激闘のニューイヤーツインカップ!

こんにちは!

今年も池原ダムのY企画さんの”ニューイヤーツインカップ”に参戦してきました!

「前年の優勝者が朝の挨拶とルール説明をする」という変わったしきたり(?)があるんですが、実は昨年の優勝者が僕でした(笑)

昨年のニューイヤーカップは一昨年の惨敗を糧にリベンジに燃えていて、何とか望みは叶いましたが、今年は逆の立場でリベンジに燃える人が一人…どうやら気合入れてプラに入っておられたようです。。。そして、相変わらずパンチ効いた釣りをしてくるY企画さんの常連さんたち。更には、今年は元ワールドプロの庄司潤プロまで参戦して、、、どんな試合になるのか全く予想が出来ませんでした。

いや~、まさかこんな試合になるとは!

前日プラまで

お正月というか、元旦から湖上に浮いてディープでサクッと今年第1号を釣りはしましたが、どうも大晦日の爆風が効いていて、正月は総じて水温低下の傾向になりました。

2日~4日はガイドでしたが、やはり定番のディープ中心の展開で2本→1本→ノーフィッシュと釣果は下降。湖のコンディションとしてもディープは全体的に下降気味でした。

かと言って、じゃ、シャローも良いかと言うとそうでも無く、あまり見えていない状態で11日の前日プラを迎えました。

ただ、いくつかバスに繋がる要素も見えていた感じもしました。

最初に池原に来たのが2000年だったかと思いますが、それから19年、実はまだ一度も入った事が無いスポットも沢山ありました。そして、掘り下げて研究していない場所はなおの事多い。そこで、昨年12月前半より取り組み始めたのが、もう一度新鮮な目で池原全体を見てみようという取り組みです。暇があればみっちり魚探掛け。

その中で見つかった釣りで、今一つ”確信”まで到達した感はありませんでしたが、師匠である小森嗣彦プロの「新しい釣り(自分の中で新しく取り入れる釣り)は試合本番で覚える」という言葉を念頭にわざとあやふやな要素を残しつつ、研究に没頭していました。

ただ、僕にリベンジを誓っていた(?)柴田プロは木曜日からプラに入っており、かなりの釣果を上げているという情報がSNSに載っており、「果たして対抗出来るのだろうか?」という疑念はありました。

前日プラはこの49cm1800gが1本だけ。まぁ、この時点で少しは掴みかけておりました。が、まだ「よし、明日はそれで心中する!」という確信までは到達していない感じ。ただし、ベントスイーター(底物を食べているバス)の状況は掴んでおり、どういうバスを狙うかは当日に状況を見て決めれば良いと思いました。

前日プラというのは釣るのが目的では無く、状況を掴むのが目的ですので、詰めすぎずにどこか余地を残しておく方が当日フレキシブルに動けて良い結果を残します。

なお、当日は晴れでピーカン。昼間は暑いくらいでしたが、翌日の本番の予報は雨。180度真逆の予報ですし、ローライトの雨なのかハイライトの雨なのかも分かりません。当日になってみないと分からんものは分からんのです(笑)

当日はノーガードの打ち合いに

いよいよ2020年のトーナメントがスタート。プロ戦でもチャプター戦でも無いこの試合ですが、その年最初の試合ということもあり、意地とプライドを掛けて本気で臨みます。

前年優勝者の”お仕事”として、挨拶とルール説明を済ませ、スタートします。予報では10:00過ぎくらいから0.5mm~1mmの雨が降る予報でしたが、早まったようで、7:30過ぎのスタートの時点でパラパラとしてました。そして、想像していたよりローライト。

そこで、まずは前鬼筋の上流部にあるロードベッド(旧道跡)に行って考えることにしました。そこが生きているようならバスには触りやすいなと。

到着すると、ちょうど水深的には想像していた通りバッチリ(なお、この日の水位はEL293.7m)で、使いやすい水深にロードベッドの石垣があります。

まずは、スリムクローラーのダウンショットでその石垣をこすり付けてみると開始早々に550gをキャッチ。ただ、やはりこの手のバスは小さいなと。そして、年末から数が減ってきているタイプのバスです。それでもとりあえずはバスに触れたのだからもう少し試してみるかと。

ところが、それほど釣れ続く訳でも無く、9:30に2本目の700gを釣ってからリミットに至りません。自分のプランとしては、ローライトの場合はこれで揃えると決めていたので、まだ粘ります。

10:40。揃わないうちに雨が止み、僅かに光量が上がって来ました。

これは、展開を変えるチャンス。

そこで白川筋に移動し、すでに使えそうだと見つけていたスポット4ヶ所を一つづつ試してみることにしました。釣り方は前日プラと同じですが、試合だと精度が高くなります。

11:00。初っ端から1100g(43くらい?)が釣れてリミットメイク。

「1スポット1フィッシュ」の間隔でスポットを移動し、次のスポットでは1600gをキャッチして550gをリリース。この時点で3kg半弱。

そこからまた移動し、2kg(53くらい)をキャッチして700gをリリース。ノッてきます。1スポット1フィッシュと同時に1キャスト1フィッシュくらいの感じ。

細かい移動(と言ってもエレキで結構動きます)を繰り返して、また次のスポットでは1800gをキャッチして1100gをリリース。これで、2kg、1800g、1600gで5kg越え。この時期的には充分かなとは思いましたが、そこはロクマルハンターさんが多数居るY企画さんの常連さんと、柴田プロ、庄司プロが居る試合。油断は禁物です。

ライブウェルが混み合っております。。。「これで限界か?」とも思えましたが…

12:20。最後にもう一度、白川に移動してきた時に入ったスポットに入り直し。この時に、”この釣り”で行けるのであればと、ネタを今年発売になる新型ホローベリーに変えてみると…

来ました、2500g。

あまり長さは気にしないのですが、58cmだそうです(笑)

このバスで1600gのバスをリリースして、ライブウェルが限界に来たので(390レイカーのライブウェル、小さいんですよ…)、帰着。

果たして周りは釣れているのか??

この時はまさかそんなことになっているとは知る由も無い…笑

驚愕の結果

検量してみると3本、6450g。上出来と言えば上出来です。やり切った感もある。

ところが、、、

柴田プロ、驚愕の9250g!!!

これは、どうしようも無いわ。。。ロクマル2本ですからねぇ。

そして、庄司プロもしっかり5460g釣って来てました。それほど池原に詰めている訳では無いのに、さすがはTOP50ウィナーです。

終わってみれば6位までが3kg越え。よく釣れた試合になりました。

3人3色の釣り

このような結果になって、非常に悔しいのですが、面白かったのは3人が狙ったバスがそれぞれ意味の違うバスだったということです。

1位の柴田プロは、どうやらウグイを食っているバスにターゲットを絞っていたようで、2位の自分はローライト時はベントス(ヨシノボリなど)、そこからワカサギ食いにシフトして上り詰めました。

3位の庄司プロは得意とするフットボール(ダイレクトショット)だったのですが、恐らくはゴリ食いのバスを狙っていたことになります。現在は琵琶湖がホームになってらっしゃいますが、さすが元々はリザーバーの人だっただけに、釣りのバリエーションが豊富です。

他人の釣果は防げない

それにしても、9kgはちょっと…(笑)

実際笑っちゃうしか無いでしょう。。。だって、釣りの試合って他人の釣果を防ぐ事が出来ない競技だもん。。。そりゃ、場所など物理的なブロックなどは出来るのかもしれないけど、それは狭い範囲内だけの話ですしねぇ。。。

結局は「自分のベストを尽くすことしか出来ない」ということですわ。

その点で言えば、今回は自分はベストを尽くしたのだから仕方が無いなと(笑)

ライブスコープで分かってしまうことは

この釣りでは、ライブスコープはほとんど使わなくても良いのですが、悲しい事に一つ分かる事があります…

それはですねぇ、、、上記の写真を見れば分かるんですが、58cmあるのにちょっと軽いと思いません???

映るんですよぉ、、、ファイト中にバスが吐いちゃう胃の内容物が…特に深いところのバスはね。。。つまり、上げてきたころには軽くなっちゃってる訳です。これは対策のしようが無いからなぁ~。

まとめ

参加された皆様、お疲れ様でした!

運営に当たられたY企画の皆さん、ありがとうございました。

一言で言えば毎年このガチンコな大会が楽しいです。今年もめちゃくちゃ楽しかったです!

今年はウェイイン率も高かったですし、結果も盛り上がりました。まぁ、みんな揃って柴田プロの”被害者”になってしまいましたが(笑)

来年の「ルール説明権」は失ってしまいましたが、また来年もお邪魔しますのでよろしくお願いいたします(笑)

ガイドのご案内

このように、先週のタイミングでは非常に釣れた池原となりました。とは言え、そこはやはり冬です。爆風が吹く日もあれば、平和な日もあります。釣りのパターン自体はその時の状況でもって対応しますが、今年はこのまま”真冬”にならずにプリスポーンを迎えるのか?それとも、しっかり冷え込むのか?って感じです。

いずれにしても、今回みたいな釣りが展開できる状況もあるかもしれません。ぜひ、トライしに来てみてください!

普通に考えると、2月は一番厳しいのですが、2月までのガイド空き日をご案内します。なお、2月末までは冬季料金となっております。

1月27日(月)

2月1日(土)、2日(日)、3日(月)、15日(土)、16日(日)、17日(月)、24日(月・祝)

となっております。これ以外の日は空いておりませんので、よろしくお願いいたします。

下記のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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