リチウムイオンバッテリー・リチビー12V/20Ahを使ってみた!

こんにちは!というかお久しぶりです。

毎年5月はヒマになるハズなんですが、今年はJB入鹿池シリーズに登録しておりまして、今週末の6月2日に初戦を迎えるという事で5月中はずっとプラに没頭していました。

釣りに関してはまだ書けない事が多いですので、今回は新たな戦力をご紹介します。

僕は比較的早い段階からリチウムイオンバッテリー”リチビー”を使ってきました。36V/60Aモデル(現行品は50A)、24V/60Aモデル(入鹿池はこれを使用)、そして今月より導入されたのが12V/20Aモデルです。これは入鹿池に来てから非常に興味があって、導入に踏み切りました。

入鹿池で使うボート

(写真はいつもお世話になっている黒田さんからお借りしました)

入鹿池で試合に使うボートはこういういわゆる”ローボート”ってヤツです。船体が細く、足場や荷物を置けるスペースが少ないんです。

オマケにJB入鹿池(チャプターも?)では24Vまでのエレキ1機というレギュレーションなので、可能な限り荷物は減らしたいところ。11ftの幅広ボートもあるのですが、こちらは荷物は沢山乗るものの、機敏性に欠けるというデメリットが。

津風呂湖などのレンタル戦は出場経験があるのですが、ローボートでの試合は始めてになるので、まずはボートのソリューションから見直していく必要がありました。

ボート軽量化のためにエレキ用バッテリーはリチビー24V/60Ahモデルで決定。あとはアクセサリをどうするのか?

そこで浮上してきた案が軽さと小ささが魅力のリチビー12V/20Aモデル。しかし、いくら60Ahでの実力は知っているとはいえ、ナンボなんでも「20A」ですよ??1日持つの??

当然、皆さんと同じ不安はありましたよ…汗;

サイズ感は?重さは?

実物が到着して、開封してみると想像以上の小ささにびっくり!お世辞抜きで、「こんなので魚探とか1日持つの?」と不安になるレベル。。。では、ご覧ください。

まず、リチビー3兄弟を並べてみました。長男の36V/60A、次男の24V/60A、三男の12V/20A。三男の圧倒的な小ささ。。。

500mlの普通のペットボトルと並べてみました。ペットボトルより高さは低いですね。

厚みはほぼ500mlのペットボトルと同じ。

実測寸。横幅は18cm。

厚みは僅か7.5cm。

高さは突起部入れて18cm弱。某80Aとの比較写真もありますが…

とにかく小さいです。そして、軽い。その重量僅か2.5kg

女の子でも片手で持てる軽さ。

容量こそ違うものの、20kgが2.5kgですよ。。。マイナス17kg強!

足元に置いても重量的にもサイズ的にも問題になりません。むしろ、小さいレンタル艇ではメリットが非常に大きいです。

では、次に一番皆さんが気になっているところですが、、、

実際どれくらい持つの??

入鹿池でプリプラ時に使用しているセッティングは以下の通りです。

・HDS7 Gen3 1機

・HDS7 Gen2 1機

・Point-1 1機

・IKKI-QZ 1機

この2機のGPS魚探本体とPoint-1はNMEA-2kでリンク、Gen3とGen2はイーサーネットでリンク、IKKI-QZはGen3とNMEA-0183で接続されています。

また、LSS-HD(ストラクチャースキャンHD)と200khzポッド型通常魚探振動子をGen3に接続し、イーサーネットでGen2に分配、Gen2はストラクチャースキャン表示専用機として使用、Gen3はチャート、200khz、ダウンスキャンの3分割画面にし、それぞれ輝度最高に設定、スタートから最後まで「魚探画面録画」でマイクロSDにデータを記録していました。また、LSS-HD、ポッド型振動子ともに発信させっぱなし。休憩は無し。

その12V4系統を全てこのリチビー12V/20Ahから取りました。

このような短いハーネスを作り、

バウデッキの下に入れておきました。こんなに使ったら昼まで持つのか??

6:51出船と同時に実験開始。「魚探画面録画」を押して、SDに魚探のデータを記録していきます。

スタート時の表示電圧は12.8V(写真撮るの忘れた…)

暫くプラに没頭してましたので、いつの間にかお昼過ぎてました(笑)

相変わらず魚探画面録画はそのまんま、いずれの電源も一度も落としてません。開始から6時間58分経過時点での電圧は12.5V

まだ12V以上を保っています。

スタートから8時間30分経過。15:21の時点で12.1V

15:35を過ぎたあたりから、徐々に電圧が下がり始め、、、スタートから8時間55分の時点で10.3V

その2分半後、8.7V

開始から8時間58分、15:49にバッテリーのBMSによるシャットダウン。独立しているIKKI-QZも同時に落ちたので、HDS側が低電圧で落ちたのではなく、やはりBMS(バッテリーに内蔵された回路)によるカットです(IKKI-QZは動作時に赤のLEDが点灯します。昼間は見えにくいですが)

発表されている特性通り、最後まである程度の電圧を保って、最後急降下してオチるという感じ。

しかしながら、可能な限り負荷を掛けて使ったにも関わらず、予想を遥かに超える稼働時間でした!これだけ電子機器使って、ほぼ9時間。充分でしょう!

20Aってこんなに持つの???

充電器は??

電圧、電流ともにBMSで管理されるため、専用充電器が必要となります。

ウチでは、親子ガメの様になってますが…汗;

12V/10A充電器を使用してます。充電時間については、また後日、実際に確認した時に掲載します。

こちらも他のモデル同様、充電記録をノートに記載しています。

ちょっとしたチューニング

ご覧の通り、デフォルトではターミナル(電極)ばボルトになっています。

これだと、ケーブルをつなぐときにいちいちドライバー(+でも-でも可)が必要になって来ます。そこで、僕は面倒臭がりなので、

化粧ネジ(恐らく、エアーポンプの裏蓋で見たことがあるでしょう)にしてみました。

5個入り189円(笑)

サイズはM5 × 9mmというヤツです。ネジピッチは0.8で普通に売ってます。材質はこれはステンレスボルトではありませんが、かえってスチールの方が良いようです。

ちょうど、両電極がカバーされるので、ショートの恐れも軽減出来ますね。

これでドライバーをいちいち持って行かなくても済むようになりました!

使用上の注意点

どんな便利な物でも、やっぱり弱点はあります。

やはり一番怖いのは浸水!

完全防水では無いので、緑の部分と上蓋の部分の隙間から浸水する恐れはあります。まず第一には、「バウデッキの下に置く」などして、雨に濡れないようにしましょう。ケースの境目に透明のフィルムを貼るという対策も出来ます。

性能的には横倒しでも使えるようですが、やはり隙間からの浸水を考えると縦での使用が望ましいようです。

もう一つは衝撃

これはどのバッテリーでも同じですが、やはり強い衝撃には弱いです。落下させるなんてのは当然ダメですが、バスボートなどで使用する場合は、やはり緩衝材が敷いてあるトレイにしっかり固定する必要があります。

また、エンジンのクランキング(始動)にも使う事は出来ませんのでご注意ください。

エレキには??

これは、個人的な感想ですが、この12V/20Ahモデルはあくまでもアクセサリ向けだと思います。12Vのエレキに使えない訳ではないとは思いますが、40Ah以上、もしくは60Ah以上のモデルの方が安心して使用できます。

まず、エレキとアクセサリ類では消費電力の大きさが全く違います。さらに荒天などによってエレキの使用時間が非常に長くなる場合もありますので、やはりそれなりの容量が必要だと思います。

まとめ

今回は魚探2台とアンテナ2台使っておよそ9時間使用できましたが、充分でしょう。

魚探1台の人だったら、さらに長時間持つということです。

高耐久で軽くて準備が楽チン、しかも省スペース。

レンタルエレキフィールドのアングラーは使わない手は無いと思いますよ!

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