こんにちは。
今日はZPI”から発売されているモーターガイド ツアーシリーズ用のベアリングプーリーをご紹介します。
私も早くからテスト品を使っていましたが、プーリーにベアリングが入るだけでとてもシルキーでスムーズな方向転換が出来て重宝しています。特に、私のホームでもある三瀬谷ダムのようなエレキオンリーのフィールドでは重宝する逸品ではないかと思います。
価格的にも純正ステンプーリーとさほど変わりが無く、とてもお買い得です。
今日はその特徴と取り付け方をご紹介します。
読みたいところをどうぞ
概要と特徴
名称
ZPI” ベアリングプーリー
価格
税別¥3,600(2個入り)
一番気になるのはここだと思いますが、純正で1個1700円程度なので、かなりお値打ち。プーリーの設計からやったのに、よくここまで価格を抑えられたなという感じです。
対応機種
モーターガイド社製 ツアーシリーズの中・後期になります。
初期モデルには対応不可となっています。初期モデルはプーリーが樹脂ですので、分かりやすいですが、もう一つの特徴として、長い方のステアリングワイヤーが踵部分に向かって斜めに通っているので、そこでも判別できます。
特徴
名前の通り、ステンレスプーリーにボールベアリングが入っています。ベアリングはダストキャップでカバーされているため、ほぼメンテナンスフリーで使い心地が持続します。
また、フランジ部も独自に設計してあり、ワイヤーが逸脱しにくく、かつ破断しないように気を配った設計になっています。
交換方法
ご自分でも交換出来ますので、その方法をご紹介します。作業に必要な時間はおよそ30分ほどです。
必要な工具
・六角レンチ 1/8インチ
3mmでもいけないことは無いですが、舐める危険性があるので、やはりインチのヘキサレンチをお勧めします。
・スパナ 13mm(写真に写ってなくてごめんなさい)
1/2インチかと思われますが、ワイヤーを緩めたり張ったりするときに使うだけで負荷が掛からないのでこちらはミリ工具でも大丈夫。
・スプリットリングプライヤー
ステアリングワイヤーのエンドをひっかける時に重宝します。
以上、この3つで交換可能です。
交換手順1
まず、ペダルを裏返します。
1/8インチのヘキサレンチ(6角レンチ)を使って、踵側のプーリーを外します。この時、キャップボルトだけで止まっているのですが、ねじ止め用の接着剤が塗布されているため、結構な力を入れないとネジが回ってくれません。なので、ミリ工具だと少し危険です。インチを使ってください。
ネジが完全に外れたら、プーリーも脱落します。この時に、おそらくワイヤーのエンドも外れると思いますが、これは外したままでOKです。
交換手順2
次にペダル前部のプーリーも外します。こちらも同じヘキサレンチを使用します。後部と同じく、かなり硬く接着されていますので、結構硬いですよ。
こちらは外すと、プーリーが間に脱落します。
交換手順3
スパナを使ってワイヤーを緩めます。この時、あらかじめどれくらいの張りで付いていたかを写真に撮っておくと、最後のワイヤーの張りの調整の時に便利です。
緩んだら、ペダル部から外します。
交換手順4
次に、前部のベアリングプーリーから取り付けていきます。この時、プーリーの幅が純正より若干太いため、裏側からのみ挿入が出来ます。緩めたワイヤーを横にずらして挿入してください。
あとは、手順2で外したボルトを止めます。
また、後部(踵側)のベアリングプーリーも取り付けます。
交換手順5
ワイヤーをプーリーに通して、エンド部分をスプリットリングプライヤーでつまんで元の位置にひっかけます。
緩めたワイヤーを元の位置に戻して、張りを調整すれば作業完了です。
張りすぎるとワイヤー破断の原因になりますし、緩いとせっかくのプーリーから外れてしまいます。ちょうど良い張り具合に調整してください。私個人の感想としては、僅かにキツ目に張っても非常にシルキーに軽い感じで回ってくれます。まぁ、この辺は使用環境によるところも大きい(マウントにどういう向きで固定されているか?など)ので、個人の好みになるかと思います。
まとめ
今年1年、ステーサー390レイカーに搭載されているTR-82に使用しましたが、シルキーなために長時間踏んでも疲れにくかったです。細かいパーツですが、非常に優れもの。
エレキオンリーのフィールドや、亀山ダムや津風呂湖に代表されるようなレンタルボートオンリーのフィールド、またバスボートまで幅広く使えます。
これからのオフシーズン、ワイヤー交換などのついでにゼヒ導入してみてはいかがでしょうか?
これから冬の池原通いが始まりますが、池原で見かけたら声を掛けていただいたら現地で体験することもできますよ!