて1本目のケアをしながら、シェイクし続けているとまたバイトが。
ちょっと重くてよく引くバスでしたが、それでもほとんど主導権を渡さずにキャッチ出来たのが1800g。これは、ちょっと出来過ぎか?!って感じですが。。。ま、想定していた作戦通り、上手く沖から呼び込むことが出来たのでしょう。
そこからは、しばらくバイトが無くなり(ディープでバスが暴れると暫くバイトが無かったりします)、ダウンショットも飽きてきたので、そこで、9gのDEXフットボール(ブラック)にチェンジ。
DEXフットボールでトドメ!
私が使うフットボールにしては、ちょっと軽めの9g。では、何故軽めなのかというと、8mまでと決めていたからです。
トレーラーにはGaryのエコ4インチグラブ(同じくブラック)。9gだとフォールスピードが適度に遅くて浅い8mまでじっくり攻めれると考えました。ブラックにしたのは「とにかく確実に見える」と言う理由です。
ところが、、、すぐにバイトはあるものの釣れてくるのはノンキー(25cm以下)ばかり。もしくはバイトはあるもののフッキングに至らないなど、キープサイズ(25cm以上)の3本目がなかなか釣れません。
いくつかバイトがあり、ノンキーを何本か釣ったところで「ひょっとするとカーブフォールのスピードが遅くてデカイのには見切られているのかも?」と感じました。逆にカーブフォールのスピードを上げてやる事によって「それを追うことが出来るバスを選べる」「スピードを上げることによってしっかり吸い込んでくれるのでは」と考えました。
そこで、とりあえずカーブフォールのスピードアップのために、DEXフットボールを11gにウェイトアップ。その分、カラーは抑えめにしてダークブラウンウォーターメロンにしてみました。
すると、すぐに答えが。エエ感じ引きに耐えて上がって来たのは1400g。
ちなみにフットボールの私の使い方はこんな感じ。
この後、キーパーも何本か釣れましたが、結局最初の460gが入れ替わる事無くタイムアップ。
しかし、毎回とんでもないバスがウェイインされるこの津風呂湖、「3kgちょっとで優勝は厳しいなぁ、クソーっ、勝ちたかったなぁ」と悔しい思いを勝手にしながら帰着となりました。
結果は優勝でした
もっと軽いかなと思っていたら、想像以上にウェイトがあって3本3693gでした。
津風呂湖の割にはローウェイト戦になってくれたこともあり、結果としては優勝してました(汗;
が、メインターゲットは翌週の近畿Bブロックだったんですが…笑
タックル
ワッキーダウンショット
ロッド:Fantasita STUDIOUS FNS-60XULSⅡ ”Shake”
フック:RYUGI フォグショット#6
シンカー:2.7g
ワーム:スワンプミニ(スカッパノン)
リーダーは10cmくらい。まだ朝早くスポットがフレッシュな状態だったので、ブレイクの石垣に着くゴリなどを食ってるヤツを狙いました。
ダウンショット
ロッド:Fantasista STUDIOUS FNS-60ULSⅢ
フック:RYUGI フォグショット #5
シンカー:2.7g
ワーム:マイクロクローラー 4インチ(ナチュラルプロクリア/ミミズをローテーション)
コチラはワッキー掛けではなく、”縫い刺し”にしました。公魚食いのヤツを1点シェイクで狙うので、ワームをよく揺らすことが出来るようにするためなのですが、これにもちょっとしたコツがあります。こちらは冬の池原ガイドでもやっておりますので、一度見に来ていただければと思います。
DEXフットボールジグ
ロッド:Fantasista REGISTA FCR-610M MGS
リール:Revo ELITE 8
ジグ:DEXフットボールジグ(9g/11g、ブラック/ダークブラウンウォーターメロン)
肝心の近畿Bブロックチャンピオンシップは??
とりあえず、「自分がどこまで津風呂湖を理解しているのかを試すため」のチャプター最終戦は優勝しましたが、メインターゲットの方の近畿Bブロックは?
前日プラからカバーでそこそこイイのがバイトしてきたため、チャプターでは使わなかったカバーも頭に入れておきました。
あとは、同じような場所を他に2ヶ所、チャプター最終戦で使った場所を周るという作戦。
当日のフライト順は全選手の中で一番最後…これだけは仕方ないですね。
という訳で、会場の近場のカバーからノーシンカーを入れて行きます。
が、この日は朝方冷え込んだため、シャローカバーが今一つ芳しくありません。これはある程度予想はしていたので、そのまま上流までカバーを適当に流して行き、沖目のブレイク作戦に切り替えます。
狙ったスポットの浅い側には既に谷口プロが先行しておられたので、とりあえず沖側に入れさせていただきました。
この時点で1点シェイクは出来る物の、ボートポジションをブレイクよりショアライン寄りに置けないため、アップヒルは封じられてしまいました。こればっかりは仕方ありません。
ただ、それでも地味にキーパーサイズではありますがポロポロ釣って行きます。
途中、暑くなってきたところでバイトが無くなってきたため、ダウンショットのリーダーを60cmほどまで長くするとまた釣れ初めて、11:00にリミットメイク達成(近畿Bブロックはリミット5本)。
そこから、カバーや上流サイトに行きましたが、何も釣れず、またロードベッドをいくつか周ってノンキー~キーパーを釣るも入れ替えには至らず、、、
5本1673gというローウェイトで9位!
8位までが西日本ブロックチャンピオンシップ(遠賀川)に行けるというこの試合でまさかの”オザブトン”…
西日本ブロックに行くことが出来た偉い皆さん。特に優勝の樫内プロがやって来たのは私には出来ない「空中戦」でした。お見事です。。。津風呂湖ロコの強さが光った試合でしたね。
私も、52人で僅か5名のリミットメイク達成者のトップに立ち、小さいながらもパターンらしいパターンにはハメることが出来たので納得の試合となりました。でも、悔しい。
その遠賀川に行けなかったことにより、11月25日の「カ~ブの店カップ」に出場することが出来たのですが、、、まさかあんなことになるとは…それはまたの続きで。
池原ガイドは冬季料金に!
ただ今好調の池原ダムガイド。12月1日より冬季料金になりました!
1名様:26,000円
2名様:30,000円
12月30日、31日はご予約いただいております!
それ以外の日でご希望の日がございましたら、下記のお問い合わせフォームか、ホワイトリバーさんにお問い合わせください!
「冬でもバスに触りたいっ」て方を募集しております。寒い中ではありますが、その中での1本は本当に価値がありますよ。池原の一番楽しいのは冬と言っても過言では無いですね!
お問い合わせ、お待ちしております!