NBCチャプター池原第1戦

こんにちは!

今週は見事に寒波です。それに引き換え、先週は暖かくて良かったですね。チャプター池原の初戦もその”暖かい”最後の日に無事に開催されました。

私はというと、、、まぁこちらのレポートを読んでみてください。

前日プラクティス

正直言いまして、年末から少しバスを見失っていまして(越冬系のレギュラーサイズは釣れますけど…)、結構必死で気合いを入れて探しました。

やはり、暖かい”春日”の週なので、比較的イージーに釣れます。これはキーパーサイズ。

同じリグで釣り方を変えたらサイズアップ。790g

そして、もう一丁同じようなサイズ。710g

これは元に戻してサイズダウンの480g。

という訳で、釣り分けかたも簡単でした。

ワームはアップラッシュ3.5インチのホワイトリバー池原シークレットと言うカラーです。

リグ、ワーム共に同じで、同じ場所にも関わらず、何故”釣り分け”が出来るのでしょう??

答えはレギュラーサイズと”ちょいマシサイズ”の胃の中にあります。

2種類の速度

「冬のバスって主に何食ってるか知ってますか??」という質問に答えられる人はどれくらいいるでしょう??主に池原での話なんですけど。。。

2つのうち、一つを今日ご紹介します。

レギュラーサイズの所謂”越冬系バス”ですが、メインにして食っているのは小さい”エビ”です。これらを目の前に来たら吸い込むというような感じですね。まぁ、冬眠寸前というか「追って食う体力がないヤツ」ということになりますので、必然的にサイズは小さくなりますが、”手堅い”存在でもあります。

では、リグを動かす速度を考えてみましょう。

GPSで表示される自船の対地速度が1.0km/hだったとします。これでドラッギングすると、リグも同じ速度で動きます。

では1.0km/hってどれくらいでしょう?分速に直すと16.7m/分となります。これをさらに秒速に直します。27.8cm/秒です。

落ち着いて考えてみましょう。この27.8cm/秒ですが、小型のエビが1秒間でおよそ28cm動くでしょうか?バスが普段目撃しているエビは次の瞬間に28cm離れた所に居るとはちょっと考えにくいですよね?仮に居たとしても、水温低下で代謝の落ちたバスがそれを追ってくれるとは考えにくい。

そこで、半分の0.5km/hでドラッギングしてみましょう。必然的に秒速換算すると半分の14cm/秒になります。これなら、跳ねればあり得なくはない数字になりますよね。

この速度で釣りをすると、レギュラーサイズが釣れてきます。

では、大きい方は??となりますが、これはエビとは全然違うものを食ってます。こちらは常に動く物なので、速度は当然違ってきます。そして、レンジも変われば場所も変わってしまう、非常に追いにくい存在です。前日プラではたまたま上手く拾えて連発(3本)したものの、翌日に居るのか?と言われれば「?」という感じで、これが唯一の懸念材料だったかと思います。とはいうものの、数は釣れるのとサイズは上手く行けば3本で2kg台後半に届くかなと言う感じで十分勝負になるなとと感じました。

暖かくて一見シャローもあるかとは考えがちですが、”とある理由”のためシャローはそれほど強く無いのが今年の池原ですので、シャローはほぼカット。ディープ勝負です。

ちなみに、この「速度」の話ですが、非常に重要でFacebookでピュア・フィッシングのフィールドスタッフの三浦君が言ってるように、「巻きの釣り」でも全く同じ事が言えます。

私のガイドでも巻きをメインにやる事もありますが、たいていの人が「バスが違和感を覚える速度」で巻いてしまっているように見受けられますので、「速度」を気を使いながらガイドをしています。(特にクリアウォーターの場合)

釣りをするにあたって、ハードベイトの釣りもライトリグも「速度」というのは重要なファクターです。余談ですが、最近池原でも流行りの”バラム”ですが、あれはあのルアーにしか出せない速度域があります。他のルアーには出せない速度なので、僕も愛用させてもらっています。

本番当日

湖全体で同じような感じなんですけど、表層水温がおよそ8.5℃で、水深16mまで全く同じ。そして17mで0.1℃程度変わるだけというバスにとってもベイトフィッシュにとってもレンジを変えやすい状況。つまりは、「その日のベイトのレンジをいかに早く掴むか」が釣れるかどうかの分かれ道となりました。

結果、狙っていたサイズのバスは釣れましたが、1本で終了。910gで15位。

やはり移動してましたね。これが釣れたのも前日よりかなり上流側。「動くバス」は釣りにくいのは当たり前なんですが、早く見つけることが出来なかったのが非常に悔しい。

お立ち台のエライ人たち。4位の堤さんだけシャローで他はディープ。同じホワイトリバーチームの阪井選手が3kg弱で優勝です。オメデトウ!

反省すべき点は多々ありますが、ようやく渋い池原の現状で光明が見えてきたのですが、今週はかなり強烈な寒波。これでどうなることやらと言う感じですね。

また池原行ってレポート上げますのでお楽しみに!

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