霞ヶ浦プリプラ・リチウムバッテリーをバスボートで使ってみた!

こんにちは!

昨日今日と各地で大雨が降ったようですが、皆さんのところは大丈夫でしたか?

この手の大雨って、プラクティスでやってきたことが一気にリセットされてしまうので、良い面も悪い面もありますね。今日でTOP50の公式プラも終了し、あすから予選が始まるので中には雨の恩恵に預かる選手も居るのではないでしょうか?

七色ダムは明日明後日、ともに雨で日曜日も降るかもしれない予報となっていますが、サイトフィッシングは1mmを越える降雨だとなかなか成立しにくいようです。

現地に来られる方は雨対策の用意をしてくださいね。

さて、今週はそのTOP50の会場にお邪魔するので、来週末にあるマスターズ戦のためのプリプラクティスに霞ヶ浦へ少し早めに行って来ました。

5日間ほどプラ期間を取りましたが、いずれの日も南西~南南西6~10mの強風で満足に出られたのは1日のみ…まぁ、想定内とは言えストレスが溜まります。TOP50時代も毎年プラを含めて4回ほど訪れていましたが、毎度毎度爆風で満足なプラが日数通り出来たためしがありません。それも慣れましたが…

そのプリプラクティスですが、初めてバスボートでリチウムイオンバッテリーを使ってみましたので、軽くレポートします。

セッティング

出発するにあたって、リチウムイオンバッテリー(Lithi-B、リチビーというカワイイ名前になったみたいです)の搭載に伴い、バスボート内のレイアウト変更を行いました。

エレキはモーターガイドのツアー109(36V)のままですが、以前のセッティングは下記の通り。

フロントストレージ:27MF(105A)+24MF(80A)

リアストレージ:27MF(左右に1個ずつ)+24MF(80A)

合計5個のバッテリー。フロントの2個とリアの27MF1個で36Vにしてエレキ用に、リアの27MF1個をクランキング、リアの24MFをアクセサリー(魚探2個、NMEA-2Kネットワーク、ライブウェルポンプ、ビルジポンプなど)に使用していました。

重量にすると、

フロント:24kg+20kg=44kg

リア:24kg+24kg+20kg=68kg

これに重い事で有名な某S社のV6エンジン(実測では表記ほど重くないんですよ。。。)が乗っていて、ちょっとスターンヘビー仕様。

左右比では

ポート(左舷側):20kg+24kg=48kg

スタボー(右舷側):24kg+20kg+24kg=68kg

しかも、スタボーサイドはコンソールがあって、自分(74kg)も乗りますので、ちょっとアンバランス。実際はバスボートの場合、浮力が高いためこれくらいの左右差は多少胡麻化されます。ちなみに、バスボートの高トルクのエンジンだと、右回りのペラのため作用反作用の法則により、立ち上がりの一番トルクが掛かる時にスタボー側が持ち上がります。バスボートのコンソールが一般的には右側にあるのはこれを抑えるためという目的もあるようです。

実験台となっているジャベリン号。もう無いメーカーですな。OMC時代の船で言えば松竹梅の”竹”にあたりますわ。”松”はストラトスであります。

気になっていたのは、27MF2個と24MF1個で36Vにしていたこと、そのうち1本のジャンパーケーブルがリアとフロントストレージで長い事でした。

いずれにしろ、バッテリー5発の合計は何と116kg!!!

重いですよ。よくこんなのいちいち揚げ降ろししてたなぁ。オンボードチャージャーじゃないので、毎日4発(クランキング用はあまり充電不要なので)を揚げ降ろししてました。

今回のリチビーはこれらを見事に解消してくれました。

お手製バッテリーストレージですが、こんな感じに。これ1台で36Vなのでめちゃくちゃラクチン!

こんな感じですっぽり収まっています。バッテリーは5発→3発になってスッキリ。

これにより、重量配分は下記の通りに。

フロント:リチビー(36V60A)22.5kg

リア:27MF(左右1個ずつ)24kg+24kg=48kg

合計すると70.5kg

45.5kgの軽量化に成功!!!

自分がダイエットするより楽です、はい。

フロントは21.5kg、リアは20kgの軽量化になりました。

船の姿勢への影響は?

立ち上がりは元々スムースで早いのですが、さらに早くなりました。フワッとすぐに立ち上がります。

標高が低い霞ヶ浦なのであまり差は出ないかもしれませんが、標高が高い河口湖や桧原湖、野尻湖なんかに行くと結構な立ち上がりの改善になるかもしれません。

静止姿勢に関しては、元々浮力が高いのであまり差を感じませんでした。

エレキでもかなり浅いドシャローまで入って行く事が出来るので、霞水系だとかなり攻め込めますが、その辺も微妙に改善されているのかも。

熱は大丈夫?

今回のプラでは連日33~34℃の暑い日が続きました。

バッテリーストレージ内の熱が一番心配でした。

かなりの熱がこもりましたが、それでもパワーダウンも何も無く使う事が出来ましたよ。連日7時間ほどのプラになりましたが、エレキの使用時間は合計すると3~4時間ほどでしょうか。

ストレージ内の熱と言っても、バッテリー自体は熱くはなっておらず、ストレージの蓋が熱くなってそれが中の空気を温めているみたいです。どこかにベンチレーターでも付けるかな?

よくリチウムバッテリーは熱暴走がとか言いますが、このタイプのバッテリー(リン酸鉄リチウムイオン)はどうも大丈夫みたいです。

耐ショック性は?

毎日こんな感じ。

当然、ラフウォーターライドなります。イントリムで波切って走るより、かっ飛ばした方がまだマシなので、だいたい70~75km/hで走ります。船のタイプにもよると思いますが、僕の船は走ってしまった方がマシ。

当然、ショックもキツイ。自分自身も腰と首にかなりキテました。

リチウムイオンバッテリーは耐ショック性に欠けるという話ですが…

特に何もありませんでした。。。

ただし、バッテリートレイには気を使いましたよ。

自分があまりに溶接ヘタなのでくろくろ先生が溶接してくれた専用バッテリートレイ。衝撃吸収用のスポンジ(ちょっと硬め)が貼り付けてあります。

このスポンジが結構良い仕事をしているようです。左側には非常用のサーキットブレーカー(BLUESEA 50A)を搭載。

このようにベルトはしっかり、かなりキツキツに留めておきます。

これで、今のところは影響無し。今後、何か影響が出たら、こちらに正直に書きますので。。。

この強風下で釣りしてエレキ踏みまくり(風裏が少ないので…)でしたが、それでも戻ってから充電すると1時間弱で完了してしまいます(汗;

まとめ

とりあえず、ラフウォーターでバスボートで使っても今のところ、何のトラブルも無かったということです。

そして、充電の時に降ろすのが楽!今じゃバッテリー2個だけ充電すればいいんですから。

そりゃ、アメリカでツアープロがみんな使う訳だわ。アメリカの方が荒れる中走りますからねぇ。。。

今回はバスボートで使ってみましたレポートでしたが、またの機会にエレキのみで走行してみましたレポートをアップしたいと思いますので、お楽しみに!

潮来に行った時の楽しみの一つ。コレでエナジーチャージです!

さて、明日から七色ダムではTOP50第3戦が始まります!

皆さんもゼヒ現地に遊びに来てください。ピュア・フィッシングブースでお待ちしております。

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