チャプター奥伊勢湖宮川第4戦

こんにちは!

朝のセミの声もかなり少なくなってきましたね。まだまだ暑いのですが、一時の暑さに比べると少し弱くなった気がします。陽の角度的にも秋に差し掛かってる感じはしますね。

さて、そんな中、延期になっていたチャプター奥伊勢湖宮川第4戦が三瀬谷ダムで開催されましたのでレポートします。

前日プラクティス

水位は82.0mとかなりの満水。

カバーも取り留めなくある感じなので、とりあえず中下流はカットし、上流を中心に見ていくことにしました。理由は単純で、中下流は面積が広い上になかなかサイズを狙って釣れないと考えたためです。それであれば、上流でサイトしながらサイズアップするのが確実かなと。

ここまで年間も5位で来ているので、今回は勝ちを狙いに行かなくてはならないという事情もありました。上流サイトはそれなりにリスクもありますが、自分の船であれば、多少スタートが遅くても何とか最初の方に上流に入れる速度があるためその戦略の下見に。

途中、本田を越えたあたりからスタートし、岩盤バンクあまり関係なくサクサクと300~600gが釣れます。

どうにもバスの活性が高く、数も釣れるしアベレージも三瀬谷にしてはそれほど低くない。

この手のサイズが洲山橋近辺に多く居るとなると、やはりいいサイズはもっと上流に居るなと。

リグはレッグワームのダウンショット。

カラーはこれの他に3色ほど使いましたが、圧倒的にこのカラーばかりバイトがある。バスもどうやらベイトフィッシュ(泳いでる魚)を食っているようで、こういうカラーが好みのようです。ちなみに、濁りも適度にあって、それほどクリアではないのも良かったのかも。

それにしても、最近このレッグワームを多用するようになりましたが、本当に便利ですね。ナゼに今頃それに気付くのか?!(笑)

ショアラインは他の人も弄るだろうからということで、6~8mのディープを試すも、これまたすぐに釣れてしまいます。こちらの方がオリジナリティが合って良いかなと。良質なキーパーパターンがあると、良いメンタルで試合を迎えられますね。

DEXフットボールも投入しますが、こちらはどうもまだこういったボリューム感の物を好んでいる訳ではなく、”本気食い”では無いようで、ンコッという小さいバイトはあるが、乗ってくれない。

上流はこのようにクリア。先行者も居たため、とりあえずボートで行ける限界まで登ってみた。バスの居る上限の位置を確認し、バックウォーターのインレットの水温が25.5℃なのも確認。

あとは、これがどれだけ翌日までに減水するかでバスの位置が下流に寄るのか、そのままなのかが変わって来る。

ただ、洲山橋近辺の釣れっぷり(ほんのちょっとの間に7~8本釣れた)ので、「こりゃ、明日は2kgは持ってこないとダメだな」と感じていました。実は、この時点で翌日の結果は決まっていたのかもしれません。

8月12日・本戦当日

朝のうちはそれほど減水もしておらず、静かな朝。天気は晴れ。この日も暑くなりそう。

この日はGAN CRAFTカップ。GAN CRAFT様、ありがとうございました。

お盆真っ只中、さらに池原チャプターと日程重複ということで、この参加人数。

でも、9月2日に和歌山チャプターが三瀬谷を代替地にして開催されることもあって、普段はあまり会わない和歌山の選手も参加してくれました。遠いところをありがとうございます。

スタート抽選で、スタートは23番。しかし、30番からの降順スタートになったため、かなり早い方です。

とりあえず、一目散に上流を目指しますが、大原選手を除いてだれも追随してきません。。。大原選手の船は私よりも速いのですが、私の船も9.2km/h出ます。これもリチウムイオンバッテリー(リチビー)による軽量化の恩恵かな。

前日プラで釣れた洲山橋近辺をスルーし、さらに上流へ向かい、とりあえず時間的なアドバンテージを稼ぎます。

というのも、前日に上流部のバスはかなり他選手にいじられており、それを相手するには出来る限りフレッシュな状態で対峙しておきたかったからです。

ただ、”工事現場”と呼ばれる鮎養殖場下の対岸あたりまで来た時点であまりにも誰も来ないので、とりあえず釣りをしてみます。

ここまで上流に来てもまだ濁りがあったため、マイクロクローラー4インチの新色、「ナチュラルプロクリア」のネコリグにて1投目に500g、2投目に300gが釣れます。

本来であればリミットメイクして上流に向かうところですが、とにかく早い時間に上流のバスの相手をしたかったので、あっさりとこの場所を捨てて、上流に向かいます。

スーパークリアな誰も来ない上流にてサイトを開始しますが、まだ8時前ということで陽の角度も高く無く、バスが何かについてる訳でも無い中途半端に沖の中層をウロウロしています…

逆に、もう少し時間を遅くして陽が昇ってからでも良かったか?と思いますが、最初はゴリなどを食っている底物系を相手にすることにしました。

ところが、これすらも釣れない…大岩のバスも全く相手にしてくれません。

唯一、ミドストを試してみると良い反応をしてくれるので、中層しかないのか?とミドストを暫くやってみるもこれも反応が薄くなり…

試しに、青木虫の虫パターンをやってみるとこちらは400gくらいのが即バイトしてくるもすっぽ抜け。

あれこれ試してみる物の、時間だけが過ぎて行きます。

リミットが揃っていないことに対しては、少し下った場所でキーパーは釣れるので全く気にはしてませんでしたが、さすがに焦ります。

10時半くらいを境に3mより深い場所でカレントが効いてきたので、マイクロクローラー4インチのネコリグを岩のエグレの下へ流し込むと、ようやく”お地蔵さん”だった50弱のバスがボトムの方へ…ドキドキしながらアタリを待っていると、横から”黒い棒”がドーンと突入するのが見えました。コツというアタリに身体が反応してフッキング。。。

しかし、クリアな水は非常なもので、すぐにニゴイと判明します。

これを半ば強引にやり取りして取り込み、60センチほどのニゴイからフックを外すとバスも散っていなくなっていました。この時点で11:40。

この日の帰着時間は13:30。会場に帰るまでにおよそ35分ほどかかるのを考えるとさすがに、そろそろ考えなくてはいけません。

とりあえず、リミットを揃えにゆっくりとサイトをしながら下流へ下ります。

ちょうど、朝に2本釣ったところも試してみますが、20cmほど減水してカレントが出来たためか、そこのバスは消えて釣れずに、前日プラに良かった深さもある洲山橋に移動しようとしたところ…

ゲリラ豪雨…酷い雨と雷。

そして、大会本部から電話があり、非情の早期終了となりました。。。もう、全身びしょ濡れ。暑い→寒いの差が激し過ぎ。雷も近すぎ…

完全に戦略ミス…しかも、全然読み間違いで、想定外のローウェイト戦。。。2kgどころか1.5kgも要らない試合でした。おかげで2本800gにもかかわらず、何とか10位で終わり、年間も一つ順位を下げただけで踏みとどまりました。

試合と言うのは難しい。欲を出さないと勝てないし、欲を出すと勝てない。リスクをしょわないとその対価は得られない。これの答えは「どういう試合になるか?」という読みが大事なんですけど、それを間違えると痛い目見ます。ある意味、3本目の時間を勝ちのために”投資”したわけですので、後悔はありません。毎度勉強ですわ。

お立ち台の皆さん、おめでとうございます。参加された皆様、お疲れさまでした!

タックル

フットボールジグ

ロッド:Fantasista REGISTA FCR-610M MGS

リール:Revo ELITE8(ZPI” NRC-923M)

ライン:バニッシュ・レボリューション 10ポンド

フットボール:DEX フットボールジグ(3/8oz)

トレーラー:GARY 4グラブ(黒)

前日プラ、試合後の釣りでもバイトはあるものの、ナゼか乗らない。。。まだ、ボリューム感があるものよりも「細身」を好むようです。ちなみに、フットボールは主にバンクやサンドバーなんかで使うため、ガードは外してしまいます。

ガードを外すと、ネガカリのリスクはありますが、その分「雑い食い方」でも掛かります。また、ガードを外した方が、フォール速度が速く、「速度感のメリハリ」が出ます。

私の持論としては、バスは「中間速」はあまり好まないので、ルアーの速度はほぼゼロか全開のどちらかが良いと考えます。

澳原プロに「フットボールで610使うの?」と言われたことがありますが、私の場合はコレですね。他に、メタルやテキサスでも使います。

最近は、Hornet Stinger PlusのHSPC-6101MMHS MGSというソリッドティップも使います。長さは同じで、ソリッドがチューブラーかの違いなんですが、「ボトムに着いた感じ」や「バイトのダイレクト感」や「跳ねのメリハリ感」は明らかにチューブラーのレジスタ610が上。ところが、小さいサイズが掛かった時のバラシの少なさ(特に、ボートに近い位置での)はホーネットの6101MMHSの方がティップ上がってくれる分、強い。

迷いこそしましたが、今回はこちらを使用しました。

ネコリグ

ロッド:Fantasista STUDIOUS FNS-60XULS2

リール:Revo MGXtreme 2000SH

ライン:バニッシュ・レボリューション 2.5ポンド

ワーム:マイクロクローラー4 (ナチュラルプロクリア)

シンカー:1.1g

フック:RYUGI フォグショット5番

当日の朝にピンと来てサイト用にリグったんですけど、まさかあんなにあっさりと釣れるとは。おまけにクソでかいニゴイまで。バニッシュ・レボリューションも2.5ポンドなのに良く耐えましたよ、ほんと。

シンカーが1.1gとちょっと重めなのは、カレントが効いてても大丈夫なようにという理由と、マイクロクローラーは0.6~0.9gの軽めのシンカーだとスパイラルフォールするので、なるべくストンと落としたかったためです。

フックが若干大きいのは、マイクロクローラーの素材が張りが強いため、大きい方が刺しやすいからです。

この2代目のXULSは繊細なティップこそ先代譲りですが、張りというか、「戻り」の速さが初代より速いので、キャストがシャープになりますし、一点シェイクでもとても扱いやすいです。さらに軽量の1点シェイクの場合は初代の方が使いやすいように感じます。でも、この2代目、強力なニゴイとのファイトでも負けることなく取り込めました。ホンマに良い竿やと思いますよ!

エレキメンテ

三瀬谷はエレキにとってかなり過酷なフィールドです。。。

帰着時などほぼ全開で30分踏みっぱなしとか…まぁ、エレキレイクはどこでも同じようなものなのかもしれませんが。

三瀬谷戦翌日はいろいろと整備。

とりあえず、現状ではエレキの振動がそのまま船体に伝わってサイトの時に気になるので、マウントにインシュレーターを挟んでみました。効果が出るのかは17日に池原で試さないと判りませんが。。。

そして、試合中に再び異音がして回らなくなったので、とりあえずバラシてみることに。

するとですねぇ、びっくりなことにシャフトのワッシャーが1枚外れて中で暴れてたみたいで…ついでにブラシもかなり減ってまして…ということで、予備に在庫してた新品と交換です。浸水を経験するとブラシも水砥ぎみたいに減るのが加速するようでして…

一番嫌いな作業ですが、すぐに終了、、、と行きたかったのですが、ここで前日と同じゲリラ豪雨襲来。で、一時中断。その後、何とか暗くなる前に作業完了しましたとさ。

皆さんも不意のトラブルは焦りますので、ハイシーズンとは言えメンテナンスしてあげましょう。

まとめとおまけ

このような感じで第4戦を10位で終え、年間は6位。

最終戦はもう来週末の26日。すでに年間は取れないことが確定してはいますが、せめてベスト5には入りたいですね。昨年も最終戦は優勝してるし、徐々に好きな季節になってきているので、また勝ちを狙いに行きますよ。

というわけ、夏休みに三瀬谷に釣りに来られる方のための三瀬谷周辺の情報をちょっと。

阿曽温泉

お隣の大紀町にあります。三瀬谷からは15分くらいのところ。

入浴料は500円。元小学校の校舎がお風呂になっています。釣りの帰りには最高のお風呂です。

萬栄

三瀬谷駅前にあります。三瀬谷駅前は中華そばの一富士さんと料理旅館の大黒屋さん、そして、同じく料理旅館の萬栄さんがあって、いつも迷います(笑)

どのお店も美味しいので、三瀬谷は食事には全く困りません。いや、迷うから困ります。

今回は萬栄さんをチョイス。ここのオススメは「トンテキ定食」。トンテキと言えば、三重県四日市市の名物ですが、四日市のバルキーなトンテキとは全然違います。

四日市の「グローブ」とは違って、ゴロゴロしてます。200gあってボリュームは負けていません。ニンニクが効いているのは同じですが、とてもフルーティーなコクのあるソースです。そして、肉がめちゃくちゃ柔らかい!コレはオススメです。

先ほども書きましたが、最終戦は来週の8月26日。

皆さんの参戦をお待ちしております!

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