プロトロッドをおかっぱりでテスト&DEX

こんにちは!

今日は車の外気温表示が30℃超えてましたけど、夏日って感じでしたね。

仕事は半袖でないとツライ季節になってきました。

さて、今日は現在開発中のホーネットスティンガーPLUSの2本目となるプロトロッドをおかっぱりでテストしてきましたので、レポートします。

読みたいところをどうぞ

iPM-SP

コードネームですね。

ホーネットスティンガーPLUSはAbuのロッドラインナップの中ではスタンダードな汎用ロッドとして位置づけされていますが、今後、特色を持たせたモデルがリリースされ、それにはコードネームが付くようです。

まだナゼこのコードなのかは明かせませんが、意味があって分かりやすい様に付けました。

今発表出来る事と言えば、とりあえず「1ピース」ということだけです。これは、まだ長さや細かい仕様が変わる可能性があるためなのですが、これから詰めていきますのでお待ちください。

2本目のプロトが届きました。FBにも書きましたが、コレを剥ぎ取る時っていつもワクワクしますよね。感覚としては、液晶画面のフィルムを剥ぎ取る時みたいな感じ?!

ホーネットスティンガーPLUSシリーズはFantasistaのようなトーナメントモデルという訳ではありませんので、当然おかっぱりでの使用が前提となります。したがって、今回のテストは地元の池。もちろん、釣りが出来る場所ですよ。

写真は左が初代プロト、右が2代目プロト。

今回は「もりくんでも釣れるDEX」の森君にお手伝いしてもらいながら、飛距離や投げやすさ、キャストコントロールなどのキャスタビリティと、各リグによるアクションの付けやすさ、バスを掛けた後の挙動などをチェックしていきました。

早速35弱ほどの野池サイズを少し遠いところで食わせてキャッチ。まずまずの滑り出し。

(ウエストポーチタイプのライフジャケットを着用しています)

初代、2代目ともに飛距離はおかっぱりでも十分な距離が出ています。初代との違いはロッドアクションなのですが、明らかに2代目の方は進化が見えました。かなり操作しやすい。多分、だれでも上手くアクションが付けれるはずです。森君も使いやすいとの感想でした。

また、遠いところでのフッキング(この時のラインはVANISH Revolutionの2.5ポンドでした)がちゃんと決めることが出来るのか?という点においても合格。初代はファストアクションとは言うものの、若干レギュラー気味だったのを2代目で調整して少しエクストラファストテーパー寄りにしました。そうすることによってバット~ベリー(腹)の反発力とバスを手前に寄せて来るのはかなり簡単になりました。初代はFacebookにアップした動画でも分かる通り40アップでちょっと負けてましたからね。

気になるところと言えば、キャストフィールかな。コントロール性は問題無いんですけど、ベリーにパワーを持たせたことによって初代と振りぬいた時の感触が変わりました。この辺は「一方と立てると一方が立たない」という取捨選択になるのは致し方ない部分なんでしょうけど、可能な限り詰めて行きます。

あくまでもホーネットスティンガーPLUSという高くない価格帯のロッドなので、私もかなり無理を言っているのですが、ピュア・フィッシングさんの開発担当さんも一生懸命頑張ってくれてますので、おかっぱりアングラー、ボーター共に使いやすいロッドに必ず仕上げていきたいと思います。

また、かなり細分化されたこのようなスペシャリティロッドも今後増えていきそうです。長さ、アクションともにフラッグシップモデルのFantasistaシリーズの”間”を埋める存在もありますので、トーナメントコンペティターの方でも満足出来る物を作ります。ご期待ください!

DEX MN90F/SP

ここからは森くん得意のDEXのお話です。

この日何か所か行った池は、雨の日の翌日ということもありどこも濁りがありました。

そこで、さっそく新発売のDEXミノー MN90を使ってみました。

ちょうど、田んぼの時期という事もありどこも減水中。

そこでサスペンドモデルのSPはお休みということで、フローティングモデルを使いました。

ところで、この「ミノー」なんですが、皆さんはどう感じているのでしょう?

僕が小学生の頃は、ミノーと言えばラパラでした。説明書入りの紙の箱にプラスティックのケース状の蓋。価格的にもかなりの高級品です。なかなか買えませんでした。

中学生で一つのミノーに出会います。それがAbuのKillerというミノーでした。これは当時通っていた君ケ野ダムで本当によく釣れた。せいぜいトゥイッチとただ巻きしか出来ないのに何であんなに釣れたんだろう?未だに不思議なんですけど、当時はそれほどスレて無かったという事でしょう。

話は逸れましたが、それ以来逆に全くミノーと言うものにチカラを入れて来なかったせいか、自分の中ではいつの間にか”結構苦手な存在”になってました…と言うのも、ミノー(「ミノー」は形を表す言葉なので、ジャークベイトやクランキングミノーも含めて)は基本的に使い手のアクション次第で全く違った働きになるからです。

特に、「一見すると同じように見える」ジャークとトゥイッチ。僕が子供の頃は”トゥイッチ”という人は居ても”ジャーク”という言葉を使っている人は居なかったので、最近までは比較的近代的なテクニックなのかと思ってましたが、全然古いんですねぇ。ちなみに、僕の古いタックルボックスにもどういう訳か定番のロングAが入ってましたけど、当時の自分はちゃんとした使い方を知らなかったと思います。

すいません、また前置きが長くなりました(笑)

今回このDEXミノー MN90シリーズが出てくれた事は、自分自身でもミノーと向き合う良いキッカケになったと感謝しているくらいです。当然、成田プロの動画などもチェックして、「どういう動きが一番仕事をしてくれるか」を考えて使っていますが、このミノーもDEXシリーズに共通して言える「極めてスタンダード」なプロダクトです。逆に言えばこれをマスターしてしまえば基本は出来上がり。

さっそく森君にも使ってもらいます。

が…足場が低く、減水中で浅い池だったため、どうしてもボトムノックしてしまう。四苦八苦している森君に、「ロッドを下向きで動かすから手前も苦しいし、ミノーがより深く潜ってしまう」とロッドを立ててショートジャークする事を教えてみます。イメージとしては、ちょうど「エギングのシャクリ」です。あれも、ロッドアクションだけ見れば餌木をシャクリ上げているように見えますが、実は距離が離れたところでトゥイッチしてるだけ。ロッドが長く、ロッドを下げてのアクションがやりにくいから「上で立ててトゥイッチしてるだけ」なんですよね。

カラーは濁りでも背中が見えるように、FRDS(フラッシュアールディシャッド)を選択。ちなみに、”いかにも釣れそうなカラー”とも言えるSPWAK(スプーキーワカサギ)のみトライアルカラーの¥1,000(税別)だったりします。その他のカラーでもメーカー希望価格が¥1,300(税別)ですから、かなり安いですよね。良い時代になったものだ!

森君はなかなかアクションがおぼつかずバスは寄ってくるのに釣れないので、試しに自分がやってみたところ、簡単に釣れちゃいました。野池サイズですけど。。。

このMN90Fですが、プロトの時点では”重心移動”が付いていてショートジャークしてみても正直言って「あまり動かないなぁ」というイメージでした。「もっと荒っぽく動いてもいいのに」と思っていたら、何と製品版では重心移動が廃止に!

これでショートジャークでもキビキビと首を振って、イメージとしてはちょうど「水中のペンシルベイト」(後傾姿勢ではありませんが)みたいな感じに。手前に寄ってこないようにアクションすれば、それはもう理想のジャークベイトです。

フラッシュアールディシャッドは背中がチャートのため、自分の付けたアクションを目でチェックしながら操作出来ます。また、そのチャートがインジケーターの代わりをしてくれるため、バイト時には水中でそのチャートの線が不自然に横にスライドします。そうなればフッキング。

もうこのサイズなら連発です。90mmもあるのに、こんなのでもちゃんとすれば一撃です。フロントフックにちゃんと食ってますよね。ロッドアクションやラインメンディング、ポーズの間(ま)の取り方をその日のバスに合わせれば池だろうがリザーバーだろうが、川だろうが釣れるという事です。

森くん、頑張れよ~!

という事で、翌日のリザーバー編に続きます(笑)

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