チャプター和歌山第3戦レポート

こんにちは!

7月10日~13日に霞ヶ浦にてマスターズのプリプラクティスを行い、帰って来て1日だけデスクワークに励み、そのまんまチャプター和歌山第3戦へ行って来ました。

実は、6月4日に第2戦の予定だったのですが、会場の七川ダムが減水のために開催できずに延期。ちょうどこの日はTOP50第2戦のお仕事のために弥栄ダムに行っており、出場不可だったため、ちょっとした幸運でもあります。初戦は優勝だったため、おかげで全戦出場出来る可能性が出てきました。ということで、年間も狙えます。

そんなこともあって、今回も狙いは優勝。

そもそも七川ダムのデータ自体がほとんど無く、結果、上流域でのサイトくらいしか勝ちを狙う事が出来ないのが実情でして…

しかも、今回は自分で防げたミスにてみすみす順位を落としたのですが、皆さんも気を付けてくださいねということで、読んでみてください。

前日プラクティス

朝7:30に七川ダムに到着。

初戦の時は通常水位(101m)からプラス12mという大増水でしたが、今回は何か見たことある水位。ただし、前日からプラス3mの急増水。ホント、このダムは増減水が激しい。

とりあえず出船し、本流の上流を目指す。何せ、ここのチャプターはエレキ戦にも関わらず、充電場所が無い!

串本あたりで宿に泊まれば充電出来るには出来るけれども、串本から会場までが遠い…

したがって、バッテリーを7個持ち込み、2個をプラで使って5個を本番で使うといサイクルになります。それに伴い3本ある筋のどれかにしか行けない。

初戦時は、実はHDSで湖底のデータをレコードしながら左と真ん中の筋へ行ったので、今回は本流(古座川筋)を攻めてみることにしたのですが、やはり一番遠いです。そして、上流手前には濃いゴミ溜まりが2ヶ所。100mずつくらい行く手を阻みます。

仕方なく、バックウォーターは諦めて、そこから釣り下る事に。水温は全体的に27℃ほど。霞ヶ浦に比べると低いですね。

それで見つけたパターンは二つ。

1つはピクピク。現在開発中のAbu Hornet Stinger PLUS HSPS-6111UL+ MGSの最終プロトでノーシンカーを遠投し、50アップを2本。

残念ながら、デッキに置いておいたiPhone 7+が高温のため撮影できず…これにはパターンがあって、連続する土のバンクの中にポツンとある岩に遠投し、ピクピクしているといきなり出てきて食いましたね。この最終プロトもバスを強引にぴっぱり揚げるパワーと3ポンドフロロでも遠投が効くということで、合格でした。

2つ目はミドスト。

0.9gのミドスト(エコ版ホローベリーなど)で池原流ミドストを展開すると、600~800gがかなり釣れる。これは、場所を選ばない感じ。キャストする度に釣れるので、途中でヤメたくらいです。普通、夏になるとミドストはあまり効かないイメージ(横の動きとしてスピードが無さすぎるから)なんですけど、濁りが入ると効きますね。

という訳で、この二つを軸に本番を戦おうということになりました。優勝ウェイトは3200gくらいかなと予想。

暑すぎてTシャツが塩吹くような状態でした。串本のサンゴの湯でサッパリ。

地元の山形兄さんたちが昔から通っているというシブいお好み焼き屋さんへ。

焼けたお好み焼きと焼けたD…

英気を養い、車中泊でしたが、夜はよく眠れました。

本戦当日

明けて本戦当日。水位は20cmほど増水したものの、天気は前日とほぼ同じ。

チャプター和歌山は他のチャプターに比べて平均年齢が高い?!

ミーティングを早々に終えて、13:30までの戦いの幕が切って落とされました。

真ん中くらいのフライトでしたが、前後のエレキ全開で本流筋上流へ向かいます。

途中、ピクピクスポットで前日のパターンを試すも、増水でバスが付く岩のエグレが深くなったためか、全く出てこない…うーん、実は結構アテにしていたパターンなんですけど作戦変更を余儀なくされます。

そこで、前日は突破しなかった2ヶ所のゴミだまりを40分ほど掛けて突破し、最上流を目指すことに。ハッキリ言って、かなりギャンブルですし、かなりアホです。

しかし、3kg超えようと思えばこれしか方法が無いなと。

そして、最上流に到達。

防ぎようの無いミス

一気に水がクリアになり、水温も27℃から19℃へ。

それほど多くないながらにもバスは居ます。

それらをとりあえずオーバーテイクして、本当のインレットへ。

最初に激流の流心に、DEXバイブレーション VB60Rを投入して超高速巻き。そして、目論見通りバイト!!

…するも、急流の流れに乗ってさらに加速したバスにリールの巻きが間に合わない…そして、ボートの下流側までイッキに走られ、ラインがビーン!と張ったところでフックが外れてしまった。。。これは、ちょっと防ぎようが無い。ひょっとしてRocket 9で巻いてたらフッキングが巻きが間に合っていたのか??

その後、流心は反応が無くなり、岩の中に潜んでいるバスを7gのショートリーダーのヘビーダウンショットで食わせることに成功!

…が、しかし、これも岩の反対側に出られてラインブレイク…これもちょっと対策という対策が思い浮かばない。。。

仕方なく、1.3gのミドストで450~600g釣ってリミットは揃えたものの、目標の3kgまでは程遠い。

読み間違いとはまさにこのこと

こんな状況なので、他に2本ある筋のバックウォーターではキッカーを獲ることに成功する選手が必ず居て、やはり3kgは必要ではないかと考えました。

そして、バックウォーター近辺のストレッチで何とか見えるバスを食わそうと努力するも、何をしても口を使ってくれません。相変わらずミドストで食うのは500g台で、ちょっとした入れ替えしか出来ず。

結局、試合を読み間違えたため、バックウォーター近辺に長居してしまい、12:00になって、浮きゴミ越えの時間を考えて下る事に。

防げたミス

2ヶ所の浮きゴミを越えて、すぐのストレッチから、ミドスト、ネコリグを展開するとすぐに880gが釣れ、20分ほどの間に連続して何本か釣れて、最上流のストレッチで釣ったバスは全て入れ替わってしまいました。一体、あのゴミ越えは何だったのか?「前日プラ通り、ゴミ溜まりより下流の展開で十分だったじゃないか」と後悔しつつもなんとか2200gを越えて、ポイントには何とか手が届くかな?という感触。

ライブウェルに、ちょうど前日こちらのブログで書いたO2パワーを入れようとした時にまさかのトラブル発生…ファスナーで挟んでしまったのか、O2パワーの袋が破損している…つまりは、空気中の水分と反応して酸素が発生しないのではないか?という状況に。とりあえず、入れてみるものの、果たしてどうなのか?

帰着し、ウェイインしようとライブウェルの蓋を開けると…

ゲッ!一番デカいヤツが瞳孔カッ開いて浮いてる!!!!

「ケアして回復するに掛けるか?」「急いで、生きているうちにウェイインするか?」悩みましたが、先にウェイインすることに。

結果、2255gで腹見せのペナ100gを喰らう事に。つまりは2155g。

その後、バスをライブウェルで必死にケアしてみたところ、回復して元気に泳いで行きました。隣の選手にもそれを確認してもらい、とりあえずは一安心。

そして、この100gが大きく響くことに…

想像していた以上にローウェイトの試合となり、優勝の澤村選手でも2700g台。

そして、私自身は8位…バスさえしっかりと管理出来ていれば5位のウェイトだっただけに、防げたミスで順位を落としてしまった。実に勿体ない。

年間は1位→3位となってしまったものの、まだ残り2戦あるため、諦めること無く狙います。

お立ち台の皆さん、おめでとうございました!

参加された選手の皆さん、暑い中お疲れさまでした。

O2パワーの保管には気を付けましょう

今回の私のミスはというと、O2パワーを自分の不注意で性能を発揮できない状態にしてしまったという事です。どこに引っかけたのか分かりませんが、O2パワーの袋にデカい穴が開いていた…

このパック自体はそこそこ頑丈な作りなんですけど、一体どこに引っかけてしまったのか…(写真は自分で破って使った後です)

この錠剤は化学反応によって酸素を発生するのですが、それだけに空気中の水分と反応してしまいます。

今までも、高水温時にO2パワーのおかげでバスが弱るなんてことはほとんど無かっただけに悔やまれますね。自分で「高水温時は使いましょう」なんてブログで書いておきながら、自分自身がそれを実感することになるとは…

このO2パワーですが、パックが完全な状態でも高温の場所に保存するのはやめてください。なるべく、日陰など高温にならないところをお勧めします。家で保管する場合は、私の場合は冷蔵庫に保管しています。また、1回での使い切りですので、一度使ったものの再利用は出来ません。お気をつけください。

O2パワーがあるのと、無いのとで天国と地獄。今回は自分が味わいました!

7連戦のアタマ

実は、真夏は結構苦手。

にかかわらず、このチャプター和歌山第3戦が7連戦の最初の試合。

今後のスケジュールは下記の通り。

7月22~23日 マスターズ第3戦(霞ヶ浦)

7月30日 チャプター奥伊勢湖宮川第4戦(三瀬谷)

8月6日 チャプター和歌山第2戦(七川・振替戦)

8月13日 チャプター奥伊勢湖宮川第2戦(三瀬谷・振替)

8月20日 チャプター池原第4戦

8月27日 チャプター和歌山第4戦(七川)

9月3日 チャプター奥伊勢湖宮川第3戦(三瀬谷)

こんな感じです。こりゃ夏バテしそう…鰻で乗り切るか?!

とりあえず、明日霞ヶ浦へ向けて出発し、目前のマスターズに集中します!ご期待ください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする