リールの使い分け・スピニング編

こんにちは!

先週の日曜日からすっかり暑くなりましたね!

今日も昼前から三重県北部は30℃を越えて、少しでも外を歩くと汗が吹き出します。

不思議なことに、現在TOP50からマスターズに移行したにも関わらず、ナゼか試合初日の朝は4:30に自動的に目が覚めます…そして、「あ、起きなくていいんやった」と言い聞かせて寝るというのがここ3試合目まで続いています。今晩から七色へ走ろうかと思いますが、明日の朝もきっとこんな感じでしょう。6年間居た間に身体に染み付いたようです(笑)

今日は既に初日の結果が出ていますね。小林プロのビッグフィッシュに続いて、ピュアフィッシングチームの青木プロと小森プロがデッドヒートを今年も演じています。明日二日目はどうなんるんでしょう??

そして、日曜日はTOP50七色戦の会場であるスロープロクマルさんにピュア・フィッシングさんのブースも出展されます。そこで展示される様々なリールやロッドがありますが、その中から今日は良く聞かれるスピニングリールの使い分けをご紹介します。

オープンウォーター

シチュエーション

・特に何もないバンク

・サンドバー

・シャローフラット

・ディープ

・岩盤

など。カバーがあまりない場所全般。

リグ

・ネコリグ

・ダウンショット(マス針、オフセット)

・ノーシンカー

Revo MGX 2500SHとロッド・ラインの組み合わせ

Revo MGX 2500SHを使用していますが、Revo MGX 2000SHでも良いかと思います。どちらかと言えば、2000SHの方が軽いのでNew Fantasista と組み合わせるのであれば、2000番の方がかなり軽いと感じるはずです。

ハイギヤなのは、取り込む時間をなるべく短くするためです。特にトーナメントの場合では取り込み時間とバラシのリスクは比例します。また、短い時間で取り込んであげる方がバスの体力的なダメージも少なくて済みます。長時間のファイトで疲れたバスはライブウェルの中で弱ってしまうケースもあります。

ロッドはNew Fantasista STUDIOUS FNS-60ULSⅢSTUDIOUS FNS-60XULSⅡなどを使います。ラインはVANISH Revolution 2.5~3.5ポンドを使用します。オープンなので、可能な限り細番手ですが、これでタックルバランスとしては完成しています。

カバーに隣接するケース

シチュエーション

・岩盤(エッジが立っているような)

・少し深いスタンプ(目に見えないレンジ)

・深い立木

など。

リグ

・ライトテキサス(1.8~3.5g)

・スモラバ(1.3くらい~3.5g)

・ライトキャロ

・ダウンショット(重め、オフセット、ガード付きマス針のワッキーなど)

・ノーシンカー(高比重系。オフセット)

Revo Rocketとロッド・ラインの組み合わせ

水中の見えないスタンプに絡めたり、ブッシュ系にこすりつける、あるいはギザギザの岩盤(これはカバーと同じ)など、とにかく少し擦るような場所を通すので、このケースでは主にRevo Rocket2000Sを昨年から使っています。

とにかく、バスに主導権を与えない事に重点を置いていますので、このスーパ―ハイギヤ(7.1:1)が効きます。ハンドル1回転の巻き取り長が90cm以上あるので、ロッドパワーと合わせて1回転回すことによって、バスのアタマを無理やりこちらに向けます。少々遅れても取り戻すことが出来るパワーがあるので、かなり安心。

ロッドは主に、初代Fantasista STUDIOUS FSS-60MLSをライトテキサスやノーシンカーでは使用します。また、ライトキャロの場合は初代Fantasista STUDIOUS FSS-67LSを使用しています。FSS-67LSは2代目でリメイクされていますが、私はあまりライトキャロをやらない人なので、どちらかと言うとFSS-60MLSの方が使用頻度が高いですね。これは初代からリメイクされていないのですが、実に頑強でかなり無理が効く変わったロッドです。本来はスピニングでのクランキングを目的としたロッドなのですが、私の場合はライトテキサスでの出番が一番多い。ソリッドティップってのが、”強いんですけど、繊細なバイトも上手く載せて”くれるんです。

ラインはかなり強引なやり取りをするので、VANISH Revolution 3.5~5ポンドを使います。

通常のリザーバーであれば、3.5ポンドでライトテキサスをやりますが、カバーの濃さによっては4ポンドです。

霞水系など、ボトムがかなり尖って硬いケースでは5ポンドを使います。

兎に角、強引にバスに主導権を与えない釣りにはRevo Rocketですね!

モロにカバーに突入するケース

シチュエーション

・ティンバー(リザーバーなどにある枝ぶりの良い倒木)

・冠水植物(マングローブ状の奥に突っ込む場合など、草、硬いグラス)

・リーズ(葦の中)

・浮きごみ(分厚い流木などの溜まり)

など。

リグ

・ビフテキ(テキサスでも可。ビフテキは重量集中しているので、浮きごみなどに入れやすい。スキッピングには向かない。5~7g)

・テキサス(5~7g。長めのシンカーだと重量分散していて、意外に浮きごみに入らない。入った後の、フックの向きが不安定でバラシのリスクがある。ただし、スキッピングで強引に冠水植物の奥の奥まで入れ込むことが出来る)

・ノーシンカー(スイミングなどに)

・重めのスモラバ(3.5~5g。枝や竹にひっかけて使う)

Revo Rocketとロッド・ラインの組み合わせ

この釣りはスピニングではRevo Rocket2000Sの独壇場です。今のところ、他のリールは出番がありません。私は軽いという理由でRevo Rocket 2000SHを使っていますが、2500でも大丈夫です。

あまり汎用性が無いタックルセットになりますが、ロッドはHornet Stinger PLUS HSPS-68MH MGS(プロト)を使っています。これ以外は今の手持ちでこのパワーフィネスを実現してくれるロッドが無いのですが、プロトから改良が加わって、発売開始時には長さは短くなる方向に行きそうです。

ラインはこれまたこのタックルのみにしか使いませんが、SPIDER WIRE(スパイダーワイヤー)ステルスブレードの6~10ポンド。全く問題無し。

これからの時期、さらにカバーにバスが集まると思いますので、この手のタックルは1タックルくらいは持って行っても良さそう。

ちなみに、「ベイトじゃダメなの?」という質問も必ずセットで来ますが、最近のバスってカバーに入っていても入れパクじゃないのが多いんですよ。要は、カバーの中に入っているクセにその上で警戒してたりするんです。特にトーナメントレイクなど、カバーでも引き波が当たったりして、中のバスは通常時に比べてやはりスプーキーだったりします。

そんなバスに口を使わせるには、リグ全体として”シェイプが小さい”ことが重要だったりします。ヘビーなカバーに対して、シェイプが小さい軽めのリグを入れるにはぶっといベイトタックルでは向きませんよね。また、スキッピングして奥まで強引に入れるのもベイトよりスピニングが向いています。なお、ワームは最近はGRAYZ(グレイズ)のメイプルデプサーG.I.K(大きい方)がお気に入り。サイズというか、ボリューム感が絶妙。

特殊系の釣り1(ミドスト)

リグは「ミドスト」と固定されているので、シチュエーションもほぼ選びません。

また、季節もあまり問いません。

ミドストの場合は以下のジグヘッドをよく使います。

・ケイテック スーパーラウンドヘッド(ガード無し、0.9~1.3g)

・RYUGI Vespa(0.6g~1.3g)

どちらも掛けてからフックが外れるという事はほとんど経験したことが無いので、使い分けと言われると「?」ですが、その時の気分ですかね。ケイテックは昔から使っていて信用しているのと、RYUGIはフックが少し大きめなので、ショートバイトには適してるかな?くらいの感じです。要するに、あまり考えてないのかも…ま、ミドストは「考えない」が一番のキモですからね(笑)

Revo MGXとロッド・ラインの組み合わせ

基本的には、私の得意とする低水温期のミドストはRevo MGX2000Sの一択となります。それ以外ありえません。

理由は簡単です。とにかく、遅く引きたい。それのみ。

もちろん、ハイギヤでも遅く巻くことは出来ますが、バスのレンジが超浅い時のみ2500SHを使ったりすることもあります。また、現在Abuのバス用スピニングリールでMGXのみが唯一ノーマルギヤをランナップしています。最近の風潮として、スピニングのハイギヤ化が顕著ですが、やはりノーマルギヤは絶対必要。人間は身体的には精神的にも「速く巻く」より「遅く巻く」方が難しいんです。

ロッドは、Fantasista STUDIOUS FSNS-60XULS MGSのみ。XULSというと柔らかそうですけど、このロッドは”掛けるまで”は張りが強くて若干強い。ミドストのイメージは「柔らかいロッドで揺らす」と誤解されいますが、実は「強めのロッドでリグをしっかり振る」と言うのが私の持論です。また、足元で掛けるケースが多いので、短めの方がやり取りしやすいですね。

ラインはVANISH Revolution 2.5~3ポンド。厳冬期には2ポンドも使います。これは、強さによって使い分けているというより、水切りなどのラインの裁きのしやすさで使い分けています。3ポンドは太くて水の抵抗もあるので、浅いレンジまでで使う時、しっかり深いところをミドストで通す時は2~2.5ポンドを使用します。いつぞやの河口湖の3月のマスターズ初戦では2ポンドで2900g(58cm)が釣れているので、このタックルバランスは意外に弱くありません。

特殊系の釣り2(表層系など)

リグ

・i字引き(あいじびき)

・ピクピク

・虫パターン(普通の虫パターン、提灯釣り)

などなど。

逆にシチュエーションはあまり問いませんオーバーハングがある場合は提灯をしたり、周りのロケーションや季節感に合わせてリグを使い分けますね。

Revo MGXとロッド・ラインの組み合わせ

この場合、逆にロッドがHornet Stinger PLUS HSPS-69UL+ MGS(プロト)の一択になります。実は、まだ煮詰めている途中なので、最終プロトが届いてから詳しく書きますが、この釣りに特化させた”他にない”ロッドです。

リールはi字引きの場合、スーパースローに引くのでRevo MGX 2000S(ノーマルギヤ)になります。写真では懐かしのRevo NEOS2000Sも写っていますが、いずれもノーマルギヤですね。

虫パターンやピクピクの場合は2000SHや2500SHなどのハイギヤの方が良かったりします。理由は、掛けた後にすぐに取り込みたいため。また、提灯釣りなどはどうしてもラインを枝などに引っかけて使いますので、巻き取りが早くないとフッキングが決まりません。

ラインはVANISH Revolution 2.5~3ポンド。とにかく飛距離を出すことに意味があるので、i字やピクピクなど飛距離重視の場合は2.5ポンド。提灯などの場合は3ポンド。また、さらに飛距離重視の場合はトライリーンZの4ポンド、ファイヤーラインクリスタルの3ポンドも使用します。ただし、ただでさえ3種類に特化してるタックルなので、ラインがナイロンやブレイデッドだとさらに汎用性が無くなるので、基本的にはVANISH Revolutionの2.5か3ポンドが多いですね。

まとめ

長々と書きましたが、私のスピニングタックルはだいたいこのような感じで構成されています。もちろん、ガイドにお越しの際には全てをお使いいただくことが出来ます。

また、7月9日のTOP50七色戦最終日にはピュア・フィッシングブースにおりますので、さらに細かい事はそこで気軽に聞いてください。

では、七色ダムでお会いしましょう!

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