マスターズ前半戦終了

こんにちは!

しばらくブログが手つかずになって申し訳ありませんでした。今年は”苦悩の年”という感じで肝心のマスターズプロシリーズもここまで波に乗れない感じで前半戦を終了してしまいました。

という訳で、ちょっと前半戦を振り返ってみたいと思います。まずは、直近の第2戦三瀬谷戦から。

第2戦(三瀬谷)

プリプラクティス

4月1日からプリプラを開始しました。この時はちょうど写真のように桜が満開手前の感じで、水温もまだ12℃後半ほどと「冬」っぽい感じでした。水位は満水の82.2mほど。

今年最初の三瀬谷ということでぐるっと広く見て回り終了でした。感想としては、バンク沿いの木が伐採されていて、”新築”のティンバーが増えたということでしょうか。

2回目は4月8日。この日は、「バスが上がって来るであろう」場所、つまりは岬状の場所やちょっとした張り出し、クリークマウスのオープンウォーターを中心にダウンショット、ネコリグ、ライトキャロ、岩盤など角度があるところはミドストと言った感じで丁寧に見ていくもノーバイト。やはり、この時期の三瀬谷というのは今一つアクティブバスがまだ少ないと感じました。

そこで、翌4月9日に朝2時間半だけ出船。毎年ながらカバー合戦になるので、チップカバーだけを撃って行くと

こんな”いかにも”な53cmが釣れました。この2kgの秤を楽勝で振り切ってしまうプリのメスだと思われるバスが季節感を少し教えてくれた気がしましたね。この日はこれでさっさと切り上げました。

ロッド:Hornet Stinger Plus HSPC-67MH MGS

ライン:VANISH Revolution 12lbs

次は4月13日。朝の水温が13℃台後半と日に日に季節の進行があります。

この日は今期より導入のスピニングによるカバー撃ちを試しましたが、バスをキャッチすることが出来ました。この時点ではまだタックルバランスも暗中模索な感じでしたが、こうやって答えが出てくるとある程度は作業に進捗を感じます。が、これもカバーのバスで相変わらず「普通のオス」っぽいバスがオープンウォーターのライトリグでは釣れず。。。三瀬谷戦は1500gを二日続ければ優勝だろうと予想していましたが、所謂”ベース”が作れない状態ではおおいに不安を感じました。

4月14日。クリークマウスを中心としたオープンウォーターで普通に釣れてくれないため、思い切って沖目のブレイクを中心に展開したところ、ようやくネコリグ、スモラバで同じスポットで3本をキャッチ。さらにクリークマウスのソフトボトムのシャローフラットで1本釣る事が出来ました。シャローフラットのバスは恐らく試合になればボートによるプレッシャーなどで近所のカバーに入る事が容易に想像出来ましたが、朝は少しチャンスがあるかなと。沖目のバスに関しては、食っている物がゴリだったので、意外に信用がおけそうに思いました。ただ、タイミングと言うのか分かりませんが、短時間でバタバタと釣れるのでそれまで耐えるのか?という感じ。それでも、例年この時期の三瀬谷はほとんどバスを触れていないので、まだ随分マシな感触ですよ。それと同時に「今年の試合はいつもの年よりは釣れるかもしれない」という感触のプリプラでした。

公式プラ~本戦

公式プラ(本番前日)の4月19日。公式プラは所謂「潰し」の作業をします。本戦で「これはやらない」という釣り方を切って行く作業になります。

とは言うものの、試合展開によっては他の選手の裏を取る必要も出てきたりするので、完全に切るという訳では無く、「メインにしない」という程度なんですけど。それに該当するタックルはデッキ上でも外側に置くことになります。

プリプラ期間中に全然釣れなかったクリーク内で、いともあっさりバスが釣れたこともあって、季節が随分進んだのを実感しました。もちろん、カバー内でもバイトがいくつかありました。今年初のブルーギルも釣れた。水温は朝の時点で14℃台後半、昼になると16℃台半ば。木曜からの大潮だったこともあり、僅かながらスポーニングベッドもありました。ただ、フライト順が赤の60番(マスターズはフライト順が決まっています)なので、フライト順に左右されない戦略を組まないと意味がありません。なので、必然的にそういった戦略はメインになることは無いなと。

明けて本戦。

フライトは初日が1フライト、二日目2フライト。マスターズは初日は番号が小さい方からの降順、二日目は番号が大きい方からの昇順になるので、どちみち二日間ともに100人ちょいの真ん中ということに。分かりやすく言うと「行きたいところに行ける保証はまったくありません」という順番(笑)

予想通り、下流に向かう選手が多かったのですが、B&Gスロープのフラットのブレイクを目指してみます。そして、一番目に陣取る事が出来ました。

ところが、30分経っても1時間経ってもバイトが無い。「このまま居座ってバスが周って来るのを待つのか?移動してバスに当たるまで攻めるか?」と少し考えてチップカバー戦略シフトすることにしました。少なくとも、1戦目の河口湖戦よりは”アクティブなバス”が多いハズなので、あまり好きでは無いカバー撃ちをガマンしてやり続けるも、何も起こらず終了。

二日目はエリアを変えて、同じくインディースタイルみたいにオーバーハングに突っ込みながらの激しいカバー撃ちをするも何も起こらず…

結果、2戦連続のノーフィッシュということになりました。さすがに、マスターズに昇格して以降で2戦連続ノーフィッシュなんてほとんどしたことが無いので、正直凹んでいますが、次への課題が与えられたと思えばプラスでしょう。

勝つべくして勝った横山プロ

考えてみれば横山プロは、すでにプリプラの時点からハラを括っていたなと。「僕はもうやること決めました。パワーフィネスでカバーしかやりません」って言ってましたから。そしてその通りやり通しての優勝。ま、予告ホームランです。それだけカバー撃ちに自信があるのだとは思いますが、もっと根本的なところで言うと、「カバー撃ちが好き」なんだそうです。

対して僕はカバーが嫌い…というか大嫌い!

特にこの時期のカバーって枝の先に柔らかい若芽が着いてて絡みやすくそして外しにくい。リグを突っ込んだり回収したりという作業が非常に面倒臭い。それでも、我慢しながら耐えましたが、やはり「カバーが好きな人」にはとても敵いませんでした。

100人を超える選手が一本筋のリザーバーに広がれば、やはり釣りやすいオープンウォーターから釣れなくなります。そして、1stスポット以外は必ず、誰かの「後追い」になる。

しかしながらカバーには「撃ち漏らし」があるという利点もあってまだバスを釣る事が出来る余地があることをこの三瀬谷戦は物語ってます。それをやり通した横山プロが勝つのは必然だったと思います。三瀬谷戦前に、七色に行ってカバーを撃つためのタックルバランスを確定してきたのも凄い。おめでとうございます。

非常に勉強になった2戦目でした。

第1戦(河口湖)

話は前後しますが、3月23~24日に開催されたマスターズ第1戦。

結構3月の試合では釣って来るのですが、3~4年ほど前からすでに「釣れない年が出て来るな」と実感していました。私の場合、ずっとシラウオを基準にして釣りをしていましたが、そのシラウオが激減していて、”パターン”として使えなくなってきてたのを実感していたからです。

昨年は、初日まではシラウオで押し通しましたがノーフィッシュ。二日目はワカサギが接岸しているバンクでワカサギを食うバスにシフトして何とか釣りましたが、今年は今一つそのような”都合の良いバンク”が見当たらず、「心中場所」が見当たらないままいくつかノミネートしたそういう場所を周るという作戦でした。そして、結果はある程度予想していたノーフィッシュ。逆に言えば、こちらの試合は「ま、こんなもんだ」とサバサバしたものですが、「やり切り力」が試されますね。

3戦目以降

さて、これでマスターズ前半戦が終了し、順位が付いた選手が1戦目の16名から82名まで増えました。2戦連続5点野郎なので、すでに自力での上位進出は難しくなってしまいました。自業自得と言えばそうなんでしょうけど、来年以降の事を考えると残り2戦、特に次戦の6月の霞ヶ浦戦は今までとはちょっと違う試合運びをしてみたいと思います。というか、修行の場に使うというか。もっと身に着けるべき技術があるなと。そう強く思わされた前半2戦でした。

また、6月から始まるJB入鹿池戦。こちらも5月からプラに励みたいと思います。何せ、ほとんど行ったことが無いフィールドで、どういう訳か行くのが楽しみで仕方がありません(笑)

おっと、その前にエレキ組まないと…

そんな訳で、まだガシガシと前に進みたいと思います!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする