リチウムイオンバッテリー・リチビー経過レポート1

こんにちは。

この冬の期間と言うのは皆さん、これからのシーズンインに向けていろいろと準備されている頃だと思いますが、今日は昨年から導入しているプロショップオオツカさんのリチウムイオンバッテリー、”リチビー”の途中経過を掲載しておきます。

恐らく、ここまで記録を残している人は居ないのでは無いかと思いますが、これは導入にあたって「自分が人柱になる」と決めていたので、何かのご参考になればと思います。

導入時に懸念していたこと

使い勝手については、正直「もう昔の生活には戻れない…」という感じですが、そんな自分も導入前は結構懐疑的でした。。。というのも、一般的なリチウムイオン電池って低温(10℃以下)での充電と放電に向かないと。私の場合、真冬の池原での釣行が多く、朝の気温がマイナスなのが当たり前。

スマートフォンやアイコスといったモバイルデバイスが真冬の湖上で使えなかったり、急にバッテリーが減って電源が落ちるというのを経験されてる方も多いと思います。これは、小型リチウムバッテリーが低温に弱いために起こることなのです。

では、真冬のボートは桟橋充電になるので、低温での充電が可能なのか?そして、通常通り低温での(真夏は高温での)使用に耐えうるのか?

この2点でした。

しかしながら、現在、過酷な冬の池原でも元気に稼働中です。電圧も通常通り。元気に放電してくれてます。なので、この懸念については解消されました。

そして、「耐久性」についてもですが、こちらは実際に使ってみないと分かりません。主な鉛バッテリーのリチャージ可能回数が400回と言われており、このリチビーはスペック上は2000回以上となっています。が、そのいずれも試した人や記録を残した人が居るのでしょうか?という訳で現在までの記録です。TOP50を降りてから、若干年間の釣行回数は減りましたが、案外充電回数って多くないものなんですよね。。。

充電に関する記録

36V60Aモデル

こちらは現行モデルにはありませんが、バスボート(ジャベリン・20ft)とアルミ(ステーサー390レイカー)で使用しています。ステーサーでの使用はエレキオンリーの場合(三瀬谷などのエレキ専用レイク)とエンジン(池原など)でのエレキ用として使用しています。

使用しているエレキはバスボートもアルミもモーターガイド社製のツアーTR-108になります。

使用開始は2018年の4月15日。ということでおよそ9カ月半の使用歴。

使用日、使用内容、充電開始時間、充電終了時間を記載。充電終了時間については、直接終了時間を確認できない場合は()を付けて記載しています。ガレージ充電や桟橋充電で翌朝に確認した場合などですね。

使用環境の気温は記載してはいませんが、風などについては記載出来る時は記載しています。

9カ月半で合計84回の充電回数になります。計算上、1年で100回強という事になりますね。

このうち、エンジン併用での使用での充電が50回、エレキオンリーでの使用での充電が34回ということになります。実際の出船回数は89回なので、5回ほど2日間充電無しで使ったことがあるという事になりますね。

真夏の三瀬谷などかなり過酷なのですが、真冬も真夏も使用感としては全く変わりはありません。パワーの変動も特になく、非常に安定していて安心です。今のところ、使用していてトラブルと言うのは全くありません。

スペック上は、2000回は充電出来るという事なので、計算上は65歳まで使えそうです(笑)

24V60Aモデル

こちらは主に、エレキ専用レイクのでのリアのエレキに使用しています。

今年はJB入鹿池シリーズにもエントリーしましたが、こちらはレギュレーション上、24Vエレキ1本しか使えないそうなので、今年は使用回数が増えそう。

現在使用しているリアエレキはハイガーの110ポンドモデルになります。

使用開始が5月14日からなので、36Vモデルより少し後からですね。確か、使用開始の時がいきなり七色ダムでの耐久テストからだったかと思います。

この時は七色ダムでエレキのみで爆走耐久テストをしましたが、こちらは「1日での耐久テスト」なので、”経過レポート2”に掲載いたします。

使用回数は11月までで26回。意外に少ないなと思いますが、エレキオンリーのフィールドでの釣行がそれほど多く無かったためですね。三瀬谷ダム、青蓮寺ダム、西の湖、津風呂湖で使用しました。

リアエレキの場合、ほとんどが”全開”に近い状態での使用になるので、かなり激しく使います。充電時間がフロント用の36Vモデルに比べて少し長いのはそのためかと思われます。

今年はJB入鹿池シリーズでフロント(モータガイド ツアー TR-82)で使用しますので、さらに使用回数が増えることかと思われます。引き続き、記録をしていきます。

充電器について

充電器は36Vモデルと24Vモデルでそれぞれ別の物を使っています。電圧が違うので、当然と言えば当然ですが、電圧ごとに充電器が必要なので気を付けましょう。

36Vモデル用には20Aの充電器しかありませんが、12、24Vモデル用には10Aと20A充電器があります。「どちらを選べばいいの?」ということですが、20Aをお勧めします

通常の鉛バッテリーの場合、「低電流でじんわりと」充電することがバッテリーに対して良いと言われています。現に、私も鉛バッテリーは2Aか6Aで充電します。10Aは充電時間が早いものの、2年目にはかなりバッテリーが弱っている感じがします。

その点、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーであるリチビーは、構造的に大電流による充電でも問題無いようです。むしろ、20Aで充電した方が早く充電が終わるので、電気も食わずに済みます。10A充電器と20A充電器は僅かなお値段の差なので、選択するなら20A充電器でしょう。

また、2019年モデルには遂にオンボード充電器もラインナップに加わるようです。まだ現物は見たことがありませんが、バスボートユーザーにとっては非常にありがたい物になるかと思います!

その2へ続く

上にも記載しました、七色ダムでの単日の耐久テストのレポートを「経過レポート2」に掲載します。何時間使えば電気が無くなるのか?非常に気になる事かと思います。

エンジンが使える七色ダムですが、前後エレキのみで5月に爆走テストをしてきました。お楽しみに!

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