チャプター池原2017開幕戦

こんばんは!

昨日から三重県北中部は雪が降っています。

それでも前回の寒波の時よりはマシな気がします。

さて、そんな真冬真っ只中の池原で今年1番早い公式戦となるチャプター池原の初戦が開催されたので参戦してきました。

今年はどうも年が明けてから例年に無く難しく感じる池原だったのですが、どんな試合になったのか?レポートしていきます。

前日プラクティス(1月21日)

湖の状況

水面標高:293.8m

天気:晴れ

風:爆風

水温:朝8.6℃(白川筋)、昼9.0℃(坂本筋)

水質:ささ濁り

感触は?

今年最初の試合なので、ワクワクと同時に気合も入ります。

朝、ホワイトリバーのデッキから下の水面を覗くと白波立ちまくりのかなりの荒れ様。

しかも、気温は0℃で激寒。

それでもいそいそと準備をして、出船します。

普通、この時期であれば、ホワイトリバー上流の屋敷跡近辺が定番なのでしょうが、水位が池原の満水時の水位318mからマイナス24mということもあり、屋敷跡沖も深いところで12mほどしかないということでパス。

深さを確保している、本湖(ボディウォーター)と坂本筋を中心にプラを行いました。何せ、爆風過ぎて、移動するだけでも時間を要します。とてもじゃないけど全部を回るのは不可能かなと。

最初にまずは坂本筋。

行ってみると、あれだけ他の場所では風が吹いていたにもかかわらず、月谷は風が吹いておらず、やりやすそう。ここ月谷は通常水位であれば定番の越冬場所です。

とりあえず、20mのディープにベイトが高さ1~2mくらいの筋になって写ったので、ワッキーダウンショットを投入。

ドラッギングを開始して、1流し目からバイト!

やはり、昨年末から釣れるとするならばベイトに依存しているバスというのには変わりが無いようです。通常の年であれば、冬場は圧倒的にエビ食いバスが釣れます。しかし、今年の池原はご覧の水位の様に減水がかなり激しい。V字型やU字型のダム湖は、基本的には深い場所に行けば行くほど堆砂していてハードボトムが無い。そんな事もあって、エビが着きやすいハードボトムがとても少ないことも災いしてベイトフィッシュ食いのバスしか釣れないのではないか?

というのが仮説です。昨年クリスマスくらいまでは、まだ岩盤がある水位だったのでi字引きやネコリグでエビ食いバスに触れていましたが、年が明けてからというもののいよいよエビ食いバスでさえ釣れなくなってしまった…プラスに考えれば、ベイトの塊のみを探していけば良いだけとも言えます。

そこで、他にも移動して、ベイトボールを探す作業にのみ集中しました。

坂本スロープ上流に行ってみると、6~8にベイトの帯が映る場所があり、そこへワッキーダウンショットを投入すると…

はい、釣れました、47cm1519g。胃の内容物は1インチくらいのベイト(魚種不明)でしたが、たらふく食べており、パンパン。

ちょっとレンジが浅いかなとも思いましたが、やはり冬のバスも餌が無い事には生活出来ませんので、餌を重視して柔軟に対応したところ、このバスが食ってきたという事です。

この日は他にもこういう場所はないか?という事で探しましたが、他は芳しいところが無く、2バイト1フィッシュで終了。

”手応え”とかそういうのは無く、本番はベイトフィッシュを基準に探していくしか無いかな?という感じ。

チャプター本番(1月22日)

湖の状況

水面標高:293.7m(前日比0.1m減)

天気:晴れ

風:朝ほぼ無風、昼前から3~4m

水温:前日と同じ

水質:前日と同じ

釣果

前日プラやそれまでのデータからすると、”1本勝負”となるのは明白です。

そうなると、とにかく”デカいの”にアテる必要があります。

スタート後、まずは前日と同じ坂本筋の坂本スロープ上流へ向かいます。

現場に到着してみると、想像以上に無風で平和な雰囲気。こうなるとベイトは浮きますが、しばらくウロウロして魚探で探りを入れてみると、前日プラにはボトム近辺でまとまってくれていたベイトフィッシュがやはり浮いてかなり散っているのが分かりました。

とりあえずひとしきり前日と同じダウンショットを8~15mくらいで流し、反応が全くないため、ガラッと変えて、ミドスト、i字引き、ピクピクにシフト。

ベイトフィッシュはバンク、岩盤問わずワンド状に凹んだ場所に点在しているのが目視出来たため、そういう場所にミドスト、i字、ピクピクをひたすら丁寧に投入していきます。

そこへさらに、ネコリグ、ワッキーダウンショットも織り交ぜていきますが、ダウンショットの回収中に1回だけ50くらいのが猛ダッシュで追いかけてきて、帰っていくのが見えたので、シャッドの高速引きも入れていきます。

結局、そのような感じで3ヶ所ほど周ったものの、バイトは1回も無く、初戦終了。

やれることはやりましたが、他に手立てがあったのか?と考えてみると、ここは「冬の試合はこんなもんだ」と割り切るしかない。

お立ちの偉い人たち。やはり想像通り1本勝負で、優勝は1本1960g。昔からお世話になっているキジやんなので嬉しいですね。おめでとうございます。

59名参加、ウェイイン20名、うち2名が2本で他18名が1本、リミットメイク無し。

今年の池原はまだまだ厳しい冬が続きそうですね。

寒い中参加された皆さん、お疲れ様でした!

第2戦は3月26日まで開きます。しばらく試合が無いと試合勘も鈍るのと、今トライしているメソッドがあるので、今週末のチャプター奈良第1戦(七色ダム)にもエントリーする予定です。

タックル

ワッキーダウンショット

ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSS-60XULS MGS

リール:Abu Revo MGX 2500SH

ライン:Berkley VANISH Revolution 2.5lbs

シンカー:2.7g

ミドスト

ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSS-60XULS MGS

リール:Abu Revo MGX 2000S

ライン:Berkley VANISH Revolution 2.5lbs

ジグヘッド:0.9g、0.6g

i字引き/ピクピク

ロッド:Abu Fantasista REGISTA FRNS-67UL MGS

リール:Abu Revo MGX 2500SH

ライン:Berkley VANISH Revolution 2lbs

シンカー:1/64oz

ネコリグ

ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSNS-60ULS2 MGS

リール:Abu Revo MGX 2500SH

ライン:Berkley VANISH Revolution 3lbs

ワーム:ストレート4インチ

シンカー:1.3g

今年リリースされるFantasistaシリーズは革新的な変化を遂げています。

亀山ダムで今年モデルのSTUDIOUSの60XULSを使いましたが、驚きの軽さと同時に”乾いた”感じのボトムの感触でした。現行の60XULSのテイストは残しつつ、さらにブラッシュアップされています。特に”リザーバー野郎”はフィッシングショー大阪で要チェックですよ!

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