ランクル復活

こんにちは!

いや、すっかり更新が滞ってしまって、申し訳ありません。

というのも、ここのところこれと言って釣果も無く、そして、何たって「家」とも言える車がオーバーホール級の修理に入ってまして、思ったように行動出来なかったものでして…

つくづく釣り人というのは「自分のクルマが無い」って言うだけでここまでストレスが溜まるのかと痛感した10日間でしたね。

今年TOP50をひとまず降りて「車」、「船」、「家」の三つをメンテナンスする時間とすることにしていたため、とりあえずは車はこれで一段落になりそう。某先輩アングラーは先日「100系から乗り換え」とブログに書いていたけど、自分には当分乗り換えという選択肢はなさそうなので…

忘備録的な意味合いと、全国のランドクルーザー100系乗りの皆さんの何か参考になればと思い、書いていきます。

修理のきっかけ(症状)

とりあえず、私のランクル100は平成11年式ですでに18年物。かなりのおじぃちゃんです。ボートも二十歳なので、両方とも老兵。

どうも自分の場合、車にしろ船にしろ面倒見ながら長く乗るのが好きな性分みたいでして、なかなか飽きないんですよね。特にボートなんてFRPで出来てるから手さえ入れればずっと乗れますし、修理してるうちにスキルも上がっていく。

ただ、車はどうしようもない。リフト出来る装置も家には無いし。

距離はすでに35万キロ。

足回り

最初のきっかけは「足回りが弱ってるな」と感じたことです。曲がりくねった山道ではロールするし、七川ダムの過酷なスロープではフロントからキュッキュと音がするし。「買った頃(12万キロ)の時はもっと足が硬かったのにな」と思っていたのに妙に柔らかい。

そして、ジャベリン号(バスボート)を牽引すると後ろがかなり下がる。

買った時点で2インチのリフトアップがされてたんですが、ショックアブソーバは純正を使っていて、伸ばしてる状態だったのでこれは入れ替え時だなと。

サスペンションとフロントのトーションバーは生きていたので、とりあえずショックアブソーバのみ交換に。その際、ショック延長ブラケットと言うパーツがあるので、それで4cmほどショックを延長して使う事にしました。

ショックを外してみると、左フロントはスコスコ。指でも縮む状態。

ステアリング

ランクルと言う車はガタイの割には非常に小回りが利く便利な車です。狭い駐車場でも前に乗っていたどのクルマよりも簡単に入ります。まぁ、途上国で国連なんかが道なき道を行くのに使ったりする車なので、その辺のことも考えて作られてるんでしょう。

フルタイムの4WDの割にはステアリングの切り角が非常に大きいのが特徴なんですが、これがまたタイロッドなどに負担が掛かる。最近では、大きくハンドルを切る度にカコカコと音がして、微妙に横揺れもすると。

このステアリング周りの状態は、ショックを交換した際に発覚したんですが、タイロッドの内側のボールジョイントがかなり痩せてる状態でグラグラに…ヘタすりゃ抜けますよってくらい。

それと、ロアアームのボールジョイントもガタガタで、特に左側は酷い。最初はハブベアリングのガタかと思われましたが、ハブベアリングは意外にもフロント・リアともに状態は良く、交換の必要は無いとの事でした。低速でステアリング切ってるときに「カコカコ」と音がする場合はロアのボールジョイントを疑う方が良いみたいですね。

駆動系

これも足回りの一つなんでしょうけど、フロントドライブシャフトとフランジを繋ぐギヤがすり減っていてこちらもかなりのガタが。そのまま磨り減ると噛み合わないようになって駆動力が伝わらなくなってしまいます。ランクルの場合、フルタイム4駆の上に、フロントへのトルク配分が少し高めの比率になっているので、このままではいずれはダメになるだろうということで、フロントのドライブシャフトも交換に。ドライブシャフトにはブーツも一緒に付いてくるみたいです。

駆動系(AT)

これはショック交換と同じで昨年末あたりから対処しようとしていた部分。

何せ、20ftのバスボートを引っ張ってる事が多かったので何もない方が不思議。

症状としては、冬などの気温が低い時期、まだ油温が上がっていない状態で走っていて、信号などで減速→停車する際にガタガタガタと振動が来る。

どうやら、4速に入ってトルコンがロックアップしてからの減速時になるようで、ロックアップが外れずにエンジンの振動をモロに拾ってる感じ。ダンパーが調子悪いみたい。

どうも25万キロを超えてくると同じ症状のランクルが多いらしく、トルコンの交換で症状は消えるとの事。こちらはトヨタが対策品を出しているので、交換すれば良いだけ。

最初はデフも疑ったけど、デフにしては症状が出る条件が決まってるなと。

「ATが滑る」というのはAT本体よりもこのトルコンの状態が悪いケースが多いようです。

ATを降ろしてATFを抜いて作業するので、よく耳にする「滑る」という現象が後で起きないかが心配ですが、こちらは指定のATFを入れてちゃんと作業すれば心配ないとの事。

しかし、このトルコンはエエ値段しました…

ラジエーター

奇跡的に修理のための入庫直前に割れました…

きっとランクルさんが「ここもついでに頼むわ」と。森君がLLCの臭いに気付かなかったらヤバかった。ありがとう、DEXの森君。

ホース類もかなり膨張してたので、これもついでに交換となりました。

パーツ代

皆さんが一番気になるの、ココでしょう(笑)

という訳で”恐怖の”パーツ代を載せておきます。ちなみに、一部のみ中古で純正の新品が多いですが、純正パーツって意外に高く無いです。ランクルだけかもしれませんが、、、

・ショックアブソーバー4本  ¥34,560 (1本あたり¥8,640)

・ショック延長ブラケット4個  ¥11,692 (ZEAL製、送料¥1,000込)

・トルクコンバーター1個 ¥150,120 (対策品)

・トルクコンバーターシール ¥520

・ATオイル8リッター ¥10,368

・フロントロアアームボールジョイントブーツ ¥1,900(左右)

・フロントアッパーボールジョイントブーツ ¥1,000

・フロントハブオイルシール ¥2,008(左右)

・ベアリンググリス ¥2,000

・フロントドライブシャフトアウトジョイントシャフト ¥81,648(左右)

・フロントフランジ ¥5,744(左右)

・フロントフランジガスケット ¥216(左右)

・タイロッドエンドASSY ¥9,288(左右)

・ラックエンド SUB-ASSY ¥19,872(左右)

・ステアリングラックハウジンググロメット ¥1,350

・リアアクスルシャフトシール ¥756(左右)

・デフオイル ¥1,570

・ラジエター ¥51,000

・アッパーホース ¥1,836

・ロアホース ¥2,170

・LLC  ¥4,170

・ロアアーム ¥17,312(中古、送料¥2,300含む)

という訳で、合計¥411,100

これに工賃が…まぁ、かなりお安くしてもらったので、ご想像にお任せします。

ちなみに、ロアアームのみメーカー在庫が無く、次の出荷が10月半ばになるということで、かなり慌てました。コレ直さないことには、マスターズ最終戦に間に合わない。

そこで、中古を当たってもらいましたが、見つからず。ダメ元でヤフオク見てみたらありました。上手く適合したのも奇跡かもしれません。なので、ロアアームだけ中古です。状態も十分使用に耐えうるものでした。

まだ続きがあります

実は、まだ今の状態でも完全ではありません。

フロントのフランジがまだ届いてないため、とりあえず野尻湖に行ける状態にしてもらっただけです。

また、ATマウント(¥8,500)とエンジンマウントインシュレータ(¥13,600)の交換も予定しています。これらが終われば、完璧でしょう。

今後の注意ポイントとして

タービン

タービンはリビルト品が無いため、メーカーへのオーバーホール依頼になるようです。こちらは現在の35万キロまで一度もメンテされてないので、いずれはオーバーホールが必要かな。

ま、来年だな。

まとめ

とりあえずは当面の懸案事項を乗り越えたという感じです。昨年あたりからずっと誤魔化し誤魔化し乗ってたのですが、これのために貯金しといて良かった。

それでも前のエルグランドなんかに比べると全然カネ掛かってないですけどね。

正直、金額次第では乗り換えも考えましたが、ただ、フレーム構造のフルサイズSUVしか選択肢が無いので、そう簡単に乗り換えるわけにも行かず…それと、考えていた以上に純正部品の値段が安かったというのも救いでしたね。

ちなみに、ショックアブソーバですが、純正で減衰力調整機能付きは1本¥21,000(税別)になるようです。全然価格が違いますね。

全国のランクル100乗りの皆さん、参考にしていただければ幸いです。

よし!ようやくこれで試合に行ける!

かなりストレス溜まりました。おかっぱり行ったり、ライン巻き替えたりして発散してましたが、やはり自分はボート繋いでどこかに行って浮いていないとダメなようです。アラレちゃんに出て来るオートバイ小僧か?

そんな訳で明日から野尻湖に向かいます。プリプラは行くことは出来ませんでしたが、その分集中してマスターズ最終戦でストレス発散してきます!

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