ホーネットスティンガーPLUS開発中!

こんにちは!

ここのところ多忙でなかなかブログが更新できずに申し訳ありません。

昨日はこんなところに行っていました。

今年は、ピュア・フィッシングさんのウェブサイトの方のお仕事で、TOP50について書かせてもらっていますが、そのプレ取材を兼ねて人生初の弥栄ダムへ行って来ました。

前日夜に三重を出て、そのまま浮いてその日の夕方に新幹線で帰ってくるという強硬日程でしたが、やはり初めての場所というのはとても楽しいものです。現地でお世話になりました皆様、ありがとうございました。

そして、夜中にオフィスに寄ると、新しいプロトのロッドが届いておりました。

ホーネットスティンガーPLUS 69プロト

画像上側のロッドになりますが、現在開発に関わっているスピニングロッド(1ピース)です(画像上側)

これで2本目のプロトとなりますが、1つ目のプロトの時点であらかじめ伝えておいたコンセプトが開発担当者さんの方で拾ってもらえていたので、ある程度の完成度はありました。

そして、細かいところを手直ししてこの二つ目、そして最終プロトに漕ぎ着けるまでにテストを重ねます。

このロッドですが、まだ仮の番手しかないものの、長さは今のところ6フィート9インチと既存のスピニングロッドの中ではかなり長い部類に入ると思います。

皆さんもご存じかと思いますが、紀伊半島で使われるメソッドは全国的にはかなり”ヘンタイ的”な物が多く、これもその一つをやりやすくするロッドにしています。

先日もチャプター和歌山(七川ダム)第1戦で優勝しましたが、その際にもこの初代プロトが活躍しています。

その試合ではi字引き(あいじびき)と呼ばれる釣り方で使ったのですが、これが実に良い働きをしてくれました。i字引きについてはまた、後日レポートの方で詳しく書きますが、簡単に言えば、かる~いワームを投げて何もアクションを付けずにゆ~っくり巻いてくるだけ。イメージとしては、ジャッカルさんのセイラミノーのような感じ。

また、それと同時に”ピクピク”と呼ばれる表層でのワーミングにも使えるように試行錯誤しています。つまりはムシパターンにも応用できます。

この手のメソッドは”サイトフィッシング”のような釣りになるのですが、その際に必要なのは「なるべく遠くからのアプローチ」となります。バスに気付かれないボートポジション、オカッパリであれば立ち位置から正確にバスから少し離れた場所にキャストしなければなりません。

その時にロッドに求められるのは「飛距離」と「正確性」になる訳です。その上で”ピクピク”を操作するために操作性も乗せました。当然、それと相反するところのトゥイッチなどのハードベイトの操作やダウンショットなどのボトム系のロッドを倒して使う操作には向いていません。そこを犠牲にして作っているいわゆる「ボトムを取らない系」の空中戦専用ロッドです。ちなみに、ロッドを立てて使うために先重りのするソリッドティップではなく、オールチューブラーです。パワーとしては、ULと表記するには少し強く、Lと表記するまでではないので、UL+(ULプラス)という表記になりそう。

ホーネットスティンガーPLUSですので、実売価格としてはかなりお買い求めしやすい価格になりますが、それでもテストは他のFantasistaシリーズと同じように惜しみなくテストを繰り返し、妥協せず煮詰めます。

紀伊半島のクリアウォーターに限らず、飛距離も出ますので野池でも絶対に活躍します。ボート、オカッパリから”見えるけど釣りにくいアイツ”をゼヒ狙ってみてほしいですね。

また、最終プロトで確定したスペックなどもっともっと詳しく書いていきますので、ご期待ください!

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