こんにちは。
三重県北中部はセミの鳴き声が極端に減ってきました。朝なんかほとんど無いくらい。やはり夏はお盆までなんですかね。TOP50の選手は今日から桧原湖戦のオフリミットだと思うんですけど、桧原湖はさぞ涼しかったでしょうね。毎年のルーティンだっただけに行かない今年はヘンな感じがします。村営の温泉と早稲沢浜キャンプ場が懐かしい。あの雰囲気が好きなんだよね。
さて、20日のチャプター戦の翌日に池原でガイドを行いましたのでレポートします。
今回のゲストは昨年も三瀬谷ガイドをご利用くださいました東京の松本さん親子。ムスコくんはまだ小学生なんですが、これがまたところどころで玄人好みなテクを繰り出すんですよ。大人でもなかなか出来ないよ~。
ホワイトリバーさんの昇降機がかなりインパクトがあったようで…(笑)
確かにあのような昇降スタイルはあまり経験することが無いのかも。
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i字引きからスタート
天気は晴れで無風ですが、朝はひんやりです。ボートで走ると人によっては寒く感じるかも。
ホワイトリバーからエンジンで疾走して白川大橋へ。
ここで、上流向いて左岸のシャローフラットから始めます。とりあえずバスに触りましょうと。
まずはi字引きから。
ムスコくんにはiPMのプロト(プロトは6ft 9inなので子供さんでも扱いやすい)、お父さんにはiPMの最終プロト(量産されるのは少し長くして6ft11inです)で岸際から丁寧にi字引きをしてもらいます。
お父さんすぐにヒット!
池原第1号バスです。実はお父さんはルアーマン、それも海外まで行ってた方なので新しいメソッドでもすぐに理解してもらってました。
ムスコくんもすぐに反撃の第1号バス!
彼は”ちゃんと”キャストが出来るんですよね。おかげ様で私としては非常にラクチンでした。
この辺のサイズは30cm前後のが多かったですね。
白川又川入り口の方まで来て、お父さんが若干サイズアップ。
サイズは33~34cmと言ったところなんですが、強い引きを楽しんでいましたよ。池原のバスは深い方へどんどん潜ろうとするので、小さくても油断してるとヤラレます。
とりあえず朝のウォーミングアップはこんな感じで終了。段々とバイトが遠くなり、移動することに。
タックル
ムスコさん用
ロッド:Abu Hornet Stinger PLUS HSPS-691UL+ (プロト)
ライン:Berkley VANISH Revolution 3lbs
お父さん用
ロッド:Abu Hornet Stinger PLUS HSPS-6111UL+ (プロト)
リールとラインは同じです。
このi字引き/ピクピク/虫パターン用の特殊なロッドはエンドグリップが短めに作ってあるので、子供さんでも取り回しがラクに出来ます。それでいて、振出長(リールシートから先)の長さが確保されているので、軽量リグを遠くまでキャストすることが出来ます。
子供さんには短い初期プロトを使ってもらいましたが、来年の発売は6ft11インチの長さに落ち着く予定です。ご期待ください!
ディープ
いよいよ本命のディープ!
というよりは、この時期に陽が昇って「暑い!」と感じるピーカンベタ凪になってしまうと生きてくるのは必然的にディープになってきます。
ただ「ディープ慣れてない人にやってもらうの大丈夫かな?」という一抹の不安はありました。が、とにかくやってもらおうと。ちなみに、お父さんは昔バスフィッシングの経験がかなりあるのですが(というか、元業界人ですが)、ディープは未経験だったそうです。
Fantasista STUDIOUS 60ULS2をお父さんに、同じくSTUDIOUS 60ULS3をムスコくんに握ってもらい、いよいよ未体験ゾーンの15mへ。
ここでもムスコくんのとても小学生とは思えないテクニックが発動!
ディープへダウンショットを落として行くのに、早くフリーで落とすために、スピニングのベイルを起こしてロッドを振ってラインを出していきます。これって、結構大人でもやってない方が多いんですけど、「こんな技、どこで覚えたの??」って驚きました。
ご本人は「普段通りやってるだけなんだけど…」みたいな感じの答えでしたが、恐らくお父さんとソルトのオフショアなんかに連れて行ってもらった時なんかに自然に覚えたようです。
細かいワザなんですけど、こういうので結構差が付くんですよね。末恐ろしい小学生だよ、ムスコくん!
そんな、ムスコくんを後目に、お父さんが早速ディープ1号バイトを感知!
普通、15mの「深海魚」初体験でバイトを感知することさえ難しいのに、いともあっさりとフッキング!
が、、、見てて明らかに少し油断しちゃってる感じ…そりゃ、確かに元GTフィッシャーマンのお父さんにとってはバスの引きはそれほど強く感じないだろう。そして、見てる感じ、バスは上に向いて泳いできている。
「お父さん、油断しないで!」とムスコくんと二人で声を掛けるのだが…
姿が見えた。デカい!
50cmは楽勝であるヤツだ。やはり、ディープにモンスターは居た。
そして、、、船のすぐ横でデカ口がスローに首振りジャンプしたところで、、、フックが外れてしまった…ガーン!
ディープには取り込みにもちょっとしたコツが要るんですけど、一つ言えることは追いアワセはくれてやった方が良いということかな。あと、バスが自発的に上がってきてしまっている場合は、少しロッドを下げてテンションを若干緩めてあげるとバスはまた潜り始めます。潜っている間はどんどんフックが刺さり込みますので、バレることはほとんどありません。
そんな事を説明して再びディープのダウンショットをドラッギングしていると…
今度はムスコくんがフッキング!
「え!」あの小さいバイトを感知したのか???明らかに引いてるし、バスだ!
お父さんの失敗を目の当たりにして、今度は慎重にやりとりをするムスコくん。
そして、
無事に取り込み成功!ムスコくんの自己記録更新の41cm!
真夏ディープの魚がまさかの記録更新フィッシュになるとは。おめでとうございます!
やるねぇ、大人でもディープ出来ない人が多いのに、なんちゅう親子だ…(笑)
この後、お父さんがディープでもう一本追加。
初体験で難しい釣りながらも難なくマスターですね。
タックル(ダウンショット)
ムスコくん
ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FNS-60ULSⅢ
ライン:Berkley VANISH Revolution 3lbs
シンカー:2.7g
お父さん
ロッド:Abu Fantasista STUDIOUS FSNS-60ULSⅡ MGS
リール、ラインなどは同じ。
ファンタジスタ スチュディオスの60ULSはスーパーディープ初体験でもちゃんとバイトが取れるようです。お世辞抜きで名竿ですね!
午後の部は巻き物を
お昼休みを挟んで、午後は天気が曇って来て若干ローライトになり、少し風も出てきたので再びシャローに戻します。
ムスコくんはまだ巻いて釣った事がないそうで、ご自分のタックルで3/8ozのチャターを投げてもらいました。キャストするスポットや巻いて通すルート、巻く速さなどを指導してグリグリ巻いていきます。
そしてこちらも無事に捕獲成功!
タックル
ロッド:Abu Hornet Stinger PLUS HSPC-622M
リール:Abu Revo ALC-IB
ライン:ナイロン16ポンド
チャター:3/8oz
ムスコくんはホーネットスティンガープラスをご愛用。2ピースでしたが、この66Mは結構投げやすそうでした。10g以上あるチャターでもしっかり飛ばせるパワーもありますね。
釣れたことが無いメソッドで釣ると、その感覚が少し身に着くんですよね。釣れるまでは「これで本当に釣れんの??」という疑念しかないんですけど、とにかく”釣る”という体験をすることが大切。
その後はi字引きなどで何本か追加して、船中合計10本越え!
出来ればディープマンスターも捕獲しておきたかったところですが、これはまた次回のお楽しみという事で。
暑い中、最後まで集中していただいてありがとうございました!
ガイドシステム
料金
1名様:29000円(他に入漁料¥300が必要です)
2名様:32000円(他に入漁料¥300/1人が必要になります)
子供さん連れ(小学生以下)の場合は1名の料金でやらせていただきます。
レンタルタックル
「リザーバー向けのタックル持ってないよ」と言う方もご安心を!
最新のAbu/Berkley/ZPIのタックル類を無料でお使いいただくことが出来ます。手ぶらでもOK!
ガイド時間
7:00前後にスタートし、8時間が目安となります。お昼休みは1時間ほど取ります。状況に応じて時間が前後することがあります。ご希望の場合は、延長もいたします。
なお、天候の急変に伴って途中でガイドを中止とするケースもあります。その場合は、開催時間に応じて料金をいただきます(無茶なことは言いませんので、ご安心ください)
9月のガイド空き日
23日(土・祝)、24日(日)、25日(月)
その他
タックルの他に、ライフジャケット(自動膨張式)の無料レンタルもあります。お問い合わせの際にお申し付けください。
遠方より、公共交通機関でお越しの場合はJR尾鷲駅でのピックアップをいたします。宿泊をご希望の方は池原にて宿の手配もいたしますので、お申し付けください。
お問い合わせ先