JBマスターズ第2戦・三瀬谷ダム

こんにちは!

さすがに今回のマスターズはとても集中したため、昨日は疲れに襲われて廃人のような1日でした。それでも、試したい釣りがあって野池に行ってはみましたが、残念ながら風と雨で釣りにならずという事で映画鑑賞して帰りましたとさ。

さて、そんなマスターズ第2戦の三瀬谷もノーフィッシュではありましたが、それでも書きますよ。

直前プラクティスまで

本番から2週ほど前の4月3日月曜日に1本、1500gほどのを釣って、8日~9日のチャプター戦をノーフィッシュで終わり、分かった事と言えば、とにかく三瀬谷のレギュラーサイズとも言えるキーパーサイズが全く釣れないという事。

まして、直前の公式プラクティスもネコリグで1200gが1本。

普通に考えてですね、湖のサイズ別の魚の構成からすると、やはり圧倒的にこんなサイズよりもレギュラーサイズの方が多いのは誰でも分かる事でして…それらが口を使わずにこんなキロアップしか釣れないという事は、簡単に言ってしまえば「難しい」ということになってしまいますね。

では、それはナゼなのか?ということですが、まずは水位が考えられるのではないかと思います。実は、3月後半まで三瀬谷ダムの水位は79m台で一定してました。が、4月に入り81m台まで増え、さらに4月6日~12日まで発電設備の工事のため放水が少なくなり82m超という超満水になりました。

JBの公式サイトNBC NEWSさんから写真をお借りしました。

初日朝の水位ですが、スロープもほぼヒタヒタの状態です。

もう一つは、水温。

3日の時点では水温は11~12℃でしたが、9日の時点ではすでに14℃ほど。そして、各クリーク内には水温が一回上がって下がったと思われる赤潮が。

直前プラクティスでもクリーク内で見たバスは皆無。

唯一の手掛かりは少ないサンプルながらも釣れてくれたバスはクリークマウス近辺だということ。さらに、釣れたのはネコリグ。3日のバスもライトキャロでボトムの釣り。それに引き換え、ミドストをはじめとした中層の釣りへの反応は皆無。とにかく中層が全く釣れない。

こんな感じで本番へ突入しました。

Day1(4月15日)

結局、上記の状況から消去法で行くとクリークマウス近辺の”何かのストラクチャー”を丁寧にボトムを這わせる釣りで行くしかない。その他としては、シャローフラットはちょっとリーダー長めのダウンショットやロングリーダーのライトキャロと巻き物、カバーは熊手状に水中に刺さった竹などに浮きごみが絡む場所をネコリグやリーダーレスダウンショットという構成になりました。

NBC NEWSより写真をお借りしました

カバーの濃さに合わせて何種類かタックルを用意したため、デッキ上にはご覧の通り合計16本ものロッドが。

スタート後、運良く下流のクリークインサイドにある石垣があるストラクチャー近辺に陣取る事が出来、そこを丁寧に探っていきますが、全く反応がありません。

そうかと思えば、クリークアウトサイドのシャローフラットではポロポロと釣れています。

ストラクチャーに見切りを付け、表のシャローフラットのショアライン側に入り込んでいくと…水没した草の上に天然記念物かと思われたキーパーサイズが…「何だ、こういうところに居るの?!」

どうやら、10cmくらいのオイカワなんかに付いてかなり回遊しているようで、すぐに見えなくなってしまいましたが、ちょっとヒントは掴んだかなと。

表に回ったタイミングで雨が降って来たので、DEX MN90SPDEX VB60Sなど巻き物を試すも反応無し。ダウンショットのスイミング(メイプルデプサー)も反応が無く、再び陽が射してきて水温も15℃を越え始めたため、カバー撃ちに切り替えましたが、初日はノーフィッシュで終了。

初日のウェイインは125中18名。思ったより多い。が、持ち込まれたバスは20本。こちらは思ったより少ない。

Day2(4月16日)

初日のリザルトから見て、カバーで釣って来たであろう人がほとんど居ないことも踏まえて、プランをもう少し絞り、ボディウォーターのショアラインで岩盤などはBerkley パワークローラーのジグヘッドワッキー(1.8g)やストレートワームのネコリグで、その他の角度の浅いバンク(ソフトボトムでも構わない)や角度の控えめな岬はライトキャロなどで移動しているバスを狙うということに。水位的に湖全体がカバーになり過ぎて絞り切れないため、逆にカバー撃ちをほぼ捨てたようなプランに。

エリア的には中流より上は初日からカットしていたため、その中でショアラインの半分水に浸かっているオーバーハングの僅かな隙間さえあれば奥の奥までスキッピングでブチ込んでいく作業の繰り返し。後は、クリーク入り口から最初の岬までを集中する。さらには、この日はピーカンでベタ凪、ほぼ止水だったため水温が16℃を越えてきた時点で各インレットやクリーク奥も周りましたが、小さいバイトが1回あったのみで終了。

2日目は127名中11名。持ち込まれたバスの数も11本。これは初日を考えると予想の範囲内。

試合のまとめ

冒頭にも書いた通り、やはりアクティブなレギュラーサイズが少なすぎた。結局のところ、何をしてもどのサイズを釣るにしても1本に出会う確率はほぼ同じだったようなので、極端な話、何か一つに腹を括ってロッド1本とかでやり切るのもアリだったんじゃなかろうか?と思います。

しかし、これまであれだけ釣れないレギュラーサイズもそのうちどこからともなくワラワラと湧いてきて釣れ釣れの三瀬谷になっちゃうんでしょう。今年の春は本当に難しかったな。

この厳しい状況下で2日間釣って来たのは優勝の田中プロと井戸プロ。搾り合いを制した偉い人たち。何たって、2日間で延べ252人が戦って、ウェイインされたバスの総数が31本ですからね。初戦の河口湖に続き「搾り出すチカラ」が問われる試合でした。それだけに初戦と同じ悔しさを今も味わっています。

次のマスターズは7月の霞ヶ浦戦。ここから行けるところまで行く!

その他

※本当は釣って台の上に立つべきなんでしょうけどね…重ね重ねNBC NEWSさんより写真をお借りしました。

三瀬谷戦ではマスターズ戦を含め、ルール委員としてルール説明を毎回させていただいております。

プリプラ時から駐車場のスペースの確保など、選手の皆さんにはご協力いただいて大変感謝しています。(今年は随分プリプラする選手が増えたなと感じました)

この三瀬谷ダムは地元大台町が観光に非常に力を入れており、バスフィッシングもコンテンツの一つとして認知されつつあります。今後も引き続き皆様のご協力をお願いいたします。

また、大台町さんをはじめ、Verde 大台ツーリズムさんなど関係各所の皆様、ご協力いただき、ありがとうございました。

おまけ

三瀬谷駅前の萬栄さんのとんてき定食、やはり絶品でした!

旨い料理はまず写真が美しいです。テキトーに撮ってもこの美しさ。四日市のトンテキとはまた違ったトンテキですけど、これは非常にイイ。肉厚にもかかわらず柔らかくて200gもあってボリュームもパーフェクト。三瀬谷の楽しみが増えました。

皆さんも三瀬谷に釣りに来た時には、ぜひ三瀬谷駅周辺に行ってみてください。旨い店が揃ってます。

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