こんにちは!
先週の11日~13日は池原・七色へ修行に行って来ました!
バスフィッシングにおいて、冬に釣り込むということは実は非常に大事なことです。
冬はバスのことをとてもよく教えてくれます。ただし、寒いですが!(笑)
そんな極寒レポートです。
読みたいところをどうぞ
2月11日・池原ダム
行きの道中から、既に気温は0~1℃。
国道42号を下北山村方面に折れて169号に入り、七色の横を通ったのが朝の7:00くらいですが、橋の上は真っ白に凍っていました。この時期はくれぐれも車の移動には気を付けましょう。
池原に到着し、スタートしたのが9:00
湖の状況
水面標高:288.6m(満水時からマイナス29.4m)
水質:雪解けによる濁り?
水温:7.6℃(ホワイトリバー桟橋、出発時)、白川バックウォーターで7.5℃
天気:晴れのち雪
風:朝無風→昼過ぎから北2~5m
前夜からの積雪により、ホワイトリバーさんの桟橋に係留してあったレイカー号はこの通り。
まずは雪掻きからスタートです。
釣果
この日は朝から無風という事もあって、シャローのi字引き、ミドストで白川筋と前鬼筋のみ。
ちなみに、かなり減水が進んでいて、ホワイトリバー上流の屋敷跡のところがバックウォーターになっています。
午前中は、深瀬谷(白川)、屋敷跡(上流から2番目、現在のバックウォーター近辺)→Y企画上流と白川筋の比較的上流~中流の岩盤を中心に展開。しかしながら、出てくるバスはゼロ。バイトもゼロ。
垂直岩盤もすでに下のフラットまで達しているところが多く、バスもなかなか着くことが出来る場所が無いのではないでしょうか?垂直で水深のある岩盤はかなり限定的です。
ベイトはウグイの稚魚を中心にたくさん浮いてるんですけどね。
他にフロロカーボンラインのテストのため、カイテンの小さい方を12ポンドでやってみましたが、こちらも反応はゼロ。
午後は前鬼筋の前鬼橋手前~鬼岬手前まで、ミドストとi字引きで丁寧にやるも反応無し。
この日はゼロで終了。冬ってのはやり切らないと答えが出ない。やり切っても答えが出ない厳しい時期でもあります。
ちなみに、桟橋にはナゼかポットがありましたので、
当然こうなります。私のガイドでもお出ししていますが、この時期この寒さで食べると最高過ぎます。これだけが癒し(笑)
2月12日・池原ダム
この日は七色に行く予定でしたが、そのまま池原に居残り。この日も雪掻きからスタート。
湖の状況
水面標高:288.7m(前日比0.1mアップ)
水温、水質は前日と同じ。
天気:晴れ~吹雪
風:北2~3m
釣果
前日の事を踏まえて、この日はディープにトライ。
シチュエーションを変えるべくバックウォーターの無い坂本筋(一番上が坂本ダムになっているため、自然のバックウォーターがありません)でディープを中心に展開。
定番の坂本スロープのフラット近辺からスタート。
ここは、坂本スロープを中心にステージ状のフラットが半径30mくらいで広がっている真冬鵜の定番スポットなのですが、そのフラットでさえ水深は5mほどしかありません。
という訳で、フラットのエッジ(5m→17mくらいまで落ちる)をライトキャロ、ワッキーダウンショット、ヘビーダウンショット(5g)で丁寧に探っていきます。
エッジ部分には立木があり、ブレイク部は石垣のハードボトムになっているため、ちょうど白川の屋敷跡と同じ感覚です。
すると、ライトキャロにバイト。が…乗りません。
魚探にはたまにベイトフィッシュが映り、それなりに生命感もあるのですが…どうもバスの活性が付いてきてない感じ。スーパースローにズル引きしてもこれですから。
その後、反応が無くなったので、さらに上流のストレートに移動して、ロードベッド横の13~17mを丁寧にやって、ダウンショットにようやくバイト。が、しかしこれも乗りません。
その後、細かく移動しては10~17mほどをやっていきますが、全くバイト無し。
月谷入り口のこちらも冬の定番スポットともいえる場所で寒さも限界になって終了。
この日は若干生命感を感じながらもノーフィッシュ!
湖岸に雪の残る坂本スロープ前にて。これしかないのか?!
2月13日・七色ダム
二日連続ノーフィッシュの屈辱、そして、気付けば2月になってまだバスに触っていないというピンチ。さらに、ラインテスト(特に太い番手)が出来ていない焦り。などなどいろいろ状況を鑑みて、カバーのある七色へ移動。
池原から10分もあれば移動出来るので、下北山村ってとても素晴らしい環境で羨ましい限りです。
湖の状況
この日は比較的雪も残っておらず、積雪も無し。
水位:マイナス1m(七色は水面標高の発表がありません)
水質:クリア(池原より良い)
水温:7.5℃~8.2℃
天気:晴れ/薄曇り
風:無風~2m
釣果
1月29日に開催されたチャプター奈良の時に良かった小口橋近辺の17~20mからスタート。
ワッキーダウンショット(2.7g)、ライトキャロ(3.5g)、DEXメタルバイブ(11g)でディープを丁寧に探る。無風で陽も射していたので非常に暖かい。
暫くやるも反応が無いので、僅かに西の川に入って陽の当たるバンクをミドストとi字引き。
しかし、こちらも出てくるバスは無し。
ということで、ここからはディープをやり切ることにして、小口橋~旧発電所前を細かく移動し、ライトリグとDEXメタルバイブでやっていく。
が、17~20mには反応が無いので、少しレンジを上げて13~15くらいにしてみたところ、ソフトボトムでようやくダウンショットにバイトらしいバイト。
が、乗らない。
そこで、ワッキーダウンショットから、そのままチョン掛けに変更。ここからはリグもそれで固定。
ちなみに、カバーフィッシングをやろうと企んでいたものの、残念ながら減水のため、冠水している枝や浮きゴミも無く、こちらは断念。
お昼を挟んで、旧発電所上流の通称”ガレ”の7~13mくらいを丁寧にダウンショットを引きずって、再びバイト!
今度は逃しませんでした!
450gほどの傷一つ無い新鮮なバス。一体バスに遭遇したのは何日ぶりなのだろうか?
長い道のりでしたが、この時期はこれくらい厳しいということです。
タックル
ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSS-60XULS MGS
ライン:Berkley VANISH Revolution 2.5lbs
ワーム:ストレートワーム4インチ(ソリッドブラック)
シンカー:3.5g
やはりとてもショートバイトです。それこそこのXULSでなかったら獲れていたかどうか。
今年発売になる、NewファンタジスタSTUDIOUSのXULSはこんな時必ず大きなアドバンテージになるでしょう。
リーダーは4インチワームと同じ長さでショート気味。この時期の餌になるのは主にゴリが多いので、カラーは黒。
冬はカラーは強い方が良いと思います。トーナメントなどのプレッシャーに応じて若干そこから弱めて行きます。
シンカーは絶対ボトムから離さないようにするため、少し重めに3.5gに変更していました。
まとめ
池原、七色ともに、今は20mくらいのスーパーディープがあまり良くないようです。
当然、雪解けも入って来て、物理的に冷たい水は底の方に行きますから、当然と言えば当然なのかもしれません。
特に、17~20mほどではHDSの周波を高周波チャープにしてもバスらしきものが映らないことから、本格的に冬眠状態なのかもしれません。
逆にシャローも爆風の影響を受けやすく、よほど無風の日が続かない限りはなかなか活性も上がらないのかと思います。ただ、減水が進む池原よりは七色の方がシャローには望みがありそう。特に、晴れて増水した日の午後なんかはゴミだまりなんかがあればチャンスは必ず出てくるかと思います。
また、ミドル(6~10mくらい)が釣れるということは、ひょっとすると今年の春は早めに来るかもしれません。池原も減水しているということは、湖の水の容積も小さいことから、水温も上がりやすい状況です。この最低水温期を抜けて水温上昇期に入ればX-Dayが来るでしょう。
ただ、ガイドとしては少し厳し過ぎる今の最低水温期の池原・七色でした…あと2週間ほどガマンガマン。。。