津風呂湖から調子を保ち、そのままの勢いで優勝したカーブの店カップ。
さらにその勢いのまま12月4日には池原ガイドでした。
カーブの店カップからさらに2mほど減水して、EL301m台まで下がってきました。
写真は6:15の池原の様子ですが、この時間でもまだ船の準備が出来ないくらいの暗さです。ガイドの待ち合わせ時間も6:30になりました。また、ガイド料金も12月1日から冬季料金となっております。
が!!!この時期が本当は一番池原がアツイ時期なんです!
そりゃ、確かに気温は寒いですよ。でもね、冬が一番面白いのは間違いない!どちらかと言えば冬季料金は割増したいくらいです(笑)
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前日の様子
12月の割には数日風のほとんど無い日が続いており、あまり冬っぽく無い感じではありましたが、水温もカーブの店カップの時よりは1℃ほど下がって15℃台。とりあえず、ウェアラブルカメラとGopro Hero6をセットし、この日は試しに撮影してみようと思いました。
水温も継続して低下しており、いよいよディープか?という感じではありましたが、白川のディープを探ってみてもどうもサイズが伸びない。25~28cmくらいのを釣って、困ったなと。
シャローというか、かなり沖の表層にはウグイがたまにボイルして、ワカサギ(今年はかなり小型)を食っているようですが、沖過ぎていまいちバスとリンクしていない感じ。
そこで、白川をとりあえず諦め、前鬼筋に移動。
無風鏡面仕上げの前鬼筋に到着すると、やってますやん、ぴちゃぴちゃと。小型ワカサギの群れとウグイの群れ。これが、狭い水域で溢れかえっている訳ですよ。生命感が凄い。
そこで、バラムを投入し、ショアラインぎりぎりを投げまくって行きますが、どうもスピード感が合わないのかバスの反応がありません。
そこで伝家の宝刀、Hornet Stinger PlusのiPM-SPを取り出し、ピクピクをお見舞いしてやると…
沸いてくる沸いてくる!
ドカーンと派手にバイトします。
ちなみに、チップウォーターゲームって、夏なんかの方が派手にバイトしそうなもんですけど、寒い時期の方が派手なバイトシーンになります。理由としては、低水温期の方が餌が少なく確実に食おうとするためかと思います。餌が多いハイシーズンはそれ食えなくても他にいろいろ餌がありますからね(汗;
という訳で、翌日のプランはこれに決定~!
ガイド本番当日
午前の部
12月3日の晩は”私の第2の家”とも言えるカーブの2階でしたが、夜の間も風が無くぐっすり眠れました。
朝、ホワイトリバーに到着しても相変わらずの無風。「これはイケるんでねーの?」と期待が高まります。
今回のガイドゲストは常連の谷中さんご兄弟。
このお二人は池原に通うようになって、1年が経ち、私のガイドも定期的に受けてご自分で練習されているので、ディープの釣りはお手の物です。
なので、この日はこれまでとは違う趣で、ギャンブル要素は高いものの表層ゲームになるということをお伝えしてガイドスタートとなりました。
スタート後、ディープはとりあえず置いておいて、前鬼筋に向かいます。
そして、iPM-SPをお兄さんと弟さんにそれぞれ1本ずつ握ってもらい、ピクピクの方法を細かく教えて行きます。そう、iPMの「P」です。
ほどなくして、バスが湧いてきて・・・ドカーン!!!
水面爆発。
弟さんの方に出ました、しょっぱなからパーソナルレコードか?!56cm!
事前レクチャーで「派手なバイトにビックリアワセは厳禁」とお伝えしていたので、ラインが水中に引き込まれてのフッキングとなりました。そこからも落ち着いてやり取りしてくれたおかげで無事にネットイン。iPM-SPもバット~ベリーにはパワーを持たせてあるので、しっかりフッキングさえ決まっていれば余裕です。
この後も、何本か出ては来ますが、なかなかバイトには至りません。ピクピクのゲームってそんな感じの事が多いのですが、それでもガマンしながら表層ゲームを続けて行きます。
周りを見ると、少し光量が多くなったせいか、ワカサギの群れもレンジを下げているように見えました。低水温期は「水温」よりも「光量」に左右されるため、そういうことが多々起こります。
そこで、お兄さんの方はi字引きに変更してもらいました。iPMの「i」ですね。
これは管理釣り場の釣り方のような構えでひたすらゆーーっくりと巻くだけなのですが、
しっかり45cmをキャッチ!
ピクピクと違い、バイトシーンは見えません。が、事前に「バイトがあると、垂れているラインスラックがハネる感じになる」と伝えていたので、それをご理解いただけたようです。
ちなみに、このバス、凄い奇跡を起こします。
バスの口の中から何かが飛び出しています。よくみると、現在Berkleyで開発中のプロトのワーム・・・持っているのは、私と井上慎二郎君と那須Dのフィールドスタッフ3人だけのハズ。。。そう言えば、Dがカーブの店カップの時に「エエやつに切られた~」とか言ってたなぁということで、およそ9日ぶりにプロトを無事に回収!(笑)
バスは偏食が激しいのですが、このバスはネクトンイーターのようです。
ここで午前の部はタイムアップ。本数としては僅か2本ではありますが、終始船上は賑わっていましたね。
午後の部
午後のスタート時も天候に大きな変化が無かったため、午前と同じ釣りを少し継続します。
が、この日はあまり晴れの時間が続かず、光量が若干落ちてきたためなのか、表層に出て来るバスが明らかに減ってきました。この辺が表層ゲームが「ギャンブル性が高い」と言われる所以です。良い時間がなかなか長続きしないのです。
そこで、お兄さんの方がまたi字引きにて30cmくらいのを釣りましたが、中層の釣りも今一つバイトが無いまま16:00になり、雨が降って来てしまいました。
そこで白川に戻ります。
最後にディープで”アガリ魚”を釣ってもらおうと魚探を掛けると、ちょっと浅い9mレンジに何やら反応があります。
つるべ落としで加速度的に暗くなってくるので、「ここで1投だけやりましょう」ということで、お二人にダウンショットを落としてもらいます。
すると、弟さんの方が「キタ」と!!!
何やら軽そうに巻いてるのでやはりキーパーサイズか?と思いましたが、途中から暴力的な引きに変わります…ひょっとして。。。
でたー!57cm。午前のヤツよりもグッドコンディションでお腹もパンパン。ナイスプロポーションなやつです。今度こそパーソナルレコードか?!
見事な締めのサカナです!
後半しりすぼみ気味だったところ、最後に大盛り上がりでした(笑)
ディープに関してはこのお二人のやり取りはもう安心して見ていられます。水深9mというと「浅いですね」というくらい深さにも慣れているので、ほぼマスターしていると言ってもいいでしょう。おかげ様で、この日は私は船頭に徹することが出来ました。
結果、船中4本ではありましたが、バラシも無く少ないチャンスをしっかりモノにしてくれたお二人には感謝です。この日は完全に”弟さんの日”ではありましたが、それぞれが新しい釣りの経験値が上がって良い日だったのではないかと思います。
谷中様、ありがとうございました!
タックル
ピクピク・i字引き①(ワームはリアル系)
ロッド:Hornet Stinger Plus HSPS-6111UL+ “iPM-SP”
ピクピク・i字引き②(ワームはリアル系)
ロッド:Hornet Stinger Plus HSPS-6111UL+ “iPM-SP”
リール:Revo MGX 2000S
ダウンショット(オフセット)
ロッド:Fantasista STUDIOUS FNS-60ULSⅢ
シンカー:2.7g
ワーム:レッグワーム2.5インチ
iPM-SPとは?
私がよく表層ゲームに使うこのiPM-SPというロッド、まさにそういう使い方にほぼ限定したちょっと特殊な竿です。ます、「iPMって何や?」ということですが、
i = i字引き
P = ピクピク
M = 虫パターン
のそれぞれの頭文字を取ったものです。使用目的が分かりやすい様にしました。「SP」はスペシャルの意味で、それだけ他をバッサリ切ってこの3つに機能を特化したロッドだということですね。
詳しい機能や説明はまた後日記載します。
まだまだ楽しい池原ガイド
12月に入り、いよいよ本格的な寒さになってきましたが、冬でも池原はバスに触れます!
天候さえ良ければ寒い時期にも関わらず表層爆発が見れます。
今のところ12月30日・31日にご予約を戴いております。
お問い合わせは下記のフォームよりお気軽にどうぞ!