こんにちは、いよいよ明日から12月。
早いものです。
とりあえず、「小森カップ」から帰ってきて少し時間が出来ましたので、11月20日に開催された「カーブの店カップ」のレポートを書いていこうと思います。
何を感じて、何を考えたのか?という事も含めて書いていきますね。
前日プラ(11月19日)
11月14日以来の池原になりますが、14日は以前に書いた通り、かなりの爆釣となりました。それから「バスにどんな変化があるのか?どんな風に季節が進んだのか?」を観察すべく、夕方にピュア・フィッシングの担当Y氏と1時間ほど出てみました。
私はi字引き、Y氏はバックシートでバークレイのパワーウィグラーをゴリゴリと巻いています。
同じ、横の動きなのですが、激弱のi字引きとかなり動きの強いパワーウィグラー…で、どちらに軍配が上がったかと言うと、、、
はい、Y氏でした(笑)
このパワーウィグラー、”強い”ながらもサイズも4インチで絶妙なんですよね。野池でも30以下のサイズでも食ってくるので、バスには「食いやすい」様に見えるようです。
一方、フロントでi字引きしていた私もいっぱいバスが出てくるのが見えていたので、14日からあまり状況は変わってないなと感じ、プラを終了しました。
当日の状況(11月20日)
天気:晴れ
水温:17.5℃~18℃
水質:クリア(ピーカンであれば6~7mくらいまでは見えます)
EL:305.7m
風:ほぼ無風~2mまで
天気予報によるとかなり暖かい1日になるとのこと。最低気温11℃、最高気温は22℃の予報。普通、この時期になると、ヒートテックに防寒着は当たり前なんですけどこの日は普通にヒートテックにパーカーにレインウェアで十分でした。
戦略
前週プラから、前鬼筋の鬼岬周辺には見えバスが沢山居ることは分かっていました。もちろん、14日に鬼岬でも4本ほど釣れ、「釣れないことはないな」とは感じていたものの、人が集中することも容易に想像出来ました。
必然的に前鬼の”見えバス”は釣りにくくなるだろうと考え、それであれば白川の「最初は見えないけど、上に呼び出して釣る」方が見つかりにくいし、釣りやすいだろうと考えました。
ちなみに、バスのポジションとしてはおそらく4~5mくらいの何かの影に隠れていて、”上を通っていくもの”にだけ反応して浮いてくる、つまり最初は見えないけど「お呼び出し」することによってサイト出来ると。
場所ですが、実は白川筋のホワイトリバー上流ではアウトサイドインサイド、岩盤、バンクとどの要素にも関わらずバスが出てきましたよ。
リグは、”i字引き”とミドストの2本立てのみ。
果たして、本番はこの考え通り上手く行くのか??
白川筋
同船のクルーズ関口店長がフライトカードの1番を引いてくれたおかげで、白川筋の屋敷跡上流に入ります。この時点では、もちろん他の出場者がどこへ多く向かうかは分かりませんでしたが、1stスポットで釣りをしていても全然他の選手が上がってこないので、やはり見えるバスが多いところへ行った人が多いのではないかなぁ?と感じました。
i字引きで始めますが、やはりいつもよりは引き波が激しいため、なかなかバスも出て来てくれません。そこで、ミドストに変更。
すると、バックシートで関口店長が「キター!」と。。。が、残念ながらウグイちゃん。
そして、私にもウグイちゃん。
とりあえず、引き波も収まって水面が落ち着いて来たので、二人ともi字引きに戻します。
やはり、ミドストだとどうしてもバスのポジションより下を通ってしまうらしく、反応がありません。
前週からもずっとそうでしたが、普通のダウンショットやネコリグなどでボトムの釣りをするとほとんど反応がありませんでしたから。大半のバスが底物(自分の下を通るもの)にあまり興味を示さない状況だったのでしょう。
i字引きに戻してしばらくすると関口店長にバイト!
しかし、残念ながらフックから外れてしまいました(後に、これが影響してくる。笑)
さすがに水面が落ち着いてくると、i字引きでバスが出てくる出てくる!
まさにイメージ通り。もちろん、ボートポジションはバスが出てくるだけの”懐”を空けておかなければいけないんですけど、それにしても想像以上のストック量です。1つのストレッチで30本以上は出て来たでしょうか。
なかなかバイトには至らないので、二人で「食う!食う!ぬぉ~!」などと子供みたいに楽しんでましたが、あまり人にいじられてないだけあってか、この時期としては異例なくらい出てきました。
結局、最下流のディープ(6~8m)で釣れるバックアップパターンも用意していたのですが、これだけバスが多いのであれば、ここのストレッチを休ませたりしながらウロウロしていた方がバスに触れるだろうと考えて1日この辺で過ごしました。
結局、サイトで上手く食ってきてくれた2本をキャッチし、1700gちょっとと言った感じ。1本が1200gほどあったのですが、もっとデカいのもバイトしてきただけになんとも勿体ない感じも(すっぽ抜けでした)
リザルト
しかしながら、終わってみれば想像以上のローウェイト戦で何と3位。
優勝のゲーリー雪谷君と200gほどの差だったのでかなり悔しい!
2位は同じくホワイトリバーチームの井上正夫君。
やはり池原に通っていると、それなりにちゃんと結果が伴うものなんですね。
タックル
ロッド:Abu Fantasista REGISTA FRNS-67UL MGS
ライン:Berkley VANISH Revolution 2.5lbs
ワーム:Berkley ホローベビー他(1/96、1/64ozネイルリグ)
前週のi字引きと全く同じセッティングです。
気を付けないといけないポイントが何点かあります。
一つはボートポジション。先ほども書きましたが、バスは最初から見えていません。ナゼならシャローに居ないからです。i字で引いてくることによって、見えないレンジからゆっくり上がって来るのですが、どうしてもその”上がり代(あがりしろ)”が必要になってきます。つまりはボートポジションをしっかり沖目に取ってロングキャストをする必要があるということです。
この超軽量ネイルリグをロングキャストするためにこの長いULロッドが必要という訳。
もちろん、ラインも飛距離を考えて、かつデカいのが来ても獲れるギリギリの妥協点が2.5ポンドだったという事です。
他にも注意すべき点があるのですが、後は文字では伝わりにくいので、ガイドに来ていただければ実践してもらえるかと思います(リズムだけは文字では伝えにくいので…)
まとめ
171人出場で、54人のウェイインとかなり渋い池原でしたが、ガイドフィールドである池原で上位に食い込めたのはそれなりに意味があるかなと感じます。
また、ちゃんと通いこめば結果が付いてくるというのは今回の上位のメンツを見ても分かる事ではないでしょうか。
さて、これからの池原はどんどんディープも良くなってきます。しかし、状況さえ良ければ表層でも出ます。真冬にこれほど釣りのバリエーションが多くて、かつ釣れるフィールドってあまり他に見たことがありません。それくらい、池原の冬のポテンシャルは高いです。
ぜひ、冬は池原へ!
「真冬の釣りなんてやった事ね~よ~」って方でもご安心を。冬用タックルもレンタルでありますよ!ぜひ、最初はガイドを使ってみてください。