バッテリー編成

こんにちは!

三瀬谷でのチャプター戦明けの月曜日(5月28日)に高山ダムへ行って来ました。

ここは以前はエンジンの使用が可能だったのですが、今はエレキのみの使用が可能なフィールドになっています。

とは言うものの、湖の船で航行できる範囲は下流から上流まで往復で28km(満水時)ほどありますので、結構な長さですね。

使用艇はもちろん、こちらのステーサー390レイカーです。三瀬谷戦でも朝のスタートダッシュでは弱い流れを遡って9km/hでした。幅広な上にタックル類も合わせるとまぁまぁ重量級なのですが、どのような状態で稼働しているかをご紹介します。

エレキの編成

フロント

フットエレキにはモーターガイドのTR-109(36V、推力109ポンド)を使用しています。特段チューニングはしていませんが、定期的に自分で全バラ全組みをして、必要であればブラシ交換やSEモジュールの交換もやってしまいます。

フットペダル左側にあるスイッチはトラブル防止のために殺してあります。

プロペラはカバーやシャローが多い湖ではハードマチェット(グレーのやつ)、三瀬谷のようにカバーが少ない場所では通常素材のマチェット3プロップを使っています。

これに、ZPI”のパワードームZXを装着しています。フットペダルには同じくZPI”製のベアリングプーリーがインストールされていて、方向を変える時も非常にスムーズです。

リア

こちらはハイガーの24V110ポンド(別名:黒ハイガー)を使用しています。何で130ポンドじゃないの?とよく聞かれますが、特性的に110はトルク重視タイプ、130は高回転タイプということで、幅広で重量のあるステーサー390には110の方が向いてるかなと考えたためです。ただ、実験はしていないので、こちらはまた誰かに130をお借りして実験はしてみたいと思います。

FBIさんの方でリモコン仕様にしてもらった物を使っていますが、実に快適です。

パワートリムで角度を調整することができます。

バッテリー編成

左舷側(ポート)

プロショップオオツカさんで調達したリチウムイオンバッテリー36V60AHとかなりセンターよりに既存の鉛バッテリー24MF(80A)を置いています。

このリチウムイオンバッテリーは重量が22.5kg

鉛バッテリー24MFが19.9kgなので、左舷側は42.4kgということになりますね。

バッテリー側のターミナルがM10(10mm径)のボルトなので、エレキ側の圧着端子には8-10など10mm径の物を使います。また、ボルトを締めるために17mmのソケットレンチがあると便利です。きっちり締めておかないとトラブルの原因になります。

バッテリートレイ近辺にはあれやこれや付いていますが、左からパワートリムのリレー(アップ/ダウンで1組)、真ん中にはBLUESEAのサーキットブレーカー50A、一番右のはトロイダルコアです。

パワートリムのリレーがナマで付いているのは、パワートリムにリレー回路が無かったから後で自分で付けました。

サーキットブレーカーは、先ほど書きましたが、ツアーのフットペダルの横のスイッチを殺してあるので電源のカットオフをするものが無いためです。50Aと容量を大き目にしてあるのは、ブレーカーとして使うより単なる”スイッチ”として使うためです。ブレーカー容量に関しては「40A」と表示されていれば40Aになった時にカットされると思っている方が多くおられますが、実際にはそうではありません。40Aになって一定の時間が必要です。その辺はブレーカーの特性曲線の資料を元に選択すると良いかと思いますが、ツアーの36V機は高速時で実測値40~45A程度の電流が流れますので40Aだと結構落ちます。なので、落ちないように50Aを使用しています。

トロイダルコアは魚探へのノイズ抑制のために試しに導入しましたが、良い仕事をしてくれています。おかげさまで、エレキが大電流にも関わらず突入電流時以外はほぼノイズがHDSには表示されません。ただ、このトロイダルコアって案外イイ値段しますね…一応、HDSの電源ケーブルと振動子ケーブルにはフェライトコアも付けていますが、こちら単独だとあまり効果が無いですね。

右舷側(スタボー)

右側には左と同じくプロショップオオツカさんの24V60AHを僅かに外側に配置。

重量は16kgとかなり軽いです。

こちらのバッテリーはターミナルがどういう訳かM12(12mm径)のボルトなので、エレキ側の圧着端子も14-12というちょっと変わった圧着端子が必要になります。

さすがにソケットを2種類用意するのは面倒なので、こちらはノブボルト仕様にしてみました。ボルトに着けることが出来るノブなのですが、商品名は「ノブスター」と言うそうです。

これでかなり便利になりました。36Vの方はノブボルトにすると何枚かワッシャーを噛まして高さを稼ぐ必要があるため、ボルトのままにしています。

全体図

上から見るとこんな感じです。数字上では左右のバランスが42.4:16でアンバランスに見えますが、実際には24MFがかなりセンター寄りに配置されているため、船の傾きもほぼありません。

この24MFはアクセサリ(魚探、ビルジポンプ、ライブウェルポンプ、USB、CMCパワートリム)用なのですが、これもリチウム化しても良いのかもしれませんが、12V40AHだと6kgしか無いので、ちょっとリア側の重量を稼ぐという意味でこれを置いてます。

合計重量は58.4kgですね。

以前との比較

このリチウムイオンバッテリーを導入する前はフロントのエレキがTR-82、リアがハイガー100ポンドでした。

フロントに27MF(23.6kg)を2個、リアに27MFを2個+24MF(19.9kg)を1個という編成でした。合計重量は114.3kg!

前後比は47.2:67.1ですが、これにフロントに73kgの自分が乗ると、

120.2:67.1というかなりフロントヘビーな状態になります。実際に、フロントで釣りする時にライブウェルポンプが水を吸ってくれず、キープする魚が釣れると、ライブウェルの水が満たされるまでリアで釣りをしないといけないという不便さがありました。

これが、リチウムイオンバッテリーを導入してから、バッテリーが全て後ろに配置されたため、現在の前後比は自分も入れて73:58.4になり、かなり改善されました。後は自分がダイエットすればもっと改善していきます(笑)

この前後バランスで、とりあえずライブウェルポンプも水を吸ってくれていますので、実際にもバランスは改善されているということでしょう。

バッテリー総重量も114.3kg→58.4kgで55.9kgも軽量化

とにかくラク

そう、一言で言うと「とにかくラク!」です。準備も片付けも楽!

僕も44歳ですが、さすがに24kgのバッテリーを何発も運ぶのはシンドイです。。。特にエレキ戦の時。バスボートでも27MFを3個、24MFを2個搭載しているので合計5発。

プラや本番で疲れている体にとってはかなり負担です。

この辺が改善されて本当に楽になりました。値段は結構張りますが、今のところそれに見合ったメリットも大きいように感じています。片付けなんかあっという間に終わり。

以前は、リアにモーターガイドのET-107(36V・107ポンド)を使用していたため、27MF5個、24MF1個という編成でした。今からそこへ戻れと言われても…ム、ムリですっ!

この日の高山ダム

この日の水位は121.6m(EL)。

6月2日にはスロープのエンドが見えるだろうとの事でした。トレーラーでの昇降もそろそろ限界ですね。

ひとまずバックウォーターまで上がりつつ、DEX CR-55で40アップを含め何本か釣りました。写真は取り忘れました(笑)

下流へ行ってからはホローベリーでカワイコちゃんが遊んでくれました。

まとめ

この日の釣行時間は5時間で移動距離はおよそ15km。この距離だと楽勝です。どちらのバッテリーも余裕を持っての終了でした。バッテリーの充電もあっという間でしたよ。

このリチウムイオンバッテリーについては、先日七色ダムでいろいろとハードな実験をして来ましたので、またまとめて後日アップしますのでお楽しみに!

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