チャプター愛知第4戦

関東は台風15号の影響でかなり大変だったようですね。。。ニュースで見た様子しか分かりませんが、かなりびっくりしました。

こちらはまず、台風接近の予報が出ていた金曜日の時点でチャプター三瀬谷の第4戦の延期を決定しました。開催場所の書類申請もあって、行政が開いている金曜日の時点で決定する必要があったのですが、いざ蓋を開けてみるとかなり東に逸れて、ただ単に暑い真夏日になりました。

そこで、空いた9月8日を入鹿池のプリプラに充てようと思いまして、スケジュールを確認してみると、何とチャプター愛知が開催予定となっており、朝から湖上に出るなら出場してみようということになり、急遽参戦を決めました。

よく考えてみれば昨年の西の湖に続き、「行ったこと無いチャプター」なので、メンツがとても新鮮!

JB入鹿池で一緒に戦っている人も居れば、全くお初の方もお見えで。たまにはこういうのもいいですね!

という訳でレポートしてみたいと思います。

戦略は特に無し

当日参加だったため、スタート順は後ろから2番目。いつも試合の時は「最終フライトの場合」を意識しているため、全然気にならず、のんびりスタートします。

向かった先は、とりあえず8月25日に開催されたJB入鹿池戦と同じ、稲荷山方面。

ただし、あまりインサイドには入らず沖側で様子を見ます。が、あまり良い群れが入って来ているとは言えず、ミドスト、ライトキャロの高速トゥイッチを試すもスタートから2時間釣れず。中層のバスなんてそんなもんです(笑)

そこで、ボトムのゴリに依存しているバスでも狙いに行くか(あくまでもJB戦のプラなので)と、今井川方面に移動します。そして、赤壁→白壁→土管ワンド周辺など1時間半ほど周って、ギルのバイトしか得ることが出来ずに稲荷山沖に戻って来ます。

時間にすると11時前だったかとは思いますが、風も無く朝と違って何やら”良い感じ”に思えました。まずミドストから始めます。

これはあくまでも「ミドストが無い」という確認ではありますが、回収時に速度を変えて回収します。上手く行くとコンというアタリが出ますので、ミドストで釣れる可能性もありながら「好きな速度」を見つける2つの作業が出来ます。

ライトキャロ高速巻き

ワカサギを意識している同じ中層のバスでも、水面の状況(風による波)やワカサギの動向によって”その日の趣向”が違います。これは、どのワカサギレイクでも同じなのですが、「単にこれさえやっておけばよい」というものではなく、”その日の好み”を探す「管釣り的」な作業が必要になります。そのため、いろいろ試す必要がありました。

JB入鹿池第3戦は、最終的にはライトキャロの高速トゥイッチに落ち着き、何とかバスのキャッチに至りましたが、この日は、高速トゥイッチでは反応が無く、ジグヘッド回収時の「直線的な動き」にバイトが出たので、その要素に注目して”掘って”行きました。

結果、ライトキャロの高速巻きに行きつき、11:50分くらいに待望のファーストバイトを得て、2075gのバスをキャッチして準優勝となりました。

タックル

ロッド

Abu Hornet Stinger Plus HSPS-6111UL+ MGS “iPM-SP”

「なぜ、これを選択したのか?」はJB入鹿池第3戦と同じで、リーダー2mほどの超ロングリーダーのライトキャロをキャストして距離を出す必要があるのですが、これがまた、シンカーが2.5gと軽量のため、かなり難しいんです。

”距離を出す必要がある”というのは、ベタ凪時にボートに近いバスはボートのシェイドに入って来てしまうためです。よって、ボートの影響が少ないところへキャストする必要があります。

このロッドは6ft11インチの長さがある上に、エンドグリップを短くしてありますので、その分「振出長」(リールシートから先の長さ)を長く取っています。そのおかげで、リーダーが長くてもキャスト出来ます。

さらに、パワーもUL+でULよりは強め。かと言ってLほど硬くないので投げやすいです。そしてチューブラーなので、遠くでバイトしてくるこの釣りでもガッツリ掛ける事が出来ます。これらは、作る時に全然意識してなかったことですが、結果的には「こういう釣りにも使えるんやな」という感じになりました。

リール

Abu MGXtreme 2500SH

普段、i字引きをする時は2000番のノーマルギヤを使いますが、この釣りはスピードが命。よって、2500番のハイギヤを使います。

掛けた後のファイトはなるべく短めにしたいので、ハイギヤで少し強引気味に寄せます。もちろん、沖のワカサギイーターなのでコンディションが良いバスが多いのですが、多少無理気味に寄せますね。夏場、ロングファイトをするとバスも高水温の中で暴れる訳ですから、体力を消耗します。ライブウェルの中に入ってぐったりしてしまう事もありますので、私はあまり季節問わず早めに決着をつけるように心がけています。そのためには、本当は掛けた後はハイギヤに”変速”出来ると良いなと思う場合もありますが、そこは釣り方によってリールのギヤを選択するしかありませんね。

とうぜん、2000番のローギヤが一番遅く、2500番のハイギヤが一番巻き取り早いです。

ライン

Berkley BANISH Revolution 3lbs

この釣り方に関しては、ラインはこれくらいがベストかと思います。2.5ポンドの方が当然飛距離は出しやすいのですが、ボートから離れた場所のバイトが多く、フッキング時に細すぎると伸びてフッキングが決まらない可能性もあります。

また、上記のようにグッドコンディションのバスが多く、細いと多少強引なファイトには持ち込めません。その点、バニッシュ・レボリューションの3ポンドであればかなり強引なファイトが出来ます。これが、飛距離と強度を両立できる選択肢です。

釣り方とネタ

釣り方はシンプルに言えば、フルキャスト(と言っても、25mほどですが)して、ボトムまで落とし、後はひたすら早く巻くだけです。そして、たまに止めてみる。

レンジはミドストと同じで、正直全然分かりません。向こうが合わせてくれるので、どうでも良いのです(笑)

ただ、ライトキャロ高速トゥイッチと違う点は、2.5gだとボトムまで落とす時間がダルいので、3.5gに上げてみました。飛距離も出しやすいし、ボトムまで早く到達しますし。さらに、高速トゥイッチよりもポーズの回数が極端に少ないのでポーズ重視ではないからです。少し浮き上がりも抑えられます。

肝心のネタですが、「ある程度の速度で変にロールしない」物を選択します。これはいろいろとネタがありますので、ご自分で見つけてみることをお勧めします。人によって巻き速度も違いますから。自分の場合、巻き速度によっていろいろ変えてみる感じですかねぇ。いくつも試すので、だいたいデッキの足元には20種類くらいのワームが転がっています。カラーは極端な話、何でも良い気がします(笑)

バスを生かすということ

O2パワー(MEIHO)

試合は、「バスを釣る方法」を競うと同時に、「バスを無事に生かす方法」も問われています。

上で記述しましたが、ファイト時間を短縮することでバスの体力消耗を防げます。そして、この時期に最大のテーマは高水温。

水温が高い事によって飽和溶存酸素量が落ちます。ライブウェルポンプは水面に近いところの水を吸い上げますので、どうしてもライブウェルの中の水温は高くなります。増して、埋め込み式でないライブウェルの場合、ケースが直射日光によって温まり、中の水温を上げます。

よって、まずは「水温を下げる」がテーマになります。

私の場合、クーラーに小型の保冷剤を大量に入れて行き、バスをライブウェルに入れたらまず保冷剤を1つ放り込みます。その上で、O2パワーを投入

保冷剤は溶けきったらまた次の保冷剤を入れ替えます。そうやって、水温を少し下げた状態をキープしてやるとバスも弱らずに済みます。それに加えて、アジカンサイクロンなどの強力なエアレーターで水を動かしてやるとなお良しでしょう。

ちなみに、よく聞かれるのですが、O2パワー投入後は外部循環はほとんどしません。理由としては、せっかく溶存酸素量を上げたのに、外部循環で新しい水を入れてしまうとまた酸素量が下がるからです。ただし、水が出て行って量が少ない時や、バスの吐瀉物によって水の汚れが激しい時は、水を入れてやります。

残された課題

実は、前回からの課題だったのかもしれません。

というのは、今回は結果として準優勝なので悪くはないのですが、「釣りにおいて」では全くだなと感じます。

ナゼか?

実は、この日はファーストバイトの後、リズムをつかんでそのあと僅かな時間の間に5バイトありました。が、獲れなかったんです。非常に悔しい!

高速で巻いてフックの姿勢が不安定なので、どうしようも無い部分もありますが、もう少しせめて半分くらいまでは確率を上げたい。

そのためにはどうするか?これをもっと先に進めないと来年にも繋がりません。この翌日にはフックをチューニングしてみました。もしくはもっと姿勢を安定させるような物があるのか?

まだ高水温のうちに試しておく必要がありそうです。精進しますわ。

とてつもなく暑い中、出場された皆様、お疲れ様でした!

まとめ

前のブログでも書きましたが、やはり「中層勝負」はいろんな意味でかなりギャンブルです。とは言え、確信が無いかと言われれば、何とかバスに辿り着く自信はあります。ただ、季節は進んでいますので次のJB入鹿池最終戦(9月29日)にはまた違った展開を要求されるはずです。そのため、今回の試合はJB戦のプリプラというよりは、「来年のための練習」もしくは「前回の復習」かなと思います。これらを書き留めておけばパッケージングの完成ですね。

さて、今月は野尻湖のプリプラ、チャプター三瀬谷第4戦(恐らく、出場は出来ないかな)、入鹿池プリプラ、また入鹿池プリプラ、野尻湖でマスターズ本戦、JB入鹿池最終戦と続きます。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする