ロッドのメンテナンス

こんにちは!

今日は北西の風が強くて、一転して冬っぽい日になりました。

ここのところ暖かい日が続いていましたが、天候は必ずどこかで”帳尻合わせ”をしてきますね。

水温低下を招くのは「冷たい雨」もあるとは思いますが、一番影響が大きいのは「日照時間の短縮」と「風」だと思います。池原もきっと徐々に変化していくことでしょう。

そんな今日は

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こんな北西風吹きすさぶ鈴鹿川のほとりでロッドをメンテナンスしてました。

今日はコルク洗浄のお話です。

読みたいところをどうぞ

必要な道具

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・240番のサンドペーパー

黒川先生によると耐水ペーパーでない普通のサンドペーパーの240番がいいそうです。

私の経験上、1000番とかでやると細かくでイイんですけど、作業効率的に…て感じ。少ない時間で早く仕上げるには確かにこれくらいが良さそう。

・ウェットティッシュ

これは、サンディングした後に拭くために使います。水を絞った雑巾でもOKです。

・マスキングテープ

リールシートなんかのコルクに隣接する樹脂パーツをサンドペーパーで傷付けないようにするために使います。ちなみに、今回の作業では使ってません。

作業方法

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まぁ、見てください。ずっと使いちぎっているFantasistaたち。黒ずんでコテコテです。

競技者としては、「逆パンダ焼け」と同じで、使い込んでる感が出て好きなんですけど、さすがにこれではガイド時にはお客さんに「これ使ってください」とは言えません…笑

そんな訳で、これをゴシゴシします。

コルク部は使い込むと徐々にではありますが、”痩せて”きます。なぜ痩せるのかと言うと、もちろん使い込みによる「手との摩擦」もありますが、”濡れる→乾く”を繰り返すことによっても痩せます。

240番で磨くのは洗浄はもちろんのこと、「整形」も含めて一番効率が良いということでしょう。

樹脂部分の擦り傷が気になる方は、まず最初にコルクに隣接する樹脂部にマスキングテープを貼っておくことをお勧めします。

あまり力を入れてゴシゴシする必要はありません。

軽く押さえて研磨していきます。

コルクには”目”がありますので、軸方向とトルク方向の両方を研磨すると良いでしょう。

満足行くまで研磨したら、最後にウエットティッシュで拭いてあげてください。日陰で乾燥させれば出来上がり。

あまり研磨しすぎると形状が変わってしまったりしますのでご注意を。

ちなみに、EVAの洗浄はサンドペーパーで研磨するのでは無く、ZPI”のF-0(エフゼロ)パーツクリーナーで拭いてあげるのが一番良いですよ。

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施工後はこの通り、キレイになりました。新品の時の輝きです。

これで安心してガイドでお客さんに使っていただくことが出来ます!

まとめ

冬はシーズンオフになる方も一年間使い続けたロッドを労わってあげてはいかがでしょうか?

特に、初代Fantasista STUDIOUS FSS-60ULSのように、滅多にヤフオクにも出てこないような名竿は長く使い込むことになります。そうなるとたまにはこういうメンテナンスをしてあげることで、より長く使うことが出来ます。一つのロッドを長く愛用することは、結果として釣果をアップさせることに繋がりますので、ぜひ、このようなメンテナンスもしてあげてください。

ま、今日は細かい話ですが、冬場はこういう事をするイイ時間だと思えば家にいる時も楽しくなりますよ!

kfg

レンタルロッドもばっちりとメンテナンス済みです!

冬の池原は一年で一番エキサイトする季節です。

ぜひ、ガイドのお問い合わせお待ちしております。

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