池原・Y企画ニューイヤーツインカップ優勝!

こんにちは!

いよいよ横浜でフィッシングショーが始まりましたね!

釣り業界の”新年”です。フツーの釣り人の多くは”オフシーズン”だとは思いますが、紀伊半島では既に1月13日にNBCチャプター奈良が七色ダムで開催され、同日に私のホームの池原でY企画さんのニューイヤーツインカップが開催されました!

今回、このニューイヤーツインカップに出てきましたのでレポートします。

どうしても”獲りたかった”ツインカップ

私は同じ池原の昇降所であるホワイトリバーの契約スタッフなのですが、Y企画さんには毎年快く迎え入れていただいて非常に感謝しています。今年もお誘いありがとうございます!

2017年より出場していますが、その2017年は何とかキーパーをウェイインして7位、そして昨年はノーフィッシュ。ハミンバードの360を装備した柴田プロにボロ負けで非常に悔しい思いをしていました。

そして、その柴田プロは今年は何とGARMINのライブスコープを装備しての参戦。

これは技術屋でありローランス専門の販売店の立場としては絶対に負けられんなと本気で勝つための密かなプラを敢行していました。

勝つためのシャロー戦略とは

さて、ライブスコープと360に勝つにはどうしたらよいか?かなり考えさせられました。同じディープの土俵に立って勝てるのか?

しかしながら、昨年末からそれほどディープが好調という訳ではありませんでした。

理由としては、昨年末から今年は不思議と例年のような爆風続きにならず、水温低下も遅いためまだワカサギの群れが比較的浅いレンジ(表層~6mくらい)に居ました。ワカサギはこの時期、産卵のために川筋を上がって来るのですが、まだ産卵時の適水温になっていないため、浮いているのです。これは、実に幸運な方に味方してくれました。

これが、ディープに貯まると自分もディープ戦略を組まなくてはならず、恐らくなかなか勝つのは難しかったと思われます。しかしながら、状況が許してくれたおかげで、シャロー戦略を組むことが出来ました。

私の装備するローランス HDS Gen3でもその日その時の「エリアが生きているかどうか?」の判断は出来ます。ライブスコープは「水中映像感」はありますが、シャローのみを照射することはそれほど得意とは言い難い特徴がありますので。

あとは当日が爆風になった時の事を想定してのプラになりました。これが一番困る。。。

シャロー戦略における3つの武器

ミドスト

これは全くの無風で無い場合に使えるオールマイティーなメソッドです。実は私の場合は、ある程度の強風時にも使えるように訓練されています。私が毎年3月の河口湖でのマスターズ第1戦で釣って来る最も自信のある釣り方ですね。

ロッド:Fantasista STUDIOUS FNS-60XULS MGS

リール:Revo MGX 2000S

ライン:VANISH Revolution 3lbs

ワーム:ホローベリープロト

ジグヘッド:RYUGI Vespa 1/32oz #3

i字引き

こちらは無風時に使います。風が出ると、空中のラインが流されて意図している”引きスピード”になりません。しかし、これは年末より風の無いタイミングで投入してきましたが、かなり好調な釣り方でした。

ロッド:Hornet Stinger Plus HSPS-6111UL+ “iPM-SP”

リール:Revo MGX 2000S

ライン:VANISH Revolution 2.5lbs

ワーム:ホローベリープロト

ネイルシンカー:1/96oz(ジャッカル)

フック:Jig29(がまかつ)改

ここまでが”水中系”ですね。ターゲットは完全に”ワカサギ食い”のバスのみ。バラムで釣れるような”ウグイ食い”のバスはリスキーなためカット。一応タックルは持っては行きましたがガマンです。

ピクピク

これも完全無風時のメソッドになりますね。無風でかつ、ワカサギが表層で跳ねているような状況で使います。前日などはこのピクピクでバスが出てくるようなスポットや要素を探しておきましたので、当日の試合運びとしては楽になりました。当日は若干風が出たため、ほとんど出番はありませんでしたが、これをやっておかなかったら、有名どころのバスが見えているような場所に固執してしまい、痛い目を見たかもしれません(汗;

ロッド:Hornet Stinger Plus HSPS-6111UL+ “iPM-SP”

リール:Revo MGXtreme 2000S

ライン:VANISH Revolution 3lbs

ワーム:レインボーシャッド(イマカツ)

フック:RYUGI フォグショット#5

何が起こるかは当日浮いてみないと分からないため、ロッドはいっぱい持って行きましたが、当日ガイドにラインを通してリグったのは、上記の3本と爆風時にミドストの代わりに使うシャークベイト用にFantasista STUDIOUS FSNC-65M MGSの合計5本のみ。ちなみに、ミドスト、i字引き、ピクピク、ジャークベイトで釣れるバスは釣り方は違えどどれも同じ意味のバスです。これについてはまた今度書きます。

また、シャロー戦略を選択した大きな理由としては、底棲生物系を食っているバスより明らかにコンディションが良い事。つまりは同じ長さだったとしても重いということです。

当日

あとは、恐ろしかったのはY企画の皆さん。池原ダムってのは、良い意味で各昇降所ごとに”毛色”があるのですが、このY企画さんのユーザーさんはかなりガチのビッグバスハンターさんばかり。。。私の常識的な(?)釣りもこの人たちの釣って来るロクマル1本で全て吹き飛びます(笑)

ま、まぁ、その時はもう笑っちゃうしかないんですけど、それだけ1本のビッグに賭けている人が多いのがY企画さんの特徴。これは正直、躱し様がないです…はい。。。

それにもビビリながら、スタート後、バスが見つけやすかった前鬼筋に入ります。

ここは最上流のインレットの水温が8℃を若干切るくらいだったので、それに合わせて入ってきたバスが間違いなく最上流に居ます。

が、、、今回はそれを敢えて切りました(笑)

というのも、スタート時間的にそれよりも早くにそのエリアに入っているアングラーが居るだろうと踏んだからです。

そこで、最上流よりも少し下流で釣りをスタートしました。

風は無風とまでは言いませんが、幸いなことに強くはありませんでしたので、とりあえずホローベリープロトのミドストから開始。

5分ほどで幸先よく1本目が釣れます。これがおよそ1kgちょいと言ったところでしょうか。長さはありませんが、予定通りよく肥えていて重い!

そこから暫くバイトが無くなり、上流まで行ってみますが、やはり予想通り他のアングラーが入っていて釣りにくい状態になっていました。仕方なく下流側へ戻ったのですが、今度は少し風が強くなってきました。この時点で9:00。

そこで、どうしようか考えながら速いペースで流して行きます。ふと、凹みの入り口の大きなスタンプの裏に2m四方くらいの僅かな無風のスポットが、、、すかさずミドストを投入、そして・・・

53cm、2kgが釣れました!これが、どういう訳かライブウェルに入れると45くらいに見える…池原に詰めてるとサイズ感がおかしくなってしまう(笑)

しかしコイツはラッキー!かなり助かった。例えヨンゴークラスでもこのサイズは少し予想外だったのですが、昨年5kgを釣ってきた柴田プロやハードパンチャーのYの人たちを事を考えると、そこで油断してはいけません。

が、、、そこから引き波の影響などでシャローレンジまでバスが上がって来ない。。。苦戦の時間が続きます。11:00まで我慢してシャロー戦略を頑張りましたが、釣れないことで移動を決断。

前日釣れた白川筋のホワイトリバー近辺の岩盤へ移動します。

ところが移動してみると、白川筋は爆風!

i字引きやミドストの騒ぎではありません。ワカサギのレンジを見ても2~5mくらいとちょっと深い。。。「遂にジャークベイトの出番か?」とも思いましたが、1ヶ所だけ風を避けるほぼ無風のスポットがある事を知っていたので、とりあえずそこでi字引きを通してからジャークベイトかディープで揃えようと考えました。

小さな風裏スポットにi字引きを投入・・・「何だかラインが左にスライドするな~。空気が動いてるからやろな~」などと思っていましたが、ちょっとライン張って聞いてみると、何とバイトだったのでした!

左側、小さいながらも700gほどはありそう。ようやくリミット揃いました!

その後も時間いっぱいまで周れるところを周りましたが、結局この3つで終了~。

薄氷を踏む勝利。やはりライブスコープは有利です(笑)

桟橋で検量が始まると、柴田プロのウェイインで「おぉ~っ」という歓声が…3500ナンボって聞こえて来るではありませんか。。。

自分はライブウェルの中の50アップが目測で45くらいに見えていて、内心「うわー、3kgくらいやな。負けた!」と思っていました。

測ってみると、3800gちょいで何とか勝利!

しかし、アブナかった。この50アップが入って無ければ正直負けていた。しかも、最後の一番小さいヤツでリミット揃えられてなかった負けていた…

こっちは必死こいてリミット揃えるのが精いっぱいだったにも関わらず、柴田プロは予定通りの爆釣でこの時期にも関わらずディープで13本も釣ってきた。。。まぁ、シャローのバスの方がコンディションがイイのが分かっていたからというのはあるものの、ライブスコープはディープのバスが居る場所をライブで見れるというのは恐ろしい武器ですわ。。。ローランスも早くライブサイト出して欲しいものです。。。

まとめ

まぁ、何はともあれ勝ちたかった試合で勝つことが出来て正直嬉しいですね。

チャプターのメンツとは違うビッグバスハンターの皆さんの中で勝てたことも非常に嬉しいです。たまには、こういう中で釣りをするのも良い刺激になっていいもんだなと思いました。

参加された皆様、お疲れさまでした!運営をされた安村さん、Y企画の皆様、ありがとうございました!

この試合はGoproで映像を撮ってありますので、また編集して後日アップします。お楽しみに!

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