こんにちは!
バスプロ選手権に続き2週連続で河口湖へ行って参りました。今回はジャパンスーパーバスクラシック!
今年のJB戦最後にして最高の試合です。私自身のクラシックへの出場は確か4回目だったような気がしますが…
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出場資格
前週のパスプロ選手権は各シリーズ戦の各試合の上位20%と比較的広き門でしたが、クラシックはかなり狭き門です。
TOP50シリーズ 年間上位15名
マスターズシリーズ 年間上位15名
ローカルJBシリーズ 年間上位2名(10シリーズあるので計20名)
バスプロ選手権上位2名 東西2名ずつ計4名
の54名のみで争われます。
各JBプロシリーズに出ている選手はみんなコレを目指していると言っても過言ではないでしょう。モチロン、賞金額も一番大きい試合になります。
という訳で、私はJB入鹿池で年間を獲っての出場です。ポストシーズン戦が一つでも多いというのは嬉しいものですね。
試合を左右する放流
選手権翌々日の10月29日にバスの放流がありました。場所はロイヤルワンド、さかなや、長浜、産ヶ屋崎の4ヶ所。量はそれほど多い訳では無い物の、前回の放流同様に1kgクラスの大型も含む放流となりました。試合ではもちろん、この”デカ放流バス”をいかに釣って来るかがカギとなるのですが、何せ、放流から4日も経っています。さらに、今までに無いほどの大増水で、それが放流バスにどう影響するのか??
通常であれば、放流バスは放流地点に近い場所のウィードパッチに集中してジッとしていることが多いのですが、今回はそうでも無かったようです。
総重量制
そして、試合を左右するもう一つの要素として、クラシックは前回の選手権と違い、2日間の「総重量制」であるということ。ポイント制でないので、初日から攻めれるだけ攻めちぎれます。
公式練習日
11月1日の金曜日は公式練習日。
朝から湖に浮いて、やはり放流場所のチェックから始めますが、正直全然バスの姿が無い。。。やはり、増水によって着く場所が無くかなり広く散っているようです。
周りの選手からも「釣れない」の声が聞かれました。
このような”放流バス”はお口が小さくて、身体がヘラブナのようにボテッとしてます。
結局あちこち回って釣れたのは、さかなやと産屋の2ヶ所だけ。しかも、産屋に至ってはバスがかなり小さい。とは言うものの、そこは放流クォリティで350~400gほど。
「これでリミットしても2kgがいいところか…」
いずれの放流場所も”釣れる範囲”が極めて狭く、フライト順次第では入れないことを覚悟しなければいけない。
放流地点から離れた場所もチェックしては見ましたが、残念ながら見えるバスはほとんど居らず…とりあえず、放流でリミットを揃えてからネイティブか??
DAY1
いよいよ今年最後のプロトーナメントが開幕。前週に比べると、ほんの僅かに減水しているように感じますね。
フライトは抽選なのですが、何と最後から2つ目!!持ってない…!!
放流場所へ入るのはほとんど期待できないので、大幅な戦略変更が必要です。という事で、前週の選手権にならって、ネイティブ狙いに。デッキのタックルを少々並べ替え。
最終フライトのサトジュン選手を残して、スタート。
最初に前週の選手権で釣れた白須の8mのハードボトムに入って、ダウンショットをズル引きますが、ノーバイト。すぐに、白須のお堂のカバーに移動して、ウッドカバー(河口湖の場合、ネコヤナギみたいな木)を3/8ozのジグとポーク(エコワン・マーメイド)で撃って行きます。とりあえずは落とすだけ。
すると、早くも3投目に”コンッ”という心地よいバイト!
まさに目論見通りと言った感じで、僅かな”タメ”の後に思い切りフッキング!が、、、ズルルという妙な感触とともにジグが帰って来ます。トレーラーのポークが白く剥けて、カバーからヨロヨロとデカイやつが出てきました…きっと、トレーラーだけを食ったのでしょう。
多少ショックではあるものの、カバーに対して確信が持てたため、午前中の晴れている間はカバーに集中してみようかなとなりまして、ひたすらカバーをジグで撃って行きます。タックル15本も準備したけど、1本で充分やん。
白須、八木崎~丸栄、鵜の島近辺、戸沢、と思い当たる限りのウッドカバーを撃って行きます。何度も入り直し。特に、晴れて無風になったタイミングでは丁寧に何発も入れます。
そして、白須に帰って来た昼過ぎに遂にフッキングが決まります。
しかし、、、釣れてくれたのは予想外の”放流バス”…何故にこの放流場所から離れた場所で?
恐らく前回の放流かと思われますが、とりあえず1本釣れてくれて少し気が楽になります。
その後も続けてカバーを撃ちまくりますが、結局この1本で終了。
初日786gで40位。完全に出遅れてしまった…
なお、初日は53名中46名がウェイイン。トップは佐々プロの6kg越え。いくら総重量制とは言え、2日目にこのウェイト差を縮めるのはさすがにキツイな。。。
DAY2
2日目は初日の順位順のスタート。つまりは40番目のフライト。それでも初日よりはマシか。
初日に”出涸らし”になった放流場所へ行くのか、それともネイティブかで迷いましたが、初日と方針変更することなく、ネイティブ狙いのカバー撃ち。ただし、若干の減水が気になるところではありますが。。。
そこで、初日と気分を変えるためにこの日はパワーフィネスで撃ってみることにしました。少しジグ自体をボリュームダウンして、初日の取りこぼしがあればそれを拾おうと考えました。
それが、良かったのか分かりませんが、スタート直後に入った白須のカバーで1投目から釣れます。が、、、これまたどういう訳か放流バス。400gくらい。
そして、数分後に2つ目のバイトを得ますが、すっぽ抜け。そこで、初日と同じ3/8ozのジグに変えてみた所、2本目をキャッチ。同じく400gくらいの放流バス。
「ひょっとして、このカバーに溜まっているのか?」と思い、丁寧に撃ちまくりますが、そこからは何も無し。ただし、ペース的には悪くは無い。
そこで、バラケ始めた放流場所へ移動して、バスを探してみるのですが、どうにも前日より水が悪くなっていて何も見えない…極力広く探りますが、それでも反応無し。
結局、スタート後30分のこの2本で終了となりました。
総合順位は37位。全くダメダメでしたね。
優勝の三原プロは完全ネイティブ狙いに行って2日間で9kg越え。自分の6倍です。もう屈辱とかっていうより、全く違うゲームをしていた感覚です。
「勝ち」しか意味が無い試合では、このようにもっと大胆なゲーム運びがあったのかとつくづく思わされましたよ。参りました。リスクと結果は隣り合わせ。でもリスクにビビっては何の意味も無い。上位陣との実力の差を痛感した試合でした。
悔しいので、来年また出場出来る権利を獲りたいと思います!
上位の皆さん、おめでとうございます!
タックル
二日間とも、使ったタックルはほぼこの2本。特に初日はベイトでのジグ撃ちがほとんどでした。
カバー撃ち(ベイト)
ロッド:Abu Hornet Stinger PLUS HSPC-671MH MGS
リール:Abu Revo Elite8-L(ZPI” Full Tuned)
ライン:Berkley VANISH Revolution 16lbs
ジグ:マムシジグ 3/8oz
まず、このロッドはレギュラー気味でモジャモジャしたネコヤナギのような木の中にジグを撃ち込むのに最適でした。この671はスペックの表記上はファストアクションになっていますが、実際には全然マイルドで、自分にはレギュラーっぽく感じています。さらに長すぎないのでノーシンカーのカバー撃ちやカバーネコなど、とにかく連打するような釣りでの出番が非常に多い竿の一つです。
例えば、アシなどの”縦のカバー”はファストアクションのロッドでも可能なのですが、枝などの横方向の物が空中にある場合はレギュラーアクションの方が解しながら出して来れるので絡んでのトラブルなどが少ないです。同じ硬いロッドでもちょっとした違いで快適さに違いが出ます。河口湖の「柔らかい木」のカバーにはこれが最適で、丸1日集中して撃ち続けることが出来ました。
しかし、久しぶりにジグでカバー撃ちをやりました。正直、近年の釣りではジグよりも重いリーダーレスダウンショットや、重ネコ、テキサスの方が主流だと思うのですが、これはこれで昔の初心に帰ったようでとても楽しかったです!
カバー撃ち(パワーフィネス)
ロッド:Abu Hornet Stinger PLUS HSPS-681MH MGS(プロト)
リール:Abu Revo STUDIOUS
ライン:Berkley Super FireLine CRYSTAL 1.5号 + VANISH Revolution 10lbs
ジグ:デビルジグ 4g
初日に撃ちまくったジグをちょっとフィネス化。ロッドはプロトなので市販されていませんが、この手のカバー撃ちでは非常に気に入っているので、ずっと使い続けています。まぁ正直言うとちょっと重いんですけど、今後の何かのモデルに反映出来ればいいなぁと思っております。ラインのリーダーとの結びはファイヤーノットを使用しております。
プロ戦はシーズンオフですが
池原のバスフィッシングはこれからいよいよ楽しい季節になります!
お問い合わせでよく「池原はいつが一番面白いですか?」と聞かれますが、「冬です!」といつもお答えしています。だって、11月~3月が一番面白いですから(笑)
10~20mのディープあり、見えるレンジのシャローありって、とてもエキサイトする季節の始まりです。水温も14℃切って来ると楽しくなって来ますね。
そんな11月の24日には毎年恒例の晩秋の一大イベント「カーブの店カップ」が開催されます。昨年はパートナーの角田さんのお陰で勝つことが出来ましたが、今年もぜひ連覇したいと思います。皆さんのご来場をお待ちしております!
池原ガイド空き日
11月25日、28日
12月7日、8日、9日、21日、22日、23日、28日、29日、30日、31日
お問い合わせは下記のフォームよりお願いします!