こんにちは!
世間では「ゴールデンウィーク」と言うそうですが、全く実感がありません(笑)
普通にバタバタしています。まぁ、これくらいの方が自分には合っているのかもしれませんが…
で、先週のJB マスターズ第2戦の三瀬谷戦にて自分の課題というか、弱点が露呈しましたのでショックを受けると同時にトレーニングすべくチャプター三重に参戦してきました。
本来では予定として組んで無かったんですけど、今年は幸いなことに季節の進行が早く、スポーニングも真っ盛りという訳では無いので、トレーニングとして利用できるかなと。
あと、この時期の釣りはやはりその時期にやっておかないといけないので、なるべく早くしておきたいというのもありましたし。
課題はカバー
僕のホームレイクは池原ダムと三瀬谷なんですけど、どちらもカバーが薄いのが特徴です。特に池原は流木以外のカバーって皆無。三瀬谷は水位が高いとカバーが少し出来ますが、あまりカバーを中心とした組み立てはしない事が多かったですね。恐らく、知らない間に「カバーをしない癖」みたいなのが付いてしまったのかもしれません。
一応、自分の”技”としてはノーシンカーでのカバー撃ちなどはありますし、”昭和な”テキサスのカバー撃ちなどは出来ますが、それでも「上手いのか?」と聞かれたらちょっと答えに窮します。
ちょうど今月発売のBasser誌にもカバーネコの特集があり、買って読んでみましたが、「とりあえず練習してみるか」ということで、重い腰を上げてみました。
小森嗣彦プロも「自分に無かったテクニックを覚えるのは試合中が一番いい」と言うように、やはりプレッシャーが掛かった状態で練習することが一番だと考え、ちょうどカバーが多い青蓮寺ダム(水位によりますが)で試合があるということで参加するに至ったのであります。
前日プラ
この青蓮寺ダムは現水位の276.4mだと湖のほとんどがカバーになります。全部をやっていては1日では終わらないので、とりあえずは湖を流して目視でチェックしていくことに。
確かにスポーニングベッドは何か所か確認できましたが、ピークは過ぎていたようで何が何でもベッドを撃たないといけないという状況でないのは分かりました。
そこで、バックウォーターで「スポーニング疲れから回復した(もしくは回復中)のバス」を狙うことにして、布生筋(ふのうすじ)のバックウォーター手前のベンドのカバーからカバーネコを撃って行くことにしました。
浮きゴミからドデカイのが釣れましたよ。2キロ半はありますねぇ。
プラではありますが、カバー撃ちなので釣れてしまうのは仕方のないところ。濁ってるし、バイトあっても魚の姿を確認しないことにはバスかどうか分からないですしね。
この後、本流筋のバックウォーター近辺もチェックしに行きましたが、カバーネコに食って来たのはでかいニゴイ…
しかしながら、1本のバスで「回復系のバスは上流に上がって来る(多少の供給がある)」と分かりましたので、「何とか釣りにはなるな」と確信は出来ました。ただし、数少ないスポーニングベッドもサイズは悪くはないようなので、「ちょっと上位は無理だなぁ」という感じもありました。
ま、あくまでもトレーニングが最重要の目的なので、順位は気にしないと言い聞かせて本番を迎えることにしました。
本戦
久しぶりのチャプター三重へのエントリー。いつもと違う面子で新鮮な気分。エントリー数は42名と盛況です。
そして、やはり仕事着とも言える「トーナメントシャツ」を着ると、「勝ちたいな」という気分になります。が、「今日はカバーのトレーニングだ」と自分に言い聞かせて集中することにします。
しかし・・・
こういう時に限ってフライトは1番。。。こんなの引いてしまったら欲も出ますよ。どこでも行けますもん。
それでも「今日は撃つ練習や」と言い聞かせてスタートすると、布生筋のバックウォーターに向かいます。
2つあるバックウォーターのうち、布生筋を選んだ理由は「前日釣れた」ということよりは「濁りがあるから」というものです。本流筋のバックウォーターは比較的クリアで、例えカバーの中のバスとは言え釣りやすいのは濁りのある方と考えました。
現場に到着し、浮きゴミにネコリグを入れていきます。
すると、バスが1本フラフラと出てきたので、フォローですかさずミドストをキャストすると、すぐに1300gほどのが釣れました。ちょっと目的とはズレはしましたが、ラッキーなモーニングフィッシュをゲット。
そこから1時間ほどカバーを撃ち続けて、今度は細目の流木(丸太)と浮きゴミが溜まったところで、グィ~と引っ張られてフッキング!
今度は1500gほどのを無事にキャッチしました。
この時点で10:00前なんですが、そこから後が続かない。ひたすら我慢してカバーネコを入れていきます。おかげで、最初はあやふやだったキャスト精度も徐々に上がっていきます。
しかしながら、12:00になってもバイトが無いため、バスの供給は少ないと判断して本流筋に大移動することにしました。これを決断出来たのも、今期から導入しているプロショップオオツカさんのオリジナルリチウムイオンバッテリーのおかげ。(こちらはまた後日レポートを掲載します)
本流筋のバックウォーターに40分ほどで到着し、ひたすらまたカバーネコによるカバー撃ち。ただ、残念ながらバイトは無く終了。
とりあえずは良いトレーニングが出来たので、満足の表情です!
2本で2800ちょっと。リミットメイクしたかったが…
そして…
終わってみれば6位でした…オーマイガ~!
お立ち台の皆さん、おめでとう!
「10位くらいで見れる順位ならいいか」と思って臨んだ試合ですが、6位と言われるとかなり悔しいです。。。やはりリミットメイクしなければそういう結果になるということです。
ミスがあった訳ではなく、2バイト2フィッシュだったので悔いはありませんが、早い時間に2つ釣っていただけに、そこからの時間をもっと有効に使えたのかもしれないなという反省はありますね。本流への移動をもう少し早く決断すれば良かったのかも。
ま、いずれにしろ、引き波などのプレッシャーが掛かった試合中に課題のカバーネコで釣って来れたので、ファーストステップとしては及第点と言ったところですが、これからもっと進化させるべく練習に取り組もうかと思います。44歳のオッサンですが、まだどん欲ですよ!
チャプター三重に参戦された皆様、お疲れさまでした!
タックル
カバーネコ
カバーネコリグをする上で一番悩んだのがこのタックルバランスでした。
とりあえず、小森プロのタックルを参考に、下記のタックルで臨んでみました。
ロッド:Abu Hornet Stinger Plus HSPC-671MH MGS
リール:Abu Revo MGX-SHS-L (ZPI BFC-930 Pro、他ZPIフルチューン)
ライン:Berkley VANISH Revolution 10ポンド
ワーム:ストレートワーム
シンカー:Rein 2.6g
ロッドがMHが良いというのは、TOP50野村ダム戦の取材をした時に分かったことなんですが、何せ手持ちのMHロッドってホーネットスティンガープラスの67しか無かったので、とりあえずコレで。ただ、この67という長さが絶妙で長過ぎないのでピッチングは非常に楽です。もっと軽いリグであればFantasista YABAI!のFYNC-635M MGSが良いかと思います。
ただ、ロッドが硬いだけにネコリグとしては重めの2.6gとは言えピッチングは少々苦労します。
ということで、リールはスプールの立ち上がりがかなり早い物を選択しました。ちょっと懐かしい機種ですが、Revo MGX-SHS-Lです。それにZPIが誇るBFC-930スプール入っており、軽い物のキャストでもしっかりスプールがピークスピードまですぐに立ち上がります。おかげでオーバーハング奥の奥まで入れることが出来ました。
ラインはこれらと一緒でかなり悩みました。濃いカバーから無理やり引きずり出すのには何ポンドが必要なのか?軽量リグをピッチングするにあたってどこまで細く出来るのか?
そこで、家の前で試しキャストしてみました。ロッドとリールは同じでラインはバニレボの14ポンド。ちょっとキャストがしにくい。人によっては手首が強くて早く振れる人は大丈夫かもしれませんが、自分にはやりにくかったので、10ポンドまで下げ見たところ、比較的スムーズにルアーが放出されました。実際前日プラでも10ポンドでデカいバスをカバーから出せたのできっとバニッシュ・レボリューションは強いんでしょう!
もし良かったら、タックルバランスのご参考にどうぞ。
ミドスト
不本意ながらもカバー撃ちでカバーから出てきたバスのフォローで使ったミドスト。でも、フォローって大事なのかもしれません。なぜ、ミドストだったのか?と思うかもしれませんが、前日プラで釣ったバスの胃の内容物は4cmくらいのベイトフィッシュ(泳ぐ魚)でした。これで「きっとバックウォーターに上って来るバスの目的はベイトを食うことだろう」という予測が立ちましたので、ミドストを選択することにしました。朝と言うこともあって一撃でしたよ。結果としては正しい選択が出来てたかなと思います。
ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSNS-60SULS MGS
リール:Abu Revo MGX 2000S(’16モデル)
ライン:Berkley VANISH Revolution 2.5ポンド
ジグヘッド:1/48oz
アクションの仕方などは動画でご覧ください
まだ未編集ですが、この試合はGopro Hero6で撮りっぱなしでした。
近いうちにYoutubeの方にでもアップしますので、ぜひ見てみてください。
オマケ
実は、試合翌日の昨日も2時間ちょっとだけ青蓮寺に浮かびました。
同じカバーネコで、本流筋ですが1本46cmが釣れました!
こちらも”DEXの森くん”が撮影してくれたので、そのうち動画をアップしますね~!