みちびき対応アンテナ IKKI-QZ

こんにちは!

また台風ってか?って感じです。

台風が襲来するかもしれんというのに、もう少ししたら河口湖へ向かいます。

そう、私にとって今年の最後のプロ戦となるバスプロ選手権(東)に出場するためです。

今回はちょっと早めに行きまして、時間があればコイツを取り付けてみようかなと。

IKKI-ZQとは?

ジムクォーツさんから新発売のGPSアンテナです。

「おぉ、何か久しぶりに見た感じ」と思った方も居るでしょう。そう、IKKI-RSと同じ形だったりします。

では何が違うのか??

簡単に書くと、日本版GPSのみちびき(QZSS)を受信出来ます。10月に4号機が打ち上げられたために現在、このQZSSは4機体制で運用されています。

このみちびき(QZSS)ですが、3号機以外は8の字を描きながら日本上空と南を行ったり来たりしています。3機のうちの1機がおよそ8時間勤務(?)で日本の真上に居るという状態になります。3号機は固定衛星なので、常に日本の真上に居たりします。

QZSSが出す信号はこちらの信号一覧を見ていただくとして、このIKKI-QZはL1 C/Aという1.5Ghzの信号を受信しています。

本来であればL1S(サブメーター級)やL6(センチメーター級)なんかも受信して欲しいところですが、残念ながら民生機では価格の問題から難しいでしょう。L6なんか受信出来ちゃった日にはそれこそ工事用の測量機器と同じような精度が出ちゃうんでしょうけどね。

それでも、これは66chな上に日本の真上に衛星が居てくれることでかなり精度は上がるハズです。特に山間部での精度がかなり上がるでしょう。切り立った山間部のリザーバーでプロッターの自船の位置がかなりルーズになるなんてのは皆さんも経験あるでしょう。あれ、リーフマスターなんかでデータ起こす時に嫌なんですよね…

このIKKI-QZの仕様ですが、プロトコルはNMEA-0183です。ポートはRS-232SとRS-422の両方に対応しているようですので、初代HDS以降はもちろんのこと、HDS以前のLCXなんかでも使えるという点が非常にありがたいです。ボーレート(BPS)は9600となっています。

Point-1の様に方位センサは付いていないので、単なるGPSアンテナです。私もそうですが、バスボートで2台のPoint-1をネットワークで使う場合、どちらか一つの方位センサしか使えませんので、そういう場合には1台をこれに置き換えても良いかもしれません。

接続方法ですが、かなり簡単ですね。また、接続に関するマニュアルも付属してきます。

ケーブル長は3.5mなので設置の自由度も高そうです。価格的にも税込み¥14,800なのでかなりお値打ちですね。

ま、明日付けれたらFacebookなんかでレポートしますね。

iPhone7のGPS機能は?

ちょっとオマケですが、GNSS ViewというiPhoneアプリがあります。

iPhone7はQZSS対応とのことで

見てみました。中央付近にある赤の点がQZSSです。PRN(番号)が194(みちびき2号機)と重なっていて分かりにくいですけど、恐らく193(みちびき1号機)かな…あれ、何で3号機じゃないんやろ??よく分からん…それでもiPhoneって38個も受信しとるんですね。みちびきの公式サイトによるとiPhone6以前は対応してると書いてないんですけど、どうなんでしょう??

Point-1は?

方位センサ内蔵のコスパが極めて高い大人気のPoint-1ですが、こちらもL1 C/Aを受信しています。ということはチップ的にはQZSSからの信号は受出来そう。ということで、来年4月くらいにソフトウェアのバージョンアップで対応可能になるようです。もうしばらくお待ちください。

「それまで待てね~よ~」って言う方はこちらのIKKI-QZをどうぞ。お問い合わせお待ちしておりま~す!

なお、ローランスHDSアウトレットセールも大好評。HDS Gen3シリーズがかなりリーズナブルな価格でお求めいただけます。

お問い合わせはこちらまで

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