こんにちは、9月25日に三重県大台町・三瀬谷ダムで開催されたチャプター奥伊勢湖宮川に出場してきましたのでレポートします。
ルール
・全域エレキのみ使用可(須山橋から上流はエレキ1機のみ)
・キーパーサイズ25cm、バッグリミット3本
・Fecoタックルルール
湖の状況
前日プラは、急な土砂降りと雷。
水温:18.5~19℃
水位:EL79m(前日)/80m(当日) ←1mの増水
天候:雨/雷~曇り(前日プラ)、曇り~晴れ(当日)
公式プラクティス
減水で(通常の三瀬谷はEL80~81.9mほど)カバーが少ないことと濁りやローライトであることもあって、DEXバイブレーションのVB60RとDEXクランクCR55SRを中心に巻いて最下流~本田エリアまでをチェック。
雨と雷で出船が遅くなったため、クリーク内は省略し、ボディーウォーターで巻いていきます。巻いた理由としては、低水温になったためリアクション釣っていくことを考えてです。減水でカバーがありませんが、岩盤や法面などバスが身をひそめる場所はそれなりにあります。
そこをタイトに通してやれば…と考えましたが、全くバイトは無し。普段視覚に頼って生活しているここのバスには濁りが強すぎたようです。。。
という訳でして、プランが特に立つことも無くプラ終了。
本番当日
朝、現場に来てみて驚きました。1mほど増水していて、前日とは違う湖のよう(笑)
参加者は24名。最終戦ということもあり、年間もあるので皆さん気合入りまくりです。
今日は”昇竜拳”あるのか?!吉田さん。。。
私はルール委員ということもあり、朝のミーティングでルール説明をして滞りなくミーティングを終了し、7:30に無事スタート。
とりあえず、ボディウォーターはバスが濃くないと前日に感じたため、水のマシなクリークでバスを拾うことに。三瀬谷は減水すると極端にクリークのバスが薄くなるという特徴がありますが、増水すれば入ります。
当日はラッキーなことに増水してクリークが生きてくる感じがしました。
ということで、クリークマウスを中心に攻めるというプランが立ちます。
古い話ですが、2001年の三瀬谷のチャンピオンシップで優勝した時と全く同じ状況です。
スタート後、下流のクリークを目指し、2番目にクリークに入ります。
クリーク入り口には、旧橋脚、現在の橋と並んでいますが、さらに奥まったところにさらに古い旧旧橋の後があり、そこに20cmほどの小さな段差がショアラインに沿ってあります。
増水のおかげで、この旧旧橋脚に向かって伸びる小さなブレイクの上をDEX VB60Rで巻き倒しました。
すると、いきなり800g弱の三瀬谷でいうところのキッカー級がバイト!
無事キャッチしてとりあえずの作戦は成功です。
VB60Rはちゃんとトーナメントでもお仕事してくれるんですねぇ。優秀ですわ。
その後、晴れてきて巻物に反応が無くなってきたため、ライトリグ(ネコリグ)で1本キーパーを追加。曇ったタイミングで今度はVB60Rをリフト&フォール(シミーフォール)で使うと1本釣れたものの、残念ながら2mm足りず。
クリークに濁りが入り込んできたため、ボディウォーターのカバーをリーダーレスダウンショットで撃っていくも無…
結局、2本920gで終了となりました。順位としては7位。写真の微妙な笑顔は、「コイツを上手く活かせなかったなぁ」という苦笑。残念だ!
試合総括
表彰式ではインタビュアーを務めさせていただきましたが、上位の中でもエリアこそ違えど、クランクベイトで1本1500gのビッグフィッシュで3位になった杉浦選手やチャターベイトで2本のグッドサイズを釣った準優勝の西山選手など、ボディーウォーターで巻いて少ないバスを釣って上位に行った選手がいたのが印象的でした。
優勝の田中選手は、中流域の水の綺麗なクリークのクリークマウス。この試合唯一のホットスポットだったようです。増水にもかかわらず、「とにかく気になったら行ってみる」というのは試合では大事ですね。
結局、私が選択したエリアは5位杉田プロ、6位稲垣プロ、7位私と並んでいたので”それなりの”ポテンシャルはあったものの、爆発力には欠けるエリアだったということでしょう。
試合全体としては、リミットメイク3名、ノーフィッシュ10名とかなり厳しめでした。
使用タックル
バイブレーション
ロッド:Abu Hornet Stinger 65M (ソリッドティップ プロト)
リール:Abu SLC-IB7(右巻き)
ライン:Berkley VANISH Revolution 10lbs
DEXバイブレーションのカラーはクリークマウスの水が比較的濁りが弱かったため、ナチュラルフィッシュを使用。濁りの強いボディウォーター側はレッドクローを使用しました。
濁りを勘案して、巻きスピードは普通のスピード。あまり速く巻くと濁りで見失います。
ネコリグ
ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSNS-60ULS2 MGS
リール:Abu Revo Rocket(プロト)
ライン:Berkley VANISH Revolution 3lbs
シンカー:1.1g
ワーム:4インチストレートワーム(黒)
こちらは定番。やはり、濁りが回ってからはライトリグが弱いですね。
リーダーレスダウンショット
ロッド:Abu Hornet Stinger Plus 68MH(ソリッドティップ プロト)
リール:Abu Revo Elite IB Rocket9-L(ZPI” NRC923Mチューン)
ライン:Berkley VANISH Revolution 16lbs
シンカー:14g
ワーム:クロー系ワーム(スカッパノン)
釣果はありませんでしたが、三瀬谷のカバー撃ちではよく使うタックルの一つ。今回はホーネットスティンガーのプロトを使ってみましたが、なかなかカバーの奥まで入れやすくて良かったかなと思います。
まとめ
全体としては、非常に厳しい状況下の試合となりましたが、参加された選手の皆さん、一年間お疲れ様でした。
また、近畿Bブロック(青蓮寺ダム)への参戦が決まっている選手の皆さんは西日本ブロックを目指して頑張ってください。
私個人としては、やはりキッカーを活かしてリミットメイクをしっかりしておけばという悔いは残ります。そのテーマは、やはり次のマスターズ最終戦には活かしたい。
今後の公式戦は、10月8~9日のマスターズ最終戦(野尻湖)、10月21~23日のTOP50最終戦(霞ヶ浦水系)、10月29~30日のバスプロ選手権(河口湖)を残すのみ。残り3つ、全力でやります。