池原ガイドレポート

こんにちは!

昨日アップしたタイでの釣行から帰って来て、すぐの11月7日に池原でガイドでした!

二つの台風が直撃してから、過去10年くらいは無かった池原の満水。「池原にオーバーハングは似合わない」と誰かが言ってましたが、まさにオバハン地獄です。

私がガイドのホームを三瀬谷から池原に移した理由として、まずこの「オーバーハングが無い」と言うのが挙げられます。「え?何で?」とお思いの方も多いかと思いますが、これが実に重要なんです。そもそもオーバーハングが無い方がキャストしやすいですしね。

この池原ダムは満水時の水面標高が318mなのですが、基本的には300m台が多く、私の場合はリーフマスターでデータを作成する時の基準を311mに設定しています。それくらい、この時の池原は水が多かったってことですね。

この日のガイドは2回目のT様。今回、ご自分で新しくFantasistaを2本(ベイト1本、スピニング1本)をご購入されての登場です。何とか、おニューのロッドにバスの血を吸ってもらわねば。

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白川筋

水位が高すぎて、いつも使っているようなディープフラットが使いにくい状況でした。というか、はっきり言っていつもと全然違う湖…川筋の幅が広く、すごく広大に見えます。

スタート後、とりあえずバスを触ってもらうために白川筋上流の又川との合流点付近に行きます。

水温的にはどういう訳か17℃もあって、水が暖かい。どうやら、台風が運んできた雨は冷たくは無かったようで、通常、この時期であれば15℃あるか無いかなのに暖かすぎる。

その辺を踏まえて、まずはバンクをおニューのFantasista STUDIOUS FSNS-60ULS2 MGSでのダウンショットで流して行ってもらいます。もう、ダウンショットと言えばこれさえあればいいですからね!

私はガイド中、あまり竿を出さないのですが、私も調査がてらにちょっと竿を出しました。ロッドはFantasista STUDIOUS FNS-60ULS3。アクション的には先代の2と同じなんですが、素材の特性上、反発が”速い”です。ボトムの感触が少し金属的になりましたね。イメージとしては、初代の名竿FSS-60ULSに近いです。

ダウンショットでズル引きしていると、、、すいません、私の方に来てしまいました…

あまり浮かない顔なのはいつものこと。ガイドの時は自分よりもゲストさんに来てもらう方がよほど嬉しいですから。写真からも分かるように、今年の池原は濁りも強いです。

結局、午前中は船中この1本のみ。想像以上に厳しい。というか、やれる場所が少ないっ!

前鬼筋

お昼をカ~ブの店まで食べに行って、ちょっと作戦会議。

オーバーハングの多い白川に見切りを付けて、前鬼筋で大きく展開を変える事にしてみました。

T様には前回のガイドで、フットボールジグが激ハマりしたので、すでにある程度のフットボールの使い方には慣れてもらっています。

リザーバーのバスは基本的にはバンクに依存しながら冬に向けてレンジを下げていきますが、バンクの中途半端なレンジを全てカバーするのにはフットボールが一番スピーディーで効率よく探れるからです。例えば、1~8mをライトリグでやっても遅いですしね(もちろん、小森プロのダウンショットのように速いライトリグもあります)

そこで、私の場合はフットボール。3/8ozにGary4インチグラブをトレーラーに使います。よく、「トレーラーに何で4インチグラブなの?」って聞かれるんですが、これは、簡単に言えば「一口で確実に口に入るから」です。さらに言えば、ジグのトレーラーはジグの沈降速度の調整の役目が大きいので、このカーリーテールがその速度調整に非常に役に立っているからです。ある程度のスピードが無いと、ボトムにタッチした時の感触が手に伝わりにくいのですが、4インチグラブが「速すぎず、遅すぎず」でベストだと思います。後は、スカートのカットで細かい速度調整やシェイプの調整をします。

ただ、今回は風も少しあり、同じフットボールをやるよりは同じアクションの方法で使えるメタルバイブを使ってもらう事にしました。

ロッドは、もちろん新しく購入されたスタンダードFantasista FC-67MHFRを使っていただきました。このロッドは番手に”FR”と付いていますが、可変テーパーになっています。キャスト時などの低負荷時はファストテーパー、ある程度の負荷が持続するファイト時にはレギュラーテーパーとなります。この頭文字を取って”FR”となっているものです。

ルアーはDEX メタルバイブのMV-49(11g)を使ってもらいました。重さ的にも扱いが前回のフットボールと同じでやってもらいやすいと考えたためです。

前鬼中流(この水位だといつもの”上流”も中流になってしまいます)のちょっとした出っ張りと岩盤が絡む場所から始めてもらい、

3投目くらいでいきなり釣れました。新品のロッドだけにコルクが白い!

サイズ的には40cmほどですが、非常に意味のあるバスです。これも、T様がしっかりと前回のフットボールの使い方をマスターしてくれていたので、正しい使い方が出来たからでしょう。そこへきて、このFC-67MHFRがバスを掛けた後にレギュラーなアクションをしてくれたおかげで、バレやすいメタルにも関わらずキャッチに至ったのです。このプロポーションを見ての通り、ベイトをたらふく食っていて、結構強烈に引いてましたよ!

DEXメタルバイブはエビになりにくく、全くストレス無く釣りが出来ます。

この後もメタルバイブを続けましたが、どうにもバスが散りまくっているらしく、沖のヘンなところでボイルしてたりするので、ここからはスパルタミドスト教室に。

私のガイドですが、お客さんをガンガンステップアップします。というかさせます(笑)

T様は昔、バスフィッシングのキャリアがそこそこあったので、一つ一つマスターしていくスピードが早いので、敢えて今の時期からがベストなミドストの練習を開始です。

「底取り3年、中層8年」と言われるくらいミッドストローリングという中層スイミングは難しいワザです。それくらい、マスターしているアングラーも少なく、いわゆる”他の人には獲れない魚”が獲れる技の一つです。私もTOP50在籍時には早明浦戦でかなり救われました。

実は、このワザ、ひっじょ~に簡単なんですが、そこへ行きつくまでが長い。私の場合は11月から3月までみっちり七色に通って5年掛かりました。要は、ちゃんと教える人が少ない(もちろん、出来る人が少ないから)のも原因の一つですし、言葉で伝えにくいのも原因となっています。何たって、巻き抵抗も底の感触も無い「ノー感じな釣り」なので、やりにくいですよね。

が、何とかこちらも30ちょいですが釣ってもらう事が出来ました!

さすがは経験者だけあって、飲み込みが早い!

今回の場合、T様も「ちゃんとしたバスフィッシングを覚えたい」という目的があってのガイドなのでどんどん考え方やテクを吸い込んで行ってくれます。

その後ミドストでもう1本釣って、この日は終了!

ミッドストローリングは「とにかく釣る」という事が大事なんです。釣らないといつまでも「ノー感じ」が続いて嫌になって来るんですが、私のガイドではいくつかシンプルなキーワードを使って教えているので、ほとんどの人がバスに触れることが出来ます。

とりあえず、無事にFantasista FC-67MHFRには入魂出来ましたが、課題としては次回はライトリグでFSNS-60ULS2に入魂ですね。そんなT様は17日に再度お越しいただきます。

T様、ありがとうございました!

ガイドについて

11月より冬季料金で営業しております!

釣りが出来る時間はハイシーズンより少し短くはなりますが、冬のバスフィッシングは釣り人に教えてくれるものがいっぱいあります。むしろ、小さいサイズが沢山釣れてしまうハイシーズンより、冬の方がサイズを狙って釣る方法など内容が非常に濃いです。

「池原で一番おもしろいシーズンは?」とよく聞かれますが、やはり「冬」かもしれません。

クソ寒いですが、その中で釣れる1本はシビレるものがありますよ!

1名様:26,000円

2名様:30,000円

(いずれも、お昼代は別となっております)

お気軽にお問い合わせください。

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