DEXバイブレーションプラグ VB60R

DEX VB60Rで釣りまくって来た!

いやー、人生でこんなにバイブレーションプラグを投げたのって中学生の頃以来じゃないかな?こんなに釣れるものだったのかと改めて認識しましたよ。中学生の時にツレが買ってきて衝撃を受けたへドンの”ソニック”以来の衝撃でしたね。

DEX VB60R スペック

重量:16g

長さ:60mm

カラー:レッドクロー/グリーンチャートリュース/ブルーバックチャートリュースタイガー/フラッシュギル/キンクロ/サンセットタイガー/ブルーギル/グリーンギル/アールディシャッド/ナチュラルフィッシュ・全10色

希望小売価格:1,400円

実際に使ってみた

この日は全部オカッパリ!

ということで、野池3ヶ所(もちろん釣り出来るところです)とリザーバーのバックウォーターの計4ヶ所。

最初の池はちょっと広め。でも、バイブレーションだからタックルバランスさえちゃんと合っていれば飛距離は出るのであまり気になりません。とりあえず堰堤部(普通、一番プレッシャーが高いところですよね)からフルキャスト。

池に限らずどこでもだいたい同じですけど、基本的にはショアライン(岸)と平行に巻くところから始めるといいと思いますよ。そこから、沖へ向かって扇状に角度を刻んで投げていく。

当然、岸際は浅いところもあるので、その時はロッドを立てて巻くと浅いレンジが引けます。逆に沖は深さがあるので、ロッドを下に下げて引くと少し下を引けて良いでしょう。

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はい、簡単に3連発。

ここは濁りが強めだったので、リトリーブスピード(巻き速度)は普通に。カラーはレッドクロー(RC)を使用しました。

まずはバスに「見えること」が大事。気付かなかったら食いませんからね。気付いた後に、見失わないようなカラー選択にすることも大事。このカラーであればマッディーウォーターでもちゃんと視認性は確保できる。

次に2か所目の池。

ひどく減水が進んでいて、バスからの反応は皆無。

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そんな中、唯一反応してくれたのはこの10cmくらいのオチビちゃん。ここまで小さいと笑えます。一体何だと思って食ってきたのか?そもそも食えると思ったのか?(笑)

3ヶ所目に移動して、

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すぐに30cmほどのバスをキャッチ。

ここまでは比較的濁りのある場所だったので、ずっとレッドクローで押し通す。

4ヶ所目は某ダムのリザーバー。

さすがにバックウォーターに近いところだけあって、人も多い。そしてクリアウォーター。さらにかなり激流れ。こんなプレッシャー高いところで果たして「バイブレーションで釣れるのかね?」なんて一瞬は思ったけど、多分大丈夫という確信もありましたよ。

川幅は30~40mくらい。真ん中のメインチャネルはかなりの強い流れで、手前5mほどはかなり浅いシャローになっていて、アユやらウグイやらが泳いでいます。

カラーはまずナチュラルシャッドを選択。石に当てれば適度にフラッシングするし、ちょうど良いのではないかな?と。

一発回答で1キャスト目からヒット!同行したカメラマン森に撮影を指示していたところ…バレた!勿体ない。まぁサイズは30ちょいと言ったところだと思うんですけど、だいたい釣れるときは1投目に釣れますよね。どちらも油断してました。油断大敵。

しばらくして、また30cmほどのをキャッチ。

そして、、、40後半から50近いのがバイト!

巻いて寄せてるときに、手前の石にゴン!って当たって外れてしまった・・・さすがにどうしようもないよね。

落ち込む間もなくキャストを続け…

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今度は40アップをキャッチ!

よく餌を食ったグッドコンディションで、引きも川バスらしくかなりパワフル。水面炸裂ですわ(あれ?トップウォーターじゃないから使い方間違ってる?!)

こちらは動画撮影に成功したので、また後日アップします。

いやー、人がいるところであれだけ釣れるとさすがに気持ちよすぎ。左手首(右巻きなのでロッド持ってる方)が心地よい痛みです。

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撮影を終えて、カメラマンの森(バイブレーションなんかほとんど使わない)にも巻き方を教えて、使わせてみた。すぐにプリプリの40アップ釣りよった!(笑)

楽しいDEX祭りだったとさ。。。

DEX VB60Rの特徴と使い方

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このDEX VB60Rの特徴ですが、まず1番の特徴として挙げられるのは「シミーフォール」。

これは開発時に特に拘って作られた部分です。いわゆる「バランスのいいフォール」と「フックを下にして立って着底する」という”お行儀の良さ”ですね。

ある程度深さを要するので、今回はこの特徴の出番はありませんでしたが、クリアな部分で確認してきました。まず、良かったのは着底姿勢。水平に立って着底するので、根がかりしにくいです。倒れるやつは、巻きはじめで一瞬横に引くことになるので、枝なんかを拾って根掛かりしますがこれは真上に来るので、若干根掛かりのリスクは軽減されます。

シミーフォールのアクションはフットボールと同じ感覚。ロッドを立てて上に煽って、そのままフリーフォールでも良し、カーブフォールでも良しと言った感じでした。まぁ、針がいっぱい付いていてフッキング率があがるフットボールと思って使うと良いと思います。もちろん、フォールはゆらゆらとバランスが良いので、フォール中にバイトが来るはずです。なので最初はフリーフォールよりは、ラインを張り気味の方が感覚はつかみ易いかも。

次に「巻き」ですが、さすがにバイブレーションプラグ(正式にはリップレスクランクベイト)なので、カバーには向きません。ここは正直に書いておきます(笑)

しかし、実際に使い倒して分かったのは、”石”(岩)に関してはちゃんと頭で受けてかわしてくれるということです。この日は野池でのロストはゼロ。最後のバックウォーターでは石噛み(石と石の間に挟まってしまうこと)で2個ロスト。”根掛かりの代名詞”みたいなバイブレーションではかなり優秀です。安心して使えます。

巻き抵抗ですが、これも申し分無い。タックルバランスは他に記述しますが、7.1:1のはハイギヤでもしっかり高速巻きが出来る。スピーディーに高速でバランスを崩すことなく直線を引ける。ここがシャロークランクやスピナーベイトと違うバイブレーションにしか出来ないものです。必然的にバックウォーターには向きますね。

「巻き方」は極めてシンプル。

”濁った場所”では普通に巻きます。

”クリアな場所”ではかなり速く巻きます。クリアな場所で使う時に気を付けてほしいのは、「バスにバイブレーションの姿を見えないような速さで巻き続ける」ということです。これはかなり大事な要素。

浅い場所ではロッドを立てて巻きます。深い場所ではロッドを寝かせて巻きます。

流れのあるところでは、流れの上流→下流に巻きます。この時、流れより速く巻くことが大事です。バスは目の前から来た物に対して、流れを利用して加速して追いかけて食うという特徴があります。なので、かなり高速。「こんなので食ってくるの?」的な速度ですが、大丈夫。これが出来るのはバイブレーションだけですから。そんなに速く巻いてもVB60Rはバランス崩れません。

「ラトル音」に関して。

今回の釣果からすると「ラトル音」は関係無かったか、もしくは少なくとも「バスが嫌がらない音」だということです。”ちゃんと釣れる音”ってことですね。

ラトル音はあくまでも「カバーに潜んだバス」や「濁りの中に居るバス」に対して「何かが近寄ってきますよ~」という合図でしかありません。私個人の見解としては「この音が好きだから食う」ってのは無いと思っています。だから、この”嫌がらない”という要素が重要だと思います。したがって、VB60Rはちゃんと結果も出てますし、その点はクリアしているということでしょう。

「カラー」はマッディー、クリアどちらもイケる10色。マッディーの中では兎に角「見える」ということが大事。まずはラトル音で何かが近寄ってきて→何かが通るのが”見える”。そのためには目立つカラー選択をします。濁った水の中では”黒系”が一番目立ちます。もちろん、今回使ったレッドクローも黒系にカテゴライズされます。その次に強いのがチャート系。そしてキンクロという順番かと思います。

クリアでは逆に「見せない」ということが大事。一応、カラーは食っているであろうものには合わせますが、姿がはっきりと確認しにくい様に速く巻いて、姿がはっきり判りにくいカラーを選択します。具体的にはシャイナー系→チャート系という感じ。「音はするけど、何が逃げてくのかよく分からん」という状態をバスに作ってあげましょう。

フックはこれまたいいのが使ってあるんだよな。危険なほど刺さります。お世辞じゃないよ。触ってもらえばわかります。

重量は16g。バランスウェイトの位置が良いので、キャスト時の飛行中に姿勢も崩れにくく、空気の抵抗が変化しにくいので、かなりブッ飛びます。他人の手に届かないところへアプローチ出来るというのは間違いなくアドバンテージになるでしょう!

タックル構成

今回使用したタックルは以下の通り。バランスが良ければ必ず釣果に繋がります。

ロッド:Abu Hornet Stinger 65M(プロト)

リール:Abu Revo SLC-IB7(右巻き)

ライン:Berkley VANISH Revolution 10ポンド

ロッドは65~66くらいのMがベスト。16gって重く感じるかもしれないけど、キンキンのロッドよりも僅かに”弱め”の方が巻きやすくて、フッキングも決まります(巻き合わせみたいな感じになるので)。また、バイト時の”ハジキ”も低減してくれるので、リアフック1本でも拾えるバスが増えるはずです。

リールは7:1くらいがベスト。これくらいのハイギヤでもさらにピックアップと同じくらいの速さで流れの中で巻きました。これよりギヤ比が低いともっと大変なことになりそう。マッディーでの使用が中心の人は6.4:1くらいでもいいかな。

ブレーキセッティングは今回は遠心はゼロ、マグネットはマックスから3段階ほど戻したところ。これである程度の逆風まででもブッ飛んでトラブルもありませんでした。

ラインはフロロカーボンの10ポンドがいいでしょう。このVB60Rはかなりブッ飛びますので、遠いところでのバイトが多発します。したがって、ナイロンだとどうしても伸びが大きく、フッキングが決まりにくい。その点、フロロが適切です。フッキング時の伸びの少なさと、ファイト中の適度な伸び。このバランスがイイ。バニッシュ・レボリューションはその点バランスがとても良いですよ。

何をするにしても、タックルバランスは大事ですね。絶対釣果を左右します。

まとめ

総じて、非常に使えるバイブレーションプラグでした!

リザーバーのバックウォーターって意外だったでしょ?

今回は野池とリザーバーでしたが、これ、琵琶湖みたいに縦に伸びるウィードなんかの遮蔽物があるところではもっと使えるんじゃないかなぁという感じ。また、カバー周りでのシミーフォールもどこかで試してみたいですね。提灯記事ではなくて、本当にポテンシャル高いです。

もっと視覚的分かりやすい説明は、後日動画をアップしますが、必要な情報は上に全てこと細かく書きましたので、上記の事を理解していただければあなたもオープンウォーターでのバイブレーションマスターになれるかも!

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